「本格的ネットショップが安く作れる!」と言えば、かつては「カラーミー」。
でも、今は、無料ネットショップと言えば、base。
やはり「無料」は強い。
コロナ渦の影響でbaseユーザーが激増し、同社の株価も瀑伸び。
カラーミーが無料プランリリース
今年の5月のことですが、カラーミーが無料プランをローンチしました。
「苦肉の策」的な感じがするんですが、どうなんでしょう。
新規ユーザーは減少の一途をたどり、なんとか挽回したいカラーミー。
ここは、やはり「無料押しっしょ。」ということで、 baseをライバルしたプランを出してきたのではないか?と感じました。
で、その内容が、ん~、思い切りの良さもなく、歯切れも悪い感じ。
松竹梅の「竹」押しちょんバレですね。
月額0円はよし。
商品登録無制限もよし。
しかしながら、ディスク容量200メガって・・・
実質商品登録数に制限ありってことじゃないですか。
1商品に写真4枚は、まあ良いとして、クオリティーの高い写真を載せてたら、商品数10点20点で容量オーバーじゃないですかね。
手数料の10%を気にするかどうか。
プロ目線で言うと、baseの最大のデメリットは高額な10%の手数料。
もちろん、あまり売れないお店にとっては固定費が少ないので、出店料無料はおおいにメリットになります。
しかしながら、業績が順調に伸びてきたとき、例えば月商200万、300万となったとき、手数料10%は利益率に重くのしかかってきます。
個人的感覚では。
たとえ、月商1000万、1億でも、10%の手数料は気にならない。
そのような割り切った方針なら、絶対baseで間違いないですね。
とにかく使いやすい。
まもなく臨終を迎える老人でも操作できるようなUIは国内随一でしょう。
baseを選ぶかどうかは、その手数料が許容できるか否か。
それだけ。
WooCommere
WooCommerceはサービスとして提供されているものではありません。
ブログのワードプレスにプラグインを追加して、自作構築のように無料ネットショップを作るワザ。
baseを使いこなすので精一杯というような人には100%無理なやり方ですね。
「ブログをカスタマイズしたい!」ってな目的があれば、楽しく無料ネットショップを作ることができます。
個人的には、3サイトくらいWooCommerceで運用していましたが、全部、Shopifyに切り替え(リプレイス)ました。
理由は、遅すぎる・・・
管理画面しかり、ショッピングカートで注文完了した後の、確定までの時間が我慢できなかった。
構築自体は楽しかったですよ。
でも、やはり「遅い」というのは致命的です。
今後の改善を期待したいですね。
square(スクエアー)※注目株!
タブレットレジでおなじみ、三井住友系のsquareが無料ネットショップサービスをはじめました。
2020年じゃないですかね。
1店舗を使って無料ショップアカウントを作ってみました。
なぜかメインのダッシュボードは英語。
ネットショップを編集する画面は日本語です。
英語は嫌いじゃないですが、普段、ショップサーブを始め、基本日本語でオペレーションしていますから英語があるだけでスピードが遅くなりますね・・
おそらく急ピッチで日本語化を進めているとは思いますが、「今の所」ビギナーにとっては実用レベルには達していない、という感じです。
意外に無料の盲点!?easy-myshop
知名度は低いですが、easy-myshop(イージーマイショップ)も無料プランがあります。
「オーダーメイド商品やセット商品販売に強い。」と謳う同社の無料プランは、どんな感じか。
残念ながらカラーミーの無料プランより容量は少なく100メガ。
ただ、カード決済手数料が5%ポッキリ(固定費なし)くらいなので、カラーミーの6.6%との比較になるのかもしれません。
しかし、「100メガか200メガか。」で迷う人はいるのでしょうか。
らくうるカートもあるにはあるが・・・
あと、ヤマト運輸関連の企業がやっている無料ネットショップの「らくうるカート」。
確かに無料だけど、やはりプロ目線からすると、システム的にも料金的にも時代遅れ感がありますね。
詳しくは、らくうるカートの評価とリアルな感想レポートにある程度詳しくかいています。
本当に無料に価値があるのか?
無料大好き人間なので、つい、無料モノは試してみますが、「無料には無料のワケがある。」というのがいつものオチです。
で、結局、ちゃんとネット販売をしようと思うと、多少金額はかかるけど、通販機能をすべて満たしたショップサーブにしたり、小規模な店舗なら月額3000円くらい出してShopifyにしたり、という感じです。
「無料」はたしかに魅力的だけど、ビジネスを進めていく上で「その無料に本当に価値があるかどうか?」というのは精査していきたいですね。
結局、使いたい人が「どんな商品を持っていて」「どのようなやり方で」「どれくらいの規模でやりたいか?」など、聞かないとオススメは出せないですね。