2015年の法改正で、2018年から預金者が任意で自分の銀行口座にマイナンバーを付けられるようになったとのことです。(3年後の2021年にはそれが義務化されるとか。)
そこで、「副業がばれるのでは?」ということを心配する人が多いようです。でも、今のところ大丈夫ぽい?感じです。
というのも、参考サイトによると、2015年の法改正では、マイナンバーで紐づけられた個人預金口座を(国が)利用する目的は次の3つに限られるそうです。
(1) 『金融機関が破綻した際に預金保険機構によるペイオフで預貯金を合算』
(2) 『社会保障制度での資力調査』
(3) 『国税・地方税の税務調査で預金情報を利用』
(1)・・・ペイオフは1つの金融機関で1名義1000万円まで保護される制度です。三井住友銀行に50個の口座持っていても、すべて合算されるというわけです。確かに番号が付いていれば計算しやすそうです。
(2)・・・社会保障制度とは、健康保険や年金のことです。超簡単に言うと「お金がないから払えない!」と言っても、口座残高を見て支払い能力を判断されるということでしょうか。この辺は簡単な説明は難しそうです。
(3)・・・これもいろいろあると思いますが、例えば、「祖父から振込で1000万円小遣いをもらった。」という場合。
自分の口座に1000万円振り込まれても、その情報がわかるのは、今のところ銀行だけです。大きな額が一気に入金されると、銀行から電話がかかってきたりします。
行員「課長!山奥町の根戸の口座に500万入金がありました!」
課長「確か、根戸はファミリーだったな。新車ローンをすすめなさい。」
行員「かしこまりました!」
なーんて会話が交わされてたり。
実際、何かの「ローン組みませんか?」とかだったと思います。銀行内では、当然預金者のお金の動きはだだ漏れ見放題です。これがリアルタイムに税務署と連動すると考えると、ちょっとやばいですよね~
ただ単に資金移動しただけで、いちいち原因や使途を聞かれたり、何かを疑われたりしたら、たまったもんじゃないです。ゲームをやっていると、ゴールを目指す途中でいろんな敵が邪魔をしてきますが、それと同じです。ま、被害妄想ってやつですが。
引用・参考サイト
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/090200209/?TOC=1