どこでメアドリストを買ったのか知りませんが、「御社のホームページをSSL化してスマホ対応にリニューアルしませんか?込み込み2万円でやります。」というダイレクトメール。
「弊社は何年も前にレスポンシブWEBデザインを取り入れ、全サイトSSL化済みです。ご苦労様です。」とはお返事しませんでしたが、ちょっと切ないダイレクトメールだなって思いました。
安売りするくらいならバイトがいい
企業のホームページのリニューアル2万円て、、、
そんな安売りするくらいならバイトしたほうが全然いいでしょう。。。
裁定でも30万はもらわないと。
それくらい工数もあるし時間もかかりますからね。しかも、それなりの品質でないと次へつながらない。
そもそも、2万円が高いのか安いのかも分からないでしょうが。
超情報の少ない企業サイトを作ったことがありますが5ページでした。トップページ、事業内容、挨拶、会社概要、問い合わせ。
しかも、コンテンツがあまりに少なく写真やイラストでスペースを何とか埋めながら無理やり5ページに分けた感じです。
このようなサイトなら作業時間は2~5時間ってところでしょうか。となると2万でも悪くないでしょう。
スマホ非対応、非SSLだらけ
非SSLでいつも思い出すのは東海地方の某メーカーさん。
スマホ対応なしSSLもなし。
リニューアルの気配もなし。
でも、今見ると2020年の最新情報は載せられていました。
でも社員は高齢者ばかりなので、おそらくホームページの存在や意味もわかってないようなレベルです。
ちなみに、ソースを見たところ、解析タグも訪問者カウンターもないので、何人見ているかさえ把握していないのでしょう。
こう言ったホームページは1997年?2000年くらい前にはたくさんありました。
企業のホームページ、いわゆるコーポレートサイトでスマホ非対応、SSLもなし。
このようなウェブサイトは、ご存知のようのにゴロゴロしてます。
制作業者にとってある見方をすればドル箱ですよね。
でも、なかなか仕事は取れない。。。DMの反応も悪い。。。
理由は、はっきりしていて、「緊急性を感じないから。」
災害が起きれば災害グッズが売れる。何も起きてなければ買わない。
これと同じで、企業ホームページは公開されているし見ることもできるし、問い合わせも受けられる。
BtoBなので「スマホで見れないから困る!」と言う消費者の声も入ることもないし、モノを売っているわけではないので、「注文が入らない。」という問題も発生しない。
そもそもホームページはパンフレット代わりの位置づけ。
なんの緊急性もないですよね。
そこへ「安くやります。」という訴求(アピール)は的外れなのがわかると思います。
リニューアルに着手していない理由が「お金がかかるから」じゃないですから。
まあ、SEOは知っていてもSSL知らない人も多いですけどね。
劇薬キャッチコピー
そんなIT化の遅れている企業相手にダイレクトメールをぶちまけるなら、もうちょっと過激なやつでいきたいですよね。
例えば、「御社のホームページが間も無くネットに〇〇されなくなる危険性があります。」
と言った感じでしょうか。
ホームページが〇〇されなくて「困る。」と思う企業は、とりあえず「えっ!?」ってなるでしょう。そして、「もう少し読んでみよう。」って。
もっと過激な言い方をするなら、「御社のホームページが◇◇される危険性を△△しました。」
軽く脅してみる的な定番のキャッチコピー・テクニックのひとつです。
名指しだとさらに効果が高まるかもしれません。
【緊*のお知らせ】ホッゲホゲ(株)様のホームページが◇◇される危険性を△△しました。
まずは、ダイレクトメールを開封して読んでもらわないといけませんから。
無差別にダイレクトメールを送れる度胸があるなら、それくらい、どぎつい見出しでもよろしいのではと思います。
副作用もあるかもしれないんで、もちろん自己責任ですが。
なかなかうまい開封テクニックでした。
ちなみに、今回のダイレクトメールですが件名は「お世話になっております。編辺です。」と言った感じです。
「ん?誰だっけ?」って思わせて開封させるところまでは成功ですが、メールの内容がダメでした。
この「お世話になっております。」は、一見ありがちですが、実際には件名に書くことはないですよね。
おそらく今回のメールを「迷惑」に振り分ける人が多数いた場合、次回からは、そのドメインからのメールは迷惑フォルダ直行になるかもしれません。
無差別ダイレクトメールなら一発で釣り上げるような、ギリギリのひやひやの、グレー的なやつで攻めないと。
って個人的には思いました。
無差別にDMを送ると、文面丸々ネット上に晒されてスパムとして吊し上げられることがありますからね。
そんなのはごめんだ。
全部は釣れない。
非SSL、スマホ非対応のコーポレートサイトだらけで、一見ドル箱状態ですが、上記に書いたような緊急性も必要性も、リニューアルに興味もない企業もあります。
そんな企業にいくら売りこんでも、風邪をひいていない人に風邪薬を売り込むのとおなじくらい大変ですからね。
イノベーター理論にもあるように、新しい技術などに、早い時期に進んで導入する企業から、スマホ全盛の今でもガラケーを徹底して使い続けるラガード(Laggards/遅滞層)も一定数いるわけですから、見極めが大事ですね。
安売りするには必ず理由を
今回のダイレクトメール、おそらく送信者は2万円ポッキリを「安いでしょ?」とアピールしたかったのでしょう。
でも、安売りするには必ず理由が必要です。ただ、「安いでしょ?」では伝わらない。
「リニューアル専門の個人(との直接契約)なので」とか「SEOに強い独自テンプレートに内容を差し替えるだけなので」とか。
それを読んだ見込み客が、頭の中で「そういう理由で安いのか!なるほど!」と即座にイメージできる表現が必須です。
ただし、安売りすると安い客しか集まらないという副作用もあることは気に留めておきたいところ。
というワケでオススメ本。