Tver(ティーバー)で民放テレビ見れるんですね。
今さら知ってびっくり。
もっとも、カンブリア宮殿しか見ないですけど・・・
さて、今回はダークストアでネットスーパーを運営するオニゴー(良いネーミング!)
ベンチャー企業ですね。
見ていたら、ビジネスモデルは起業成功のセオリー通りじゃないですか。
復習兼ねて、そのポイントを。
既存サービスの不満点を解消
新商品にしろ新サービスにしろ、市場で勝つためには、「既存のものの不満点を解消した商品やサービスを提供する」というのがセオリー。
オニゴーの場合は、既存ネットスパーの「配達時間の間待たないと行けない」「配送が翌日になることもある」といった不満点を見事解消。
まるでピザの宅配の如くデリバリーしてくれる。
ネットスーパーを使ったことがある人なら、「配達してくれるのはありがたいけど、もっと早く来れないかなぁ~」なんて思ったことあると思います。
その不満点を解消したサービスですから、そりゃ爆発的に売れますよね。
アライアンス
アライアンスとは「同盟」という意味。
オニゴーは自社だけではなく、地域のスーパーとも提携し、さらには、店舗内に拠点を構えて、そこでも商品を調達してお客さんにお届け。
人間ひとりでできることに限界があるように、1企業だけでやっていこうと思っても限界がある。
そこでスタートアップやベンチャーなどは、他社とアライアンスを組むことで成長していく。
そんなセオリーもあります。
ITの活用
今や当たり前ですが、ダークストアとは言え、実店舗型スーパーというアナログなビジネスでもITはフル活用。
オーダーが入ったらなら、専用のアプリがピッキングの順番を自動でサジェスト。
担当がスピーディーにピッキング。
素早くデリバリーできるミソがここにあります。
番組内で紹介はされていなかったけど、受注管理や売上管理もすべてデジタル化は当然。
参入障壁
事業起こす場合、絶対に抑えないといけないのが参入障壁。
「そのビジネス、誰でもできるよね~」なんて場合は参入障壁なし。
結果、ライバルが増えて埋もれていく。
そうではなく、「それは、流石にAmazonでも真似できねーわ。」という場合は一人勝ち。
そこを抑えるかどうか。
ただ、どうでしょう。
Amazonも生鮮品の宅配やってますが最短で2時間。
オニゴーではピッキングも配達も「人力」ですが、「ピッキングはロボット、配達はドローン」そんな時代になると、わからないですよね。
ちなみに、既存の中小のスーパーは真似できないのはシステム開発でしょう。
かかるコストは、店舗家賃どころの話じゃないですからね。
義理人情
いきなりアナログ感ですが、番組の中で「企業と取引するというより、『あの社長だから』取引している。」といったお米屋さんのコメントがありました。
いわゆる人間性。
いくら優れた起業アイデアでも、優秀なシステムを入れていても、トップの人間性に問題があるとアライアンスでふられたり、業績が行き詰まったり。
事業やるうえで目に見えない要素ではありますが、めちゃくちゃ重要なポイントではないでしょうか。
これは対外的にも重要だし、社内に対しても重要ですよね。
「社長が高級車を買うために、働いてるなんでバカらしい。やめさせてもらいます。」みたいな話もありますが、社員も社長の人間性を見てますから。
怖い怖い。
社員の前では聖人君主を演じなければ・・・