オックスフォード大学が702業種を調べて、今後10年で「消える職業」「なくなる仕事」というレポートを出したニュースは記憶に新しいと思います。
「ふぅ~ん」と思いながらも、そのリストに認定されている職種を見て確実になくなるであろうことは、想像力にとぼしくてもわかってしまいました。
今、その職種についている人、あるいは、その仕事を目指している人は、もう一度冷静になって今後のプランを立ててみてはいかがでしょうか。
ホテルの受付画係
ビジネスホテルは安いホテルからそこそこのホテルまで泊まりますが、チェックインもチェックアウトもカード一枚で終わりますからね。
先日は、出張族おなじみのAホテルに泊まりましたが、受付こそ書きましたがチェックアウトはマシンにカードを入れて終了です。
チェックアウト延長1時間無料券もありましたが、チェックアウトタイムには出ることができたんで、受付に持っていくこともなくサクッとホテルを後にしました。
ベッドメイキングをロボットがこなす日は、かなり先だとは思いますが、この労働市場は外国人が専有していますから日本人の入る余地はないですからね。
クレジットカード申込の承認・調査を行う作業員
これはちょっと違うんですが、電気料金の支払い方法を変更しました。支払うカードを変えただけです。
これまでは用紙に手書きして返送していましたよね。手書きですから、それを開封して記入されている内容をデジタル化する人材が相当数いたと思われます。
でも、今回はスマホから簡単に変更手続きが完了してしまいました。アナログ人間が残っている限り、この仕事が完全になくなることはないと思いますが、消えてなくなるのも時間の問題ですね。
簿記、会計、監査の事務員
税理士業がなくなることはないと思いますが競争は激化しますよね。それはそれで大変ですが、企業の経理担当なんて職種は確実に減っていきます。
以前は「会計ソフトを操作する」といった人も必要でしたが、今の企業会計は、freeeを筆頭とするクラウド会計に急激にシフトしています。ほとんどの会計データが自動的にウェブアプリに取り込まれるようになっています。「アナログ的な入力作業」がなくなる日も近いかもしれません。
「簿記の勉強をして資格を取って、税理士事務所に就職する」という定番の流れがありますが、資格を持っている程度で就職転職は厳しくなるかもしれまんね。経理関係に興味がある場合はクラウド会計も熟知していると生き残れるかもしれません・・
ま、そんなことを考えると成長産業のEC業界に身をおいているのは、ちょっと安心かも?