年商とは?年収とは?日本一わかりやすく説明してみた!?

年商とは年収とは?わかりやすく説明してみた

友人の30代の商社営業マンでも説明できない年商と年収の違い。

気合を入れて「日本一(自称)」わかりやすく説明してみました。

ワタクシ自身も若い頃は、当然その違いなんてわかりませんでした。

でも、起業して25年、「年商とは何か?」「年収とは何か?」。

雇っている社員であれアルバイトさんやパートさんにも、「なるほど~(*´∀`*)」と言ってもらえるくらいわかりやすく説明できるようになりました。

この記事1本で、あなたの社会人力が向上すれば幸いです。

年商とはココに注目

この漢字「商」。

誰でも知っていますよね。

商売の「商」、商店の「商」。

訓読みは「あきない」です。

年間の商売の金額を年商といいます。

年間、会社(個人事業主含む)として、いくら売ったか?という話です。

1個100円の商品であり、1個10万円の商品であれ、「年間を通じていくら売れたか?」というのが年商です。

ただそれだけです。

別名「売上」とも言います。

年収とは

これはふつうに年間の収入のことです。

友人で商社で営業マンをしている小田くんの年収は約500万円です。

給料明細のトップに記入されている金額です。

もっぱら小田くんは、取引先との会食が中心ですが年収は500万円。

総支給額と言ったりします。

ただ、年収は会社が小田くんに提示した金額で、実際に小田くん個人の銀行口座Paypay銀行に振り込まれるのは400万円です。

これを手取りといいますね。

月商も簡単でしょ?

年商がわかれば月商も日商も簡単ですよね。

月商とは1ヶ月に売ったモノやサービスの合計金額。

日商とは1日に売ったモノやサービスの金額。

コンビニの場合は、日商とは言わず日販【にっぱん】ということもあるそうです。

「商」という漢字に注目すれば、意味もわかりやすいと思いますがいかがでしょうか?

年商1000万円の天国と地獄

1000万円という数字は、一般の人にとっては大金です。

だから「月商1000万円」と聞くと「スゴイ!」と思うかもしれません。

でも、思い出してください。

年商とは、単に、その年に売った金額(売上)であって、実際その人に入ってきた収入ではないのです。

年商とは帳簿上の数字にすぎないのです。

もし、「手取り1000万」という場合は、その人の、自分のメインバンク、例えば新生銀行に1000万円が振り込まれたことを意味します。

そこで、です。

年商1000万円売っているのに手取りが800万円の場合もあれば200万円の場合もあるんです。

これは、どんな商売をしているかによって大きく変わります。

地獄バージョン

地獄

地獄と言っては大変失礼なので最初に謝っておきます。

ごめんなさい。

例えば、ラーメン屋や居酒屋などの飲食店。

年商1000万円でも、店舗を持っているので家賃がしっかりかかります。

1年に1000万円が入ってきても、家賃で200万円が出ていきます。

さらに、食材の仕入れや電気ガス水道代で、いろいろ支払います。

そして、結果残るのは200万円という感じです。

天国バージョン

天国

一方、フリーランスの新田さんは、パソコン1台でブロガーとユーチューバーをやっています。

年商は1000万円。

でも、家賃もないし、水道代や電気代もありません。

カメラやマイクなどの機材代、取材のための交通費や宿泊費など、それら200万円程度で、結果残るのは800万円。

このように、同じ年商1000万円でも業態によって最終的な手取りは大きく変わります。

だから、「年商1000万円」と聞いても、その内容は多種多様なので、どういった業種なのかをよく聞くことで年商のレベルを測ることができます。

「年商1000万円」と聞いて「わーすごーい!」と驚くのは、何も知らないその辺のおねーちゃんです。

この段階で、あなたは「年商1000万円にもいろいろある。」ということをマンで頂けたと思います。

年商1億円の社長の年収

ここまで読んだら、「年商1億円の社長の年収」というのは、どういうことなのかイメージできるかと思います。

A社の年商は1億円。

つまり、1年間に1億円売っている企業です。

そこの社長(岡山田氏)は、その会社から給料をもらっています。

専門用語では役員報酬【やくいんほうしゅう】といいます。

A社は年間1億円売っていますが、それは「トータルの商い【あきない】」ということもわかりますね?

ということは、社長が1億円をもらうことは不可能というのもわかると思います。

会社自体は年商1億ですが、その中から社長の給料を出さないといけないので、当然1億以下になります。

私自身は、ネット販売の会社をやっていて年商1億の時代もありました。

その時の給料(役員報酬)は、800万円~1000万円でした。

スタッフさんにもお給料を払っていたので、自分の取り分は年商にくらべると随分と減ります。

でも、それがふつーです。

だた、この年商と年収の比率については、業界業種によってまちまちなので、一概には言えません。

年商1000万円で年収800万円の場合もあれば、年商1億で年収300万円の場合もあります。

金額の大きさに驚くのはおこちゃま。

金額の裏にはいろいろな事情が隠れているといことをわかっているのが「社会人」です。

ちなみに、社長をやっている友達がいますが、その会社の年商は13億円。

一見、この年商にはビックリしますが、社長の彼の年収は400万円です。

卸業なので年商の割に利益率が低いので社長の給料も、わりと低めなのです。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。