「ダウンロード販売で、購入したユーザーがPDFやデジタルコンテンツを転売して困っている。」
そんなご相談。
ダウンロード販売って楽しいですが、やはり、転売や無許可で公開されるのは避けたいところです。
転売されない方法その1
「100%転売されない。」は無理ですが、転売の抑止力として働くのが、ユーザー別にPDFにユーザー情報を埋め込む方法です。
例えば、PDFファイルのヘッダーに「mailaddress@hogera.ac.jp様専用ファイル」といった文字列を埋め込みます。
プライベートメールで申し込んだ人なら、さすがに自分のメアドをばらまくことが考えにくいですよね。
ただ、物販(商品をお届けするビジネス)じゃないので、仮名や捨てメアドなどで申し込みされてしまうと、お手上げです。
まあ、本当に悪い奴ならそこまでするかもしれません。性善説を信じたいところです。
ユーザー名をPDFに自動記録して販売できるサービス
PDFを販売するときに、自動的に、申し込みユーザーの情報をファイルに書き込んでくれる転売防止機能を無料で提供するサービスがあります。
これ↓
https://easypay.jp/商品を1分で登録して、即販売が開始できる点は斬新すぎるほどです。
ただ、問題点が・・・
支払い方法が「paypalだけ」なんですよね・・・・
世界的にはメジャーな決済サービスですが、日本ではイマイチ普及していません・・・(個人的には、海外からの支払いを簡単に受けられるので重宝していますが。)
だから、支払い方法が「paypalだけ」と言うのは、カゴ落ちじゃないですが、買わないご立派な理由になってしまいます。
ネット販売における「強制会員登録」と同じです。
たまたま通りがかった通販サイトで商品を買うのに、いちいち会員登録してパスワードなどを設定しないといけないのは、あまりにも面倒くさい。
でも、海外向けの販売ならpaypalはアリですね。
ちなみに、paypalで支払いを受けると、相手に本名が公開されちゃいます。本名の公開を気にする人は、使いづらいですね。
99%転売や無断公開を避ける方法
「高額な商品で絶対に転売や無断公開されたくない。」
そんな場合は、物販ショップと同じように、本名や住所の入力を必須にします。
そして、PDFはパスワードを入力して初めて閲覧できるようにします。
パスワードはハガキで郵送します。
よく使われるのは「簡易書留」に「転送不要」と書いて郵送する方法です。
こんな感じ↓
追跡もできるし、受け取りがない場合は返送されてくるので、本人確認の有効な手段になります。
PDFには、その人の本名や住所などを埋め込んでしまいます。「ご本人様だけの閲覧に限る」と言わなくても、暗示してしまう方法です。
これなら99%転売を避けられるでしょう。
まあ、こんなことをしてまで売れるような商品が開発できると良いですが、たいていは、転売もできないような情報じゃないでしょうか。
あるいは、アナログ的に「USBメモリでお届けします。」と物販的にやってもいいですね。
今は1個100円くらいで買えますからね。
その他のデジタルコンテンツは難しいかも
今回PDFに限って転売を防止する方法について考察してみました。
でも、その他のデジタルコンテンツ、例えば、ゲームやプログラム、コミックや音楽ファイル、アート作品などなど。
転売防止は、かなり高度な技術が必要になりそうです。
専門外なので、そこは各自リサーチしてみてください。
なお、無料通販システムのBASE株式会社はダウンロード販売に対応していますが、通販サイト老舗のショップサーブは、基本物販のみです。
個人的には、せっかく良いシステムなんだからダウンロードもやればいいのに。って思いますけどね。