所得税や消費税なと「税」と名のつく出費に関しては敏感なのに、健康保険の出費に無頓着な人も多いようです。
相談を受けたというか、愚痴られたというか、「健康保険が高くて支払いがキツイ。」と。
健康保険とは、簡単に言えば、病院に行くときの70%オフの特典付きの会員カードですね。
「病院なんか10年以上前にインフルエンザで行ったっきり無縁。」
そんな状況なのに毎月16000円程度を支払っていると言います。
もちろん、皆保険の建前はみんなで協力して」なので、健康な人も支払うのが義務っちゃ~義務です。
でも、税金と同じで、「納めた保険料が正しく使われているか?」というと、どうやら違うらしい・・・
ということに気づく人も増えてきていますよね。
役立ってる感のない出費は浪費でしかない。
結論。これで保険料は激安にできる
ネット検索をすると「国民健康保険料を安くする方法」として、いろいろな手法が紹介されています。
でも、その方法のほとんどは、たしかに安くなるかもしれないけど、劇的ではなさそうです。
中には、「保険料の安い地域に引っ越しする」なんてギャグのようなアドバイスもあります。
「保険料のために引っ越しできるか!」ですよね(^^)
本当に安くできる方法はないのか?
ありますよ。
それは、「事業を始める。」
会社を設立したり個人事業主を始めたり。
からくり
会社を設立すると保険料が安くなる?
個人事業主を始めると保険料が安くなる?
サラリーマンやパートの人にとっては、意味がわからないと思います。
もちろん、会社を設立しただけでは保険料は安くなりません。
そもそも、健康保険料は収入によって決まります。
だから、年収が高ければ高いほど高くなる。
パートさんなら年収を下げることで保険料は安くすることができます。
でも、そんな事すると生活ができなくなる。
会社からもらっている給料を「数字だけ変更してほしい。(保険料を下げたいので)」なんて言ったって無理ですよね。
ところが会社を設立する、あるいは、個人事業主を始めることで、収入の柱が増えることになります。
「パート収入」+「事業収入」
このような状態になったときは「自分で確定申告」をすることができる。
「自分で確定申告」=「申告する収入を自分でコントロールできる」です。
つまり、健康保険料のもとになる収入を自分で決められるようになる。
これがからくり。
パート収入は、シフトに入る時間を増やしたり減らしたりすることでしか収入コントロールができません。
ところが、「事業」の場合は、多種多様な収入をコントロールするための方法があります。
さいたま市、年収300万円の例
例えば、埼玉県さいたま市在住39歳独り身。
年収300万円(税込み)だと健康保険料は年間185,901円。
月額計算15500円くらい。
月収25万円で15000円の出費はでかい。
ネット回線や電気代ガス代のように、支払った相応のサービスを受けられるわけでもない。
あえて病気になれば話は別ですが健康な状態だとだたの浪費。
できればカットしたい。
そこで個人事業主として副業を始める。
確定申告をする。
その結果、年収が100万円になった。
でも、これは確定申告上の数字の話です。
つまり、保険料のための基準の数字を下げただけ。
実質的な生活レベルは維持したままです。
じゃ、年収100万円だと保険料はどうなるか?
埼玉県さいたま市の場合。
年間約38000円、月額換算約3200円。
これくらいなら、月収や年収に対して「払っても良いわ。」と言える金額じゃないでしょうか。
年収増えて保険料下がる
パートの経験しかない人が事業を始めるとか、「考えられない。」なんて思うかもしれません。
でも、実際は、サラリーマンをしながら副業で事業をやっていたり、学生で事業をやってる人もいます。
とくにサリーマンなど副業がバレると困るので口外しない人が大半です。
だから、あなたのよく知っている人も、実は、副業で個人事業主をやっているかもしれませんよ。
個人事業主の場合は紙切れ1枚を提出するだけで個人事業主になれるし確定申告もできる。
そんな裏ワザ、いや、表ワザがあるにも関わらず、それを知ってもやろうとせず、ひたすら浪費する人は本当のバカと言わざるを得ない。
「学校の成績が悪いのがバカ」なのは学生時代限定。
社会人になって、「難しそうだから」とか「面倒くさい」などと言い訳をして、浪費の現状に甘んじる人がほんとうのバカではないかと思います。
ちょっと知って、ちょっと行動するだけで、すごい金額を動かせるわけですから。
こっち側(事業やってる側)から見ると、戦うことを諦めたSLAVE。
会社設立、あるいは、個人事業主を開業して、ゆとりある人生にプラン変更してみてはいかがでしょう。
この方法だと、「保険料は最低限に、でも、実質年収は増える」というこの不公平な世の中を実感することができそうですよ。
グレーなやり方
ワーキングホリデーなど海外に長期渡航する場合は、健康保険はもちろんのこと、年金や住民税も免除になります。
その制度を悪用して、「海外行ってきま~す。」ということにして、健康保険料、年金、住民税を免れるという手法。
実際に海外に渡航して日本を不在にするならホワイトですが、「行ったことにして・・・」というパターンもあるらしいです。
ワーホリ経験や海外の長期滞在の経験がないのでわかりませんが、3年くらい前に知り合った人が言ってました。
今、その制度を悪用して国民健康保険料を免れる手法が可能かどうかは知りません。
税金も法律もそうですが、抜け穴だらけですからね。
法律の穴があるならヌキたいですね。