起業したいけど相談したい。
起業の無料電話相談とかあればいいのに。
いやぁ~わかりますね~(^_^)
特に初めての起業だと、わからないことだらけ。
そして、不安や心配「しか」ないですからね。
誰かに頼りたくなるのは当然でしょう!
相談したくなる気持ちの原因
「起業したいけど、このビジネスアイデアは成功するのだろうか?失敗するのだろうか?」
「起業したいけど何から始めたら良いのか?」
疑問や不安、心配が次から次へと出てくると思います。
でも、相談してくなる原因は情報不足と経験不足、そして応援不足でしょう。
人間知らないことには不安を覚えますし経験したことがないことには恐怖さえおぼえます。
私自身、初めての現金問屋での仕入れは恐怖しかありませんでした。
また、誰も応援してくれないで一人ぼっちで起業するのは寂しいものです。
できれば、まわりから「応援してるぞ!」「がんばれ!」などと背中を押してくれる言葉が欲しいものです。
相談する相手1人目はこの人
起業コンサルタントをやっている人に相談すれば、お金を取られます。
お金を払ったからと行って起業が成功することはありません。
成功するかしないかは自分次第だから。
だから、相談する相手は、まず家族や友人知人です。
家族と言えど、考え方は違うわけなので、自分の起業アイデアを相談してみます。
そこで、おもしろいのは、反対されるようなビジネス・アイデアほど成功しやすいという矛盾です。
起業経験のない人の「反対」は凹む必要なく、むしろ「成功するかも?」と考えるのが定番です。
個人的にはインターネットが日本に入ってきたとき、「ネット販売を始めたい!」と周りに相談したら 「直接見て触れないようなモノを誰が買うのか。絶対やめとけ。」など、ことごとく反対されました。
反対意見もあるでしょうし賛成意見もあるでしょう。
起業したことのない人の意見は、とても貴重なので、とにかくたくさんの人に相談してみましょう。
そして、他人の意見をしっかり記録していくことです。
相談する相手2人目はこの人
起業の相談をする相手の2人目は「起業経験のある人」あるいは「起業して現役で会社を経営したり個人事業主をしている人」です。
もし、周りにいなければ、「起業したことのある人しらない?紹介してくれる?」と友人知人に聞くことです。
100%見つかります。
大きな企業の社長ともなると、どこの馬の骨ともわからない人の相談に乗ってくれることはないと思いますが、1人で起業している人なら、わりと相談に乗ってくれることもあります。
というのも、起業している人って「教えたがり」のことが多いからです。
起業に失敗した人のしくじり体験も参考になるので、できれば聞いておくと良いです。
聞くときのコツは、「この話は、この人オリジナルの話である。」という認識を持つことです。
いかにも成功体験を自慢する人もいますが、そのとおりやったからと行って成功するとは限りません。
「その人だから成功した。」話を、参考までに聞く姿勢です。
でも、経験談はとても貴重です。
相談する相手3人目はこの人
起業する場合、開業資金が必要になる業種があります。
例えば、飲食店。
初期費用300万円とか1000万円とか、そのレベルの開業資金が必要になります。
自己資金があればそれに越したことはないですが、通常は「日本政策金融公庫に借り入れの相談に行く。」とされています。
確かに、借り入れをする場合は公庫に相談に行くことになるのですが、その前に、この人に相談するほうがスムーズになる場合があります。
それは税理士です。
税理士は、本人も起業していますし、起業しているお店や会社の顧問をしています。
起業情報の宝庫と言っても良いでしょう。
そして、何より日本政策金融公庫とのコネクションを持っている場合があります。
なので税理士のコネを使って公庫に借り入れの相談に行くとスムーズにお金が借りられることがあるのです。
借り入れの裏ワザルートです。
起業間もないときに顧問税理士をつけることは考えられないと思いますが、キッカケとして税理士に相談に行くのは、個人的にはかなりオススメです。
商工会に相談する?
商工会は、簡単に言えば地域の経営者の集まりです。
「お互いの事業の発展や地域の発展のために総合的な活動を行う」という建前がありますが、実際は「社長の飲み会」的なことが多いです。
もちろん、そうでない場合もあります。
起業して社長になると、周りの友人知人と話が合わなくなります。
「新しいアルバイトの子を雇ってさ、それが大ハズレでめちゃくちゃ苦労したんだわ(><)。」
なんて友達に話しても「へぇ~会社経営って大変だねぇ~」と同情してくれるだけです。
でも、社長仲間にこの主の愚痴を言うと「わかるわぁ~。」「だよねぇ~」などと共感してくれます。
だから、寂しい社長は商工会に入るわけです。
繰り返しますが、商工会によりけりですよ。
個人的に知る範囲では、商工会に相談できればラッキーですが、「まあ、期待できないけど相談に行ってみよっか。」くらいのノリで良いのではないか?って思います。
商工会議所はアリ!
商工会と商工会議所は違うので調べてくださいね。
商工会議所は、「地域経済の発展を目的として、法律に基づいた形で運営されている地域総合経済団体 」として活動しています。
起業アイデアが地域経済の発展に寄与するものであれば、商工会議所に相談に行くのはアリだと思います。
ただ、ネットビジネスなど地域性が関係ない場合はビミョーな気もします。
ぜひ、お住まいの地域の商工会議所のホームページをチェックしてみてください。
例えば、福井商工会議所のホームページなどを見ると、「経営の悩みを相談したい」「売上を伸ばしたい」「事業やお店を始めたい」などの窓口が用意されています。
民間企業ではないので、ボラれることは100%ないので安心して相談してみてはいかがでしょうか。
また、コロナ騒ぎのおかげで、各ジャンルのスペシャリストのセミナーがオンラインで見られるようになっています。
起業するなら全部のセミナーをチェックしたいろころです。
ちなみに、商工会議所の起業相談は無料です。
使わない手はないでしょう。
相談したい人はコレがないだけ
起業相談をしたい人は自信がないんですよね。
自信があれば、誰にも相談せずに起業できますから。
「自信は経験から。」と言われるように、まず経験を積むことからスタートするのも良いのではないでしょうか。
周りの若い人たちでも「起業したい。」という人はちらほらいますが、わりと「まずやる。」タイプの人が多いですね。
もちろん、いきなり借り入れをして起業するのではなく、レンタルスペースを借りて起業のテストをしたり、ポップアップ・ストアを出して起業の練習をしたり。
そういった小さな経験を積み重ねている人は、少しずつ自信を付けて、本格的な起業へと進んでいる感じです。
起業する人は、言い換えれば、行動する人。
まずは行動することで、相談もいらなくなるかも知れませんね。
個人的な起業体験談
20代で起業しました。
振り返ると、たぶん家族には相談」というより「おれ、これ始めるから。」という感じで、賛成や反対を求めるのではなく、ただの予告みたいな感じでしたね。
「誰かに相談する」という発想があれば、しょーもない失敗もしなくて済んだのかも知れません。
ただ、誰にも相談することなく、思うがまま突き進んだのでスピード感はあったと思います。
だから、トレンドにも乗れて成功事業も作れたのだと思います。
そして、その成功体験で自信満々になって異業種に参入して数千万円の損を出してこともありました。
各方面に相談して慎重にやっていれば数千万円の借金を抱えることもなかったと思います。
まあ、結果なんとかなっているので「終わりよければすべてよし」ですけど。