問い合わせしたけど返事がないネットショップの裏事情

返事がない

「ネットショップが電話を受け付けていない。」ということはよくあります。

でも、「問い合わせを受け付けてない」ということは、ほとんどない。

ところが、問い合わせを受け付けていながら返事をしない。

返事が返ってこない。

そんなこともあるんですよね。

と言うわけで、ネットショップに問い合わせをしたけど返事が返ってこない場合のパターン3つについて。

ゴミ箱、迷惑フォルダに仕分け

おそらく一番多いパターンだと思います。

最近は、ショップメールをGmailを使っているお店も増えてきました。

Gmailの迷惑フィルターてかなり精度が高いんですが、高いゆえ、まさかお客さんからの問い合わせメールがゴミ箱に入っているなんて、想定していない。

だから、たまたま1カ月後にゴミ箱を空にしようと覗いてみたところ、「〇〇様よりお問合せ」なんて件名を発見します。

Gmailのデフォルトの迷惑フィルター以外、ショップ側で手動でフィルターを作ることがあります。

うざい楽*からのメールとか、乱発されるメルマガとかんどですね。

そういった手動で作ったフィルターに、なんらかのキーワードが引っかかって捨てられる、といったこともあります。

面倒くさい

多くの人は、「ネットショップ等ECサイトに問い合わせすると100%返事が返ってくる。」と思っていることでしょう。

ところが、冒頭のように個人でやっているネットショップなどは、運営者の正確次第で「面倒だから。」ということで無視することがあるんです。

実は、私もつい最近やっちゃいました。

制作途中で行き詰って放置していたページを見たお客さんからの質問。

価格のことやサービス内容についての問い合わせでした。

「放置していた」=「方向性が見いだせていない」=「保留案件」=「いま取り組んでいない」

つまり、「今はやる気のないページ」について聞かれたので、当然返事する気にもなれません。

「返事をしなければ・・・」という気持ちはあるんですが、身体が動かない。

これが「高額な商品が売れるか売れないか」といった問い合わせなら、集中して丁寧なお返事を書きます。

でも、保留ページは数千円の商品。

無視して申し訳ありませんでした。

でも、99%のショップ運営者は「売る」ことに集中しているので、ほぼ100%返事はしますけどね。

1%以下の面倒くさがりショップオーナーはいそうです。

いまだにケータイメアドを使っている

「***@softbank.ne.jp」や「***@docomo.ne.jp」という古風なメールアドレスを使っている場合。

「オワコン」とは、もはや誰も使わないう意味。

ケータイメアドで送信すれば、店側にメールは届きますが、お客さん側で「パソコンメールを拒否」という設定していると、すべて弾かれます。

そしてお店側には「お届けできませんでした。」というメッセージが届きます。

こればかりは、どうしようもありません。

拒否されているわけですから、お返事したくてもできないんですね。

お店が悪いわけではなく、お客さんが悪いわけでもなく、時代錯誤な使えないケータイメールなど変な仕組みを作った携帯キャリア(ソフトバンクやau、ドコモ)の責任です。

もし、いまだにケータイメールを使っている場合は、Gmailなどに切り替えましょう。

ケータイメールは終ったメールです。

ちなみに、ソフトバンクやauなんかを使っている人も、時代遅れです。(正直に言ってごめんなさい。)

今は、IIJmioなどの安い通信会社が主流になっています。

お金を大事にする人は速攻乗り換えるはずです。

スマホ料金は月額1,000円くらいが当たり前の時代です。

「返事の必要性なし」と判断

「面倒くさい。」とは若干違うんですが、「返事する価値がない。」と判断したときには無視します。

その代表が「営業メール」です。

売り込みですね。

相手も不特定多数に送っているので、返事が返ってくるとか、そんな期待はしていないでしょうけど。

個人からのメールで返事をしない場合は、極端な例も含いくつか挙げてみます。

(1)お店の名前はなんて言うんですか?
(2)商品Aは9,800円と書いていますが本当ですか?
(3)3つまとめて買いますが割引してくれますか?
(4)B店のほうが安いですが、おたくはボッタクリですか?
(5)所在地が東京の六本木になっていますが本当にあるんですか?

こんな感じですかね。

普通のショップ運営者なら「あきれる」以外の感情はないでしょう。

答えようがないし、答えたくもない。

返信を書く時間を使いたくもないほど、しょうもない質問。

ポチっとゴミ箱行きです。

ブラックリスト客に指定されている

代引きの受取拒否や乱暴なメールの内容など、お店が関わりたくない客に指定されている場合。

つまり、ブラックリスト。

当店にも数名のブラックリストさんがいますが、電話は着信拒否、メールは自動でゴミ箱に仕分け。

ブラックリストさんから連絡が来たことさえわからないようにしています。

「受注したとしても在庫なし。」としてお断り。

瞬間的に猛攻撃を受けるような場合はIPアドレスでHPさえ表示させないよう設定したこともありました。

電話にしろ、メールにしろ「うざい客」は、スタッフのストレスにしかなりませんからね。

そのうち「問い合わせ応対は全部AI」なんて時代がくると思いますが、そうなるとクレーマーやモンスター客は、ほぼ絶滅するかもしれません。

どうしても返事をもらいたい場合

どうしても返事をもらいたい場合は、上記の例を考慮すると、まずは電話ですね。

ただ、電話を受けていないネットショップも多いので、FAXで送ってみたり、別のメールアドレスで再度問い合わせてみる。

FACEBOOKやインスタなどSNSやLINE(友達募集しているお店)からメッセージを送ってみる。

ユーザーの年齢層が高いお店なら、最終配達記の郵便で送ってみる。

などなど、いろいろありそうです。

ただ、3つ目にあげた「返事不要」と判断されるような、中身のない質問、重要度のきわめて低い質問は、いくら送信しても返事はないかもしれません。

一度、自分の「問い合わせ内容の重要度はどうなのか?」を、冷静に考えてみる必要がありそうです。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。