ある経営者に対して、匿名で質問があった。
「スタッフに自発的に動いてもらえるようメッセージを送るのですが、なかなか動いてくれません。」
それに回答した某経営者。
回答「『やってほしいこと』だけを連絡しても、自発的にはやらないと思う。」
その通り!
だよね!
経営わかってる人ならではの回答。
「やってほしいこと」を連絡して、従業員がその通りやってくれたら苦労はないさ。
経営者の言う通りロボットのごとく従業員が動いてくれたら企業は成長しまくり。
appleでもマイクロソフトでも買収できてしまう。
でも、そこが経営の難しいところ。
従業員は、基本、自分で考えて自発的に動かない。
言われたことは最低限こなすだけ。
そもそも、従業員は何のために働いているか?
「給料をもらうために来ているだけ。」
それが基本。
自分の頭で考えて自発的に動くような人材は、経験的には1~3%程度。
97~99%の人は受け身。
じゃ、自発的に動いてもらうためには何をすれば良いか。
「日常的に思いやりのある言葉をかけたり、人間関係を構築したうえで伝える必要がある。」
と回答。
ほんと、それ。
その通り!!!
人は感情で動くので、例えば、嫌いな上司に何か言われても「言う事を聞かない。(反抗する)」のが当たり前。
コミュニケーションの基本は「嫌われないこと。」というのは、マネジメンの基礎中の基礎というか、日常生活の基本。
嫌われたらオワリ。
なので、最低限、嫌われない人間関係をつくったうえ、こちら(上司等)が、「これをやってほしい。」と言ったときに、「聞き入れてくれる」関係性の構築。
「それをどうやって作ればよいの?」と、わからない人は、たぶん、経験値の問題だと思う。
「どうやったら良いの?」という時点で経験不足。
似たような話かもしれないけど、以前、「引っ越ししたいんだけど、車出して手伝ってくれない?」と知人女性からLINEメッセージが入ったことがある。
「はあ???なんでオレがオマエの引っ越しを手伝わなあかんねん。」ということがあった。
秒でお断り。
嫌いな人ではないけど、プライベートの引っ越しを手伝うレベルの「関係性」ではない。(年に数回仕事の話をするために合う程度)
でも、彼女は、そこを勘違いしていたのだと思う。(「この人なら手伝ってくれるだろう。」と。)
今は、以前より、仲良くなっているので、「引っ越し手伝って。」と言われたら「喜んで!」と言える関係。
ただし、「飯ぐらいおごれよ。」
そんな関係。
ザイオンス効果を上手に使いましょう。
とにかく対話を増やすことだと思う。
社内の人間関係がうまく言っていない場合の理由の99%は対話不足。
「言わなくてもわかってるはず」
いやいや!
言わないとわからないよ!
もう、その大失敗何回やらかしたことか…orz….
ちなみに、なんで対話が大事かというと、「他人の考えは自分とは全然違う」ということを確認するため。
例えば、「オフィスは毎日出社時に掃除機かけてください。」と社長が言う。
でも、従業員はやらない。
なぜなら、彼女の「家庭の掃除機タイミング」は1ヶ月に1回だから。
社長直々の指示でも、彼女は「毎日する必要ないんじゃね?」と勝手に判断。
家庭のマイルールを会社に持ち込むやつ。
人は、これだから面倒くさいよね。
そんなマイルールを持った彼女に動いてもらうためには、やっぱり対話。
「なんで毎日掃除機なのか?」ということを理解してもらう前提から。
めんどくさ。
「従業員雇うとかやめたほうがいい。」
雑な結論。