楽して儲けたいと思えば、ネーミング。いまひとつの商品でもネーミング次第でバカ売れ。とまでも行かないまでも、何も考えずに思いつきで付けたネーミングよりもマシ。
最近よく見かける「もみほぐし」。
なんか「良さそう」ですよね。もんでもらって、ほぐしてもらって疲れを取る。リラックス効果でストレスも解消。もんでほぐして、それが本当に健康や精神衛生上良いかどうかは不明。でも、流行ってると言うのは、言葉の選び方が重要ってことじゃないでしょうか。
株式会社ランテックの「フレッシュ便」も最高のネーミングのひとつだと思います。運送屋と言えばヤマト運輸や佐川急便があって、すでに、それぞれイメージがありますが、「フレッシュ便」と聞けば、知らない人もぱっとイメージできますよね。これ以上にないネーミング。
化学薬品や危険物の運搬を専門にしていたらびっくりですが、やはり、そこはネーミング通り、小口混載定温輸送を専門にしているそうです。定温輸送はわかりますが、小口混載がちょっとイメージしにくいですが、これは、要するに「ヤマト運輸のように1個から運んでくれる」ということです。
ただし、文字ばかりに気を取られるのも考えものです。フォントも読んだ人や見た人に、何かをイメージさせるので、それ相応のフォントを使いたいところです。
例えば、定食屋や居酒屋でよく見る看板。
こんな看板が出てると、本当に一生懸命やってると思うじゃないですか。フォントによっては、「まるで料理がおいしのではないか?」と錯覚してしまいます。そこは正直に、内容通りの看板を出して欲しいものです。