ショップサーブを借りてネットショップを開店する。
個人的には、もはや常套手段となったネット開店手法。ネット上でお店を始めるのはワクワクするし、この上なく楽しい。初注文なんてテンション上がりまくりです。
「でも、客としてネットでモノを買う行為というのは、ネットでお店をやる場合に比べても、リアルのショッピングに比べても極端に楽しくないのはなぜだろう・・・」
そんな二郎君の疑問に答えるべく、学者のように賢はくない凡人の脳で考えてみた。
楽しくない理由を考えることで、今後のショップ運営に活かせるのではないかと思うのですがいかがでしょう。
まず、リアルとネットの比較で注目するの人間の五感。それぞれについて比べてみることで、ネットショッピングのつまらなさが説明できるのではないか。わかりませんが。
まず、五感とは、『動物やヒトが外界を感知するための多種類の感覚機能のうち、古来からの分類による5種類、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をさす。』
視覚
リアルに比べ、視覚エリアがPCやタブレット、スマホと画面によって見える範囲が極度に制限されている。
また、いくらきれいな写真でも立体的に捉えることはできない。3Dにすれば、多少はリアルに近づくけど、今のところ、そんな技術を取り入れるのは難しい。
聴覚
動画や電話があれば聴覚を使うことになるけど、これは選択した人だけ。
基本ショッピング中は無音。リアルの場合は、音を遮断する選択をしないかぎり。強制的に周りの会話や音を拾ってしまう。それもショッピングの楽しみ。
触覚
ネットでは、手やで商品を知覚することは100%不可能。
知覚はキーボードやスマホ画面をを触る指先だけ。ネットショッピングが盛んになる前は、「触れもしない商品を誰が買うんだ?」なんて言われていたこともあった。
味覚
お取り寄せスイーツだろうが、果物だろうが画面を舐めたところで味はしない。ネット残念。
画面をなめて、味を確かめる技術ができるとスゴイけどね。生きている間はむりでしょうね。
嗅覚
納豆だろうがくさやだろうが、世界一臭いとされる「シュールストレミング(スウェーデンの塩漬けのニシンの缶詰)」だろうが、画面に鼻を押し付けてもニオイなし。ネット残念。
以上、簡単に見てみると、ネットショッピングで人間が五感を通して体験していることは、視覚のごく一部だけということになりそうです。
いくら大きなモニターでも、裸眼の視野に比べるとほとんど点ですよね。そりゃ楽しくないわ。
で、それを解決する方法はあるか?と考えて見るも、「解決する必要はない」という回答を得ました。
「ネットは、リアルでないからバーチャルなわけで、バーチャルにリアルを求めるのは本末転倒である。」と。
ネットショッピングに楽しさを求めるのは間違い。ネット販売に楽しさを求めるのは正解。