2020年現在、通販システムのショップサーブを使ってネット販売をしています。そして、仕入れの一部をNETSEA(ネッシー)やスーパーデリバリーに頼っています。
さらに、ネッシーではサプライヤー(卸側)としても登録しています。
ネッシーについては、かれこれ10年以上になるかもしれません。スーパーデリバリーは、ここ2、3年です。
良い仕入れサイトは儲かる商材が見つかる
そもそも、仕入れサイトの「良い」とは何か。
自分なりの答えを考えてみました。
良い仕入れサイトとは、利益の出せる商材が仕入れられるところ。つまり、儲かる仕入れができるところ。
例えば、「定価1万円、仕入れ価格5000円(5掛け)」と書いてあっても、そもそもアマゾンで5000円で普通に売られているような商品。
こんなものは仕入れでもなんでもなく、ただの小売。そんな業者が多数いるような仕入れサイトはクソ。
そうではなく、アマゾンで1万円で売られている。このサイトを通じて仕入れると6000円。
そのような業者が多数見つかるサイトが良い仕入れサイトと言えます
もうひとつ付け加えるなら、ドロップシッピング、つまり、顧客直送に対応しているメーカーや商社がある。
家電や家具なんか、自宅に在庫するなんて不可能ですからね。オフィスを構えていてもせいぜい2、3点くらいしか置けない。
だから、メーカーから直送してくれるのがありがたい。
そんな声をちぇんとくんで、直送でも販売しやすいよう仕組みを整えてくれている業者がたくさんある仕入れサイトは良いと言えます。
ネッシーの印象
ネッシーの仕入れ会員は誰でもなれます。
ん?
誰でも仕入れ会員になれるってことは、「仕入れの意味なくね?」
そうなんです。
まともな仕入れができる業者が、全体的に少ないイメージなのがネッシーです。
例に出したように、「卸価格5000円!」と謳っていて、アマゾンや楽天で5000円で売られている。
たしかに、「メーカーが定価1万円を5000円で卸します。」と言えば、それは卸価格なのは事実。
でも、そんな価格で仕入れても利益出せるわけもなく。
そういったゴミのような業者が多く見られますが、全部というわけではない。
当店もサプライヤーで一部商品を開放していますが、バイヤーを選んでちゃんと利益のでる卸価格でやっています。
取引先の1社は、誰でも彼でも、ガチの卸価格で販売してる場合もあります。
一般消費者として、その企業を見つけたらネットの普通の価格ではなく、本当の卸価格で買えちゃますね。
なんで、そんなことになっているかというと、このご時世メーカーもキツい・・・
「もう誰でもいいから買って!」状態。
ま、既存の卸先の小売店の販売力が弱くなってきているので、仕方ないっちゃ仕方ないですが。
あと、商材については、あまり見かけないようなニッチなモノが多いですね。家と言って世の中で売れていないワケではない。
でも、「ダイソンの掃除機を仕入れたい!」と思っても、そういったメジャーな、商品力のある商品やブランド力のある商品は、なかなかないです。
スーパーデリバリーの印象
こんな言い方すると怒られるかもしれませんが、ネッシーがファーストフード店の集合体でスーパーデリバリーはファミレスや普通のレストランが多いイメージ。
そんな印象です。
そして、スーパーデリバリーの中には、高級レストランも見かけることがある。
つまり、「まじ?これが仕入れるの?おいしい~」と思えるようなメーカーや商社に出会うこともあります。
でも、全体的にはファミレスとちょっと良いレストランが集まっている感じです。
ただ、わりと「ガチ仕入れ」ができるメーカーが多いのもスーパーデリバリーの特徴と言えます。
ガチ仕入れとは、例えば、1点だけだと仕入れ価格は7000円(アマゾン価格と同じ)だけど、12点まとめて仕入れると1点あたり5000円。
このように仕入れのロット数に応じて掛け率を変えているメーカーが多いです。
ただ、その場合、ドロップシッピングは無理ですね。
自社や自宅に配送してもらって在庫として持たないといけない。
私などは、「在庫を持つのが当たり前」で通販を長年やっているので、「ドロップシッピング絶対」などとは思っていません。
大型商品は直送でないと困りますが、宅配便の80サイズは100サイズ程度のものなら、広くはないですが、そこそこ在庫することもできます。
結論
結局のところ、ネッシーもSDも何千社、何万社という企業が参加しています。
全部の企業をチェックするなんて不可能です。
だから、結局のところ、「どちらか一方」と決めず、両方会員になって、自分が売りたい商材を探す。」に付きます。
ただ、掘り出し物が多いSDは、誰でも会員になれるわけではなく、審査があります。
まだ開店もしていないネットショップは門前払いです。
実店舗がある場合は、9割以上の確率で審査に通っている印象です。
最後に、仕入れ価格も大事なんですが、もっと大事なのは「売り方」ですね。
価格で訴求する方法しか知らない場合は、「安売り」という手段しかとれません。
それ以外にも販売方法はたくさんありますからね。
料理がうまくなるかどうかは料理人の腕にかかっているように、売れるか売れないかは商品ではなく、販売者の腕にかかっていると言えます。