「上代」という言葉を知らない頃に「上代は○○円だから」なんて聞いて「じょーだい???何それ?」と聞いたものです。
「定価とか売価とかでいんじゃねーの?」とも。にもかかわらず、各業界ではあいも変わらず、ギョーカイ用語が飛び交っております。
頻度は少ないですが、客注(きゃくちゅう)も、ある意味ギョーカイ用語です。
小売業や売り場に関わっている人の場合は、ごく当たり前の言葉ですが、業界を知らないと、わかったようなわからないような感覚になるのがこの「客注」じゃないでしょうか。
「客が注文」ということで「客注」
注文するのが客ですから、それを、なぜわざわざ「客注」と言うのか不思議に思いました。
「チューモンでいいんじゃないの?」と。
でも、これはタイトルにもあるように「取り置き」や「取り寄せ」、そして「予約」のことです。
ただし、業界によって呼び方や意味も異なる場合もあるのでご注意ください。
「注文を頂いたけど在庫がない」という場合、「客注」扱いとしてメーカーから取り寄せたり、入荷待ちの商品を予約として取り置いたりします。
通常の発注は、「特に注文が入っているわけではない。(ただ、在庫の補充)」という違いがありますね。
これば販売側の事情なので、お客さんとしてお店に行った場合は聞くことはないでしょう。
お客「同じ形のピンクのやつありますか?」
店員「申し訳ございません。ただいま、在庫を切らせております。」
お客「取り寄せてもらうことできますか?」
店員「はい。もちろんです。」
お客「いつくらいになりますか?」
店員「3年後にはお渡しできます。」
お客「じゃ3年後に来ます。」
店員「ありがとうございます。」
その後・・・「おいアルバイト君。あのオッサン客注だから発注しといて。ピンクね。全然似合ってなくてワロタわ。無理だろあの体型で・・・」
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