メーカーや貿易商社が簡単に卸サイトを作る方法4選

卸サイトの作り方

メーカーの消費者への直売(D2C)の流れも大きくなっていますが、「弊社は卸に特化している。」というような場合。

スーパーデリバリーのようなBtoBのプラットホームを使うのも1つ。

「いや、余計なコストはかけたくないから自社開発をする。」というのも1つ。

今回は、「自社開発したい。」企業向けのコンテンツでございます。

実は、自社開発不要!

「卸サイトを自社開発。」なんて言うと難しそうに聞こえます。

でも、中小企業の場合、自社開発するほどではないんです。

ショッピングサイトを立ち上げて会員制にすれば済む話。

クレジットカード1枚あれば、レンタルの通販サイトサービスがたくさんありますから、その中から1つチョイスして申し込めば、それオシマイです。

シンプルな話です。

「システム会社を呼んで打ち合わせをして、プログラミングでシステムを開発。」とか、そんな難しいことは一切不要です。

ただ、ひとつだけ気をつけて欲しいことがあります。

それは、通販サイトの立ち上げ、つまり、「サイト作りができる人」「ITのことを理解できて使える人」をちゃんと用意すること。

「我社はパソコンのできる者がおらん。」というような場合は、あきらめてください。

あるいは、予算があるなら外部から呼んでください。

最安値で卸サイトを作るならここ

中小企業の台所事情はどこも大変ですよね。

「できるだけ安く!」という場合は、おちゃのこネットという通販システムが良いです。

月額3300円ポッキリで卸サイトが作れます。

作り方は、ふつうにショッピングサイトを作ります。

そして、全ページ会員でないと卸価格が見えない設定に変更します。

1クリックで完了です。

ただ、商品の登録数は5000点という制限がります。それ以上になる場合は、月額11000円のプランに変更すると5万点まで登録することができます。

おちゃのこネットの会員制機能の優れたところは、会員を10ランクに分けて、それぞれ割引率を設定することができる点です。

新規ユーザーは6掛けにし優良顧客は5掛け4掛けといった設定ができるのです。

10ランクも必要ないですけどね・・・

コンサルもお願いしたい場合

社内にちょっとわかる社員はいるけど「できれば手ほどきを受けたい。」

そんな場合は、Makeshop(メイクショップ)という通販システムのサービスです。

残念ながら料金については公表されていません。

おそらく、顧客数や商品数などで料金を変えているものと思われます。

見積もり式です。

ただ、しくみは、おちゃのこネットとほぼ同じで、通常のショッピングサイトを作る要領で構築を進めていきます。

そして、会員制の設定にして仕入先がログインしたときのみ卸価格がわかるように設定します。

卸専用bcart

上記の「おちゃのこ」や「メイクショップ」は、一般的な通販サイトの開業システムです。

その機能の一部を使って卸販売をするというものです。

それに対し、bcart(ビーカート)は、最初から卸(BtoB)を専門としたシステムを提供しています。

もっとも安いプランで月額9800円(商品数500、会員50社まで)、もっとも高額なプランは月額79800円(商品数3万点、会員3万社)。

このシステムを提供しているのは、今はなき仕入れ専門誌THE BUYERでお馴染みの株式会社Dai(大出版でお馴染み!)。

The buyer
THE BUYER

読み物としても楽しい雑誌でしたが、昭和世代は一度は目にしたことがあるかもしれませんね。

ただ、同社の提供するさまざまな機能をみて、個人的には「どうしてもbcartでなきゃいけない。」という理由が見つかりませんでした。

ごめんなさい。

業種によっては、このようなBtoB専用のシステムのほうがいい場合があるかもしれません。

比較検討してみてください。

思い切って儲かる消費者直売はいかが?

メーカーや商社が小売店に卸すのではなく、直接消費者に販売することをDtoC(D2C)と言います。

卸を長年やっていると、取引先(小売店)の手前、ネット直売はなかなか難しいですよね。

でも、経営環境を考えると「背に腹は代えられない。」

そんなときは、思い切って消費者直売のためのECサイト(ショッピングサイト)を立ち上げてみてはいかがでしょうか。

取引中の小売店より安い価格でネット販売をすると、小売店からクレームの嵐が来る可能性がある場合は、もっとも高い値段(定価)で売る。

そのような選択をしている取引先メーカーもいくつかあります。

また、小売店からのクレームを避けるために別会社を作って、ちゃっかりD2Cをやっている企業もあります。

昔も今も、安さを求める消費者が多いので、メーカーから正規の値段で買うことは少ないですが意外な購入もあるものです。

それは官公庁です。

官公庁は、一般の消費者のように「高い安い」が基準ではなく「予算」ですよね。

予算をしっかり使うのが至上命令ですから普通に定価で買います。

もし、消費者直売(D2C)を始めたいと思っているなら、ショップサーブというシステムがオススメです。

私の通販サイトでも利用していますが、同社はシステム提供の他、ショッピングサイトの立ち上げからマーケティング顧客管理までのコンサルティングを得意としています。

それでも月額15000円~というお小遣いレベルの費用で済みます。

卸か直売かは悩むところですが、将来を見据えて最適な判断を下してください。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。