猫も杓子も副業、副業。
簡単に儲かる仕事があれば、日本国中金持ちだらけですよ。
簡単に儲からないこそビジネスはおもしろいんです。
個人的には。
今回は、ネット上で飛び交う「本当に儲かる副業」を否定する、単に主観的かつネガティブな日記です。
ミステリーショッパー(覆面調査員)
ミステリーショッパー副業って儲かるのか?という記事を書いたことがあります。
募集内容を見ると、さして儲からないということが判明しました。
マクドナルドなど世界的な企業となると、接客クオリティーを最大限高めるために覆面調査員を何万人と雇っています。
そして、実際、マックに行くと、そつのない接客やハンバーガーの出てくるスピート感は、個人店には真似できないクオリティーまで高められています。
それ以外の飲食店が、わざわざミステリーショッパーを呼ばないといけない理由は、「売上を取りたい。(集客したい。)」じゃないでしょうか。
料理や接客のクオリティーなんて従業員から聞いたりグルメサイトのレビューを見れば済む話なのに、それができないのはポンコツ飲食店でしょう。
もしくは、単に宣伝のためにミステリーショッパーを募集して、損のないよう飲食して頂くだけ。(想像な)
ミステリーショッパーとして居酒屋に行って3,000円相当の飲食代が無料になったうえ報酬3,000円とか絶対ないですよね。
それなら毎日居酒屋行くじゃん?
企業側も損をしないようちゃんと考えているんですね。
まあ、覆面調査員として損しないレベルで飲食を楽しむ分には気持ち的な「儲け」と言えるかも知れません。
テープ起こし
テープ起こしって・・
もはや存在しないメディアのカセットテープが語源になっているわけですが、テープ起こしをするには、パソコンのキーボドのブラインドタッチは必須。
しかしながら、全国レベルで見れば、そんなスキルのある人は掃いて捨てるほどいます。
さらに、ランサーズとかでテープ起こしの募集があったとしても、応募者殺到で、当選するかしないかもわからない間は指をくわえて待つしかない。
これなど競争率54倍ですよ。
当店でも、たまにランサーズを使ってバナー作成や入力作業などの仕事依頼をすることがありますが、しっかりとした実績のある人しか選びません。実績ゼロとか1件、2件とか論外です。
こういう人から選ばれていくんです。
だから、今から始めても、実績を作る前に、仕事にありつけるかどうかもわからないわけです。
難しいでしょう。
もっとも、クラウドソーシングのプラットフォームに頼らず、ユーチューバーなどで「動画のみ」の人を見つけて「ブログを代わりに書きます。」ってやり方なら、仕事になるかもしれません。(すでに、やっている人多いけど)
ポスティング
ポスティングで1日2万稼げるとかないでしょう。
せいぜい1万とかそのあたり。
1日歩き回ってその金額ならコンビニと変わんないんじゃないでしょうか。
まあ、1人で黙々とできる仕事という点では、向いている人もいると思いますけどね。
ただ、マンションの管理人に「チラシ入れるな!帰れ~~~~!」と怒られることもあるのでメンタルも必要ですね。
オンライン講師
人に教えられる経験やスキルはありますか?
いいえ→できません。
ですよね?
人に教える経験のある人なら、オンラインでレッスンなりコンサルする手段をマスターすれば、仕事になるかもしれない。
でも、その他大衆は、普通に考えて無理でしょう。
「私もオンライン講師をやってみたい。」なんて思いましたが、得意なジャンル(EC)はすでに誰かがやっていてライバルだらけ。
しかも、ECてマニアックなジャンルなんで、そもそも需要が少ない。
やったところで、「得られるものは知れている。」と考えると萎えますね。
ハンドメイド作品の販売
何か作れます?
売れるような何かを。
「作れません。」という人にとっては、ハンドメイド作品の販売なんて副業の選択肢はないですわね。
世の中で必要とされているものをハンドメイドできるなんて人もごく一部。
メルカリやミンネを見ればたくさんハンドメイド作品が出品されていますが、評価数を見ても、まあ~「儲かる」というレベルではないですね。
1月頑張ってお昼ごはんが何度か食べれるくらいでしょう。
WEBライター
文章を書くのが得意ならWEBライターという副業もありでしょう。
でも、文章を書くのが得意な人ってそんなにいる?
周りを見ても文章をかけるような人はゼロ。
インスタにつらつら自分のことを書くような人はいますが、誰も求めてないようなないようですしね。
文章を書ける前提として、普段から「読む」ということをやっていない人には不可能です。
インプットがないのにアウトプットはできない。
ただ、ネット検索がうまい人なら「不動産投資のメリット・デメリットについて3,000文字程度でまとめてください。」というお題をこなせる人もいるとは思います。
そういった、ある意味特殊な能力があれば、稼ぐことは可能でしょうね。
ランサーズを見ていても多種多様なお題がありますからね。
「幸せとは何か?」
「仏教についてわかりやすく。」
このよなお題にサクッと対応できるスキルがないと、とてもじゃないですがWEBライターは勤まらないでしょう。
写真販売
写真販売もね~、副業として注目されることもありますが、遅いでしょう。
pixtaを使って写真販売をしているような人は、すでに1万点2万点と作品を上げていますよ。
今から1万枚写真を取る時間を考えたら萎えるでしょう。
しかも、撮った写真が売れるとは限らないし。
「ぱくたそ」のように、写真の無料素材をストックして、写真販売ではなく広告収入を得るというパターンもありますが、そういったサイトも腐るほどあります。
その中で、勝てるサイトを作れるか?
相当なWEB系のITの系のスキルがないと不可能。
アフィリエイト
もはやオワコンの副業ですね。
個人的にアフィリエイトは15年以上やっていますが、年々オワコンになってきている状況を見ています。
「バカな消費者を騙して何かを買わせる文章術」があれば、それなりに稼げるとは思いますが、無理じゃないですかね。
アフィリエイトなんてやめとけ。
株式投資
株式投資は、誰かが儲かれば誰かが損するという「トレードオフ」の関係にあります。
なので「運」次第。
ギャンブルと何ら変わらないのが株式投資やFXでしょう。
運良く億り人になった人もいるようですが、仮想通貨なんかは、翌年にドサッと税金がきますし、あまりハッピーな人生になっている人は聞かないですね。
たまに、若い子(20代前半)なのにお店を開業していて、うまくやってそうなパターンがありますが、よくよく見ると、「何らかの本業でしっかり収入を得ているので副業的に。」というのも見かけます。
運試しとして株式投資はいいかもしれませんが、株式投資に人生賭けるなんてのは愚の骨頂でしょう。
デリバリー配達員
健康のためにやってみようと考えている間に、配達員は爆発的に増えてレッドオーシャンになってしまいました。
Uber Eatsなども評価制度が取り入れられていて、配達した実績やユーザーからの評価でランク付けされます。
つまり、ランクの高い人、実績の多い人ほど仕事が取りやすく、ビギナーはなかなか仕事が取れないという状況のようです。
そして、なんと言っても需要は都市圏に集中してるので、サービスが開始されているものの需要がないので仕事もない、ってことも多いですね。
都市圏でもちょっと中心地から離れた途端、そもそも使う人が減っていきます。
デリバリーの利用人口は中心地から放射状に減っていきます。
後は、デリバリーの仕事は事故のリスクが高すぎますね。
今は、保険などもあるみたいですが、事故ったら仕事ができませんからね。
配達員は日本人はもちろんのこと外国人も結構なわりあいでいますから、もはや熾烈な競争です。