本日のキーワードは「税務調査で狙われる個人事業主」
確定申告の時期じゃないんですが、税金関係のyoutubeを見ていて、ちょっとまとめてみようと思いました。
個人事業主としてやっていたときに、そうとは知らずに脱税していたことがあります。
簿記を知らなかったんですよね。
「仕入れが経費になる」なんて思ってましたから(^^;)→仕入れは経費にならない。
ま、余談はその程度で、見ていきましょう。
脱税多い業種10選
国税庁の発表では、脱税が多い業種が10個選ばれております。
ただ、この数字、「20事務年度」とか書いているので10年以上前の情報なのでしょうか。
平成20年とかなので、10年前ならネットショップやEC関係もがっぽがっぽ儲けている事業者が多いですから、それでもランキングに入っていないのは、脱税業種としては見られていないのでしょう。
ソープランドやラブホテル、パチンコなどは客としてつかうことはあっても、「経営者と知り合い。」なんてことがありませんから、「そうなんだ。」くらいにしか思わないですね。
ランキング外でも油断できない!狙われる個人事業主
元国税調査官によると、上記のような脱税が横行する業界以外でも狙われる場合があると言います。
その狙われるポイントは4つ。
(1)売上が急に増えた。
(2)経費が急に増えた。
(3)高級車や家を買った。
(4)年間売上1000満未満をキープ
だそうです。
つまり、「売上が急に増えた。」というのは比較する年度がないといけないので、「1年目に税務調査が来る。」のは考えにくいですね。
令和元年の売り上げは「2000万だったのに、令和2年に7000万円になった。」こんな場合でしょう。
そして、意外と知られていないのが「高級車や家を買ったらその情報が税務署に行っちゃう。」ということ。
まじ!?って思いますよね。
本当らしいです。
ただ、高級車と言っても、ホンダの軽N-BOXなどに載っている人から見ると300万円の「ルノーも高級車だ。」なんて言えるかもしれませんが、1台1000万円以上するような場合に限られるようです。
なお、1000万円という情報は、税務署が言っているわけではありません。あくまで憶測ですよ。
ネットショップに税務調査は入らない?
青汁王子が脱税で逮捕された事件は記憶にあたらしいですが、通販でも逮捕者が出た例ですね。
ただ、金額見てください。
法人税「1億4000万円と消費税約4000万円」を脱税した容疑です。
1億4000万円は、納めるべき税金で「売り上げ」じゃないですよ。
法人税は資本金なども関係してちょっと複雑な計算になりますが、とりあえず23%としておきましょう。
売上から経費などを引いた残りの利益に対して23%を納めなけばいけないところ0円にしてしまったワケです。
ということは逆算してみると6億5千万円の利益を抜いていたということになります。
青汁の利益率はわかりませんが80%くらいと勝手に想像すると、売り上げは8億以上ってことになります。
いや~若いのに一発当てましたね~
でも、若さゆえタイーホになったわけですが。
いずれにせよ、脱税で目を付けられるのは、「売上5000万以上から」なんて言われるように、我々のような零細ネットショップに税務調査が入ることは永遠にないでしょう。
たぶん。
FXや株やビットコイン
たまにニュースに出ますが、「主婦がFXで何億と儲けたのがバレて税金を課せられた。」みたいな。
法律では、キャピタルゲインの課税は20%です。
株式売買で儲けた額の20%が税金なんです。
でも、仮想通貨は株式売買などのキャピタルゲインの税金の計算とは違うんですよね。
おそらく主婦も税金のことすら知らないのかもしれません。
儲けた金全部使ってたら、翌年は税金のために地獄を見ることになります。
それを考えると、儲ける場合は税金の知識って重要ですよね。
プロ野球選手も、年俸が出て喜んで使いまくった翌年に「所得税や住民税の請求が来てびっくり。」みたいなニュースもありました。
思わず儲かってしまったら、速攻税金の勉強をしないといけないですね。
飲食関係は常に狙われている
話は戻りますが、飲食関係は常に狙われていますね。
飲食関係の知り合いは何人かいるので、実際の話をよく聞きます。
「おしぼりの納入数から売上を予測して、実際と乖離があるかチェックする。」とかも実際にやっていたらしいです。
大阪のたこやき店が脱税で摘発されたのも、税務調査官が客に紛れて調査したとか。
万引きGメン的で、仕事としておもしろそうですね。
飲食関係は脱税横行業種に常に入っているので、「狙う」というより、「脱税が当たり前」として、ルーチーンでチェックしている印象です。
税務署員の新人研修で、無作為に人気個人店なんかに派遣することもあるようです。
ある日突然「税務署です。帳簿と銀行の通帳見せてください。」という感じで、若い署員がやってきたそうです。
知人は真面目なので不正など一切していなかったので、何もなく終わりましたが「黒いやり方」の店主なら、税務署員のカモになったことでしょう。