「起業したい」なら3つのポイントを押さえたい。

「起業したい。」と言う人とわりと関わってここ数年。

彼ら彼女らに言ってあげると良いことは3つになるかな?と思ったので記録。

2つの言葉を頭に叩き込む

起業するにあたり、あるいは、アイデア段階でもいいけど、次の2つの言葉の意味は、頭に叩き込むべきではないかと思う。

それは、

  • マーケットイン
  • プロダクトアウト

この言葉の意味を知っているか知らないかで天と地の差がでるのではないかと思うほど。

マーケットイン

ぐぐればわかるので、説明するほでもないけど一応説明。

マーケットインは「需要があるので供給する」という手法。

「肌荒れに悩んでいる。」→「すべすべになる商品」を投入。

「家事が面倒くさい。」→「家事代行」を投入。

「買うほどでもない。」→「レンタル事業」を投入。

このように消費者の需要があることがわかっていて、その要望に応える形で商品を作ったり、ビジネスを作るのがマーケットイン。

失敗率が極端に低いので、起業したい。」って人は、徹底的にマーケットインのスタイルがオススメだな。

プロダクトアウト

一方、プロダクトアウトは、需要があるかないかもわからないけど、とりあえず商品を作って売り出したり、サービスを提供するスタイル。

一番わかりやすいのは、音楽なども含めた芸術系。

ミスチルがヒットしたのは、「こんな曲が聞きたい。」という要望に応じて曲を作ったわけではなく、アーティストとして「これが良い」とアウトプットした作品がヒットした、という例。

ただ、ヒットしたのはかなりレアで、一般的に、プロダクトアウトは残念な結果をたどることは歴史が証明済み。

もちろん、アーティストとして活動している場合は、マーケットインもいいけど、やはり、プロダクトアウトでどんどん攻めたほうがよろしいかと。

起業アイデアを出す方法

そもそも起業アイデアがないと、起業などできない。

じゃ、起業アイデアはどうやって出すの?

その問いに対する答えに真摯に向き合う姿勢が重要。

アイデアを出すには、そもそもインプットが前提。

入っていないものは出てこない。

コップに水を注いで、注いで、そして溢れて来るイメージ。

満タンにもなっていないに、あふれさそう(アイデアを出そう。)と思っても、それは物理的に不可能なこと。

まずは、知識を増やし見聞を広め、様々なビジネスモデルに触れインプット&インプット。

どんどんインプットしていくと、そのうち溢れ出す。

それまではインプットでしょう。

実務スキル

アイデアは出た。

じゃ、これから起業してビジネスをスタート。

そんなとき、問題になるのが実務。

集客はどうする?

広告は?

受注したときにどのように処理する?

などなど。

実務面で、いわゆるオペレーションの設計をすることになるけど、これは経験がないとかなり厳しい。

各ジャンルに特化したオペレーション設計の教科書などなく。

このスキルを身につけるには、「起業するジャンルと同じジャンルの企業に(こっそり)務めるなりして盗む。」というのが定石でしょう。

「ミシュラン星付きイタリアンのシェフがサイゼリヤにバイトに行って、オペレーションを学んだ。」

そんな実話もあるように。

業種問わず、以上のような3つのポイントだけしっかり押さえて起業準備を進めたなら、マヌケな失敗は100%避けられると思うけど。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。