あっという間の1年でしたね、2019年も。
年末と言えば個人事業主の決算。今年1月から12月までの数字をまとめて2020年3月15日までに恒例行事の確定申告をします。
確定申告は、いわば自己申告の成績表です。「今年はこんな感じでした。」と税務署に申告書を出してやります。
まぁ、慣れた人にとってはなんてことないですが、個人事業主1年生や1年生未満の人にとってはちょっと難しく感じるかもしれませんね。
利益を生まない作業には頭を使わない
さて、確定申告ですが、領収書やらレシートやらをため込んでいる人も多いと思います。「3月15日までにまとめればいいや。」という感じで。
でも、あの領収書やレシートをまとめて入力する作業って、ほんと嫌ですよね。
個人的には、膨大なレシートや領収書類をランサーズ(仕事募集応募サイト)で外注していた時期もありました。封筒にごそっと放り込んで、外注さんに送ってエクセルにまとめてもらう、という仕事です。
でも、今はそれもやってません。フリー(freee)です。クラウド会計のフリー(freee)を使えば、ペーパレスがかなり進められますし、もろもろの計算も自動でやってくれます。
レシートだってスマホのカメラで撮るだけで、数字が自動で入力されるんですよ。
そもそも、確定申告の作業をいくら頑張っても本業のスキルが上がることもなく、利益も増えることもありませんから、できるだけ短時間で済ませたいものです。
節税の王道「経営セーフティー共済」
12月現在、「赤字だ~(><)」という人は別にして、「うわっ。儲かった。税金やばいかも( ゚Д゚)。」そんな人は、今からでも遅くないです。経営セーフティー共済を使ってガツンと節税しちゃいましょう。
合法的な節税のひとつ「経営セーフティー共済」。知っている人は知っているけど、知らない人は全く知らない、実に影の薄い存在ですが、その効果はホットです。
簡単に言えば、「いざというときのための保険」です。毎月最高20万円までかけられます。掛け捨てではなく貯蓄型です。今すぐ加入すれば最大20万円の経費を一気に計上することができます。
ちなみに、この経営セーフティー共済ですが、月額最高20万円。つまり年間240万円ですが、合計は800万円までです。
つまり、3年ちょっとで満額になってしまいます。だから節税効果も3年ちょっと。でも、満額時のご褒美がヤバイ。
なんと、800万掛け切った人は、その10倍の8000万まで借入ができるという、とんでもなくウマミなシステムなのです。しかも金利は激安。銀行借り入れがばかばかしくなるほどです。(800万かけて8000万借りてドロン」とかダメですよ。)
コンペに飲み会に遊びまくろう
なんと、個人事業主の接待交際費の上限はありません。
取引先の営業マンと一杯飲んだ居酒屋の代金を経費にするのは不謹慎。そんな感覚を持つかもしれません。
それをクソマジメと言います。問答無用で徴収される消費税や社会保険や介護保険など、縛りのキツイ制度がある一方、個人事業主の経費、特に接待交際費はは、ゆるゆるのぬるぬるのべろべろです。
それを活用しない手はないでしょう。今だけかもしれませんよ!
利益が出たなら、会社関係の人をさそってパーッといきましょう。EC関係の人は私を呼んでください。接待してください。ただし、見返りは期待しないで。でも、経費を使うことには多大なる貢献になります。
ちなみに、接待交際費の上限はないと言っても、「何事もほどほど」という言葉があるようにバランスが大事です。
「1億儲かった!交際費で2000万!」はありですが、今年の売り上げ1000万!接待交際費800万!」これはさすがにやりすぎです。
ご利用は計画的に。
旅行に行こう
一般の人にとって「旅行」と言えば余暇の一つでしょう。でも、個人事業主にとっての「旅行」は、まったく違うニュアンスを持ちます。
「100%の余暇ではない。これは仕事だ。」というニュアンスです。
先日、旅行に行きましたが目的は視察です。現地でいろいろな商品を見て取引交渉などをしながら数泊してきました。
夜は「仕事」仲間とお食事会で「仕事」の話に花を咲かせます。
個人事業主にとっては、日々の行動すべてが仕事に絡んでいるため、そこで発生する、ほぼすべての費用が経費として計上されていきます。
個人事業主は極楽だ、という所以です。
もちろん、たまには家族だ、友人だ、などと仕事関係なしの旅行に出かけることもありますが、その出費は100%プライベートです。正直、損した気分になるんですよね(笑)個人事業主の人ならわかると思いますが。
個人事業主は既得権益だ
今も昔も「お医者さんは儲かる。」という印象があるかと思います。ほんとお金持ってますよね~
実際、お医者さんは、勤務医も含め開業医のほとんどは、いわゆるお金持ちです。(たとえ藪でも!)
高級外車を買っただの高級マンションを買っただの、彼らにとっては何の自慢でもないですが、一般庶民にとってみれば嫉妬の対象ですね。
でも、個人事業主も負けてられません。個人事業主だから儲かるということはありませんが、一般ピーポーに比べると、比較にならないほどメリットが多い、ある意味既得権益のポジションではないでしょうか。
金銭面では、払う税金や年金保険なども、それなりにコントロールできます。お金に換算できない部分では医者よりもハイランクじゃないでしょうか。
勤務医のせんせなんか、勤務時間が決められているんですよ。当たり前ですが。決められた時間に決められた場所に行き患者を診なければいけないんです。
でも、我々、例えば、通販事業者(EC業界)は、勤務時間も勤務場所も決まっていないのは、わりとフツーですからね。
自分が読みたいことを書く
というわけで確定申告へ向けての、個人事業主諸君へのヒント。徒然なるままに、ソフトなヒントでした。
読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術なんて本もありますが、自分が読みたいことを書くと人生変わるかしら?
ガイドライン違反内容からイリーガルな内容まで。ほんとうに読みたいことはそっち系が多いので困ります。