IT弱者をカモるのはIT系商売の常套手段

かもる常套手段
常套手段

「スノーボードを始めたい。ボードは何を買えば良いのか?」

ネット検索したところ、スノボ専門店の初心者向けボードにヒットして、読んでみると、「初心者は6万円から。」という商品が、お店もすすめるし良さそうだから買ってみた。それを持って友人とスノボに行った。「6万円!?初心者だろう?初心者なら3万円でも高いくらいだよ。」と言われて、初めて「やられた・・・」と思う。

架空の話です。
(スノボのことは無知です)

「ネット販売を始めたいけどどうすれば良いの?」

と考えていた中小企業に、ある営業マンがやってきて、「このシステムで簡単に通販ができますよ。」とすすめる。ネット業界に無知な社長は、言葉巧みな営業マンにのせられて契約してしまった。年額200万円。

中身はというと、ある開業サーバーのシステムの再販でした。そちらを直で借りると年額12万円ほど。180万円以上のぼったくりでした。

ま、ただ、「ぼったくり」とは書きましたが何の違法性もないんですよね。言ってしまえば、騙されるほうが悪いという見方もできるやつです。騙される人がいるかぎり騙す人がいる?そんな感じです。

いろんな業界で同じようなことはあります。ただ、有名店や有名企業がこーいうことをやってしまうと、ツイッターやFACEBOOKで大炎上してしまう危険性をはらんでいます。逆に、弱小店が多少アコギなことをやっても、Twitterやフェイスブックに書かれたところで、さほど影響はありません。

ちょっと前はPCデポの事件は良い例だと思います。

「高額請求」で大炎上、PCデポは氷山の一角だ
http://toyokeizai.net/articles/-/132414

IT弱者(ITやIT機器、ネット事情に疏い【うとい】人々)をカモる手法は、知らない人はいないあの超有名企業もやっています。それを心良く思わない人で、「某社はキライだ」という人はいても、ネット上で炎上することがないのは某社の戦略のうまさでしょう。

テレビCMなどで、前持って「そんな悪いことをする会社ではない。」「良い会社。」というイメージ広告という予防接種を打っているからです。イメージ広告に洗脳されてカモにされていることすら気づいていない人がいるのは、さすが一流企業の一流のマーケティングですね。

PCデポは、個人的には使ったことはありませんが業界では有名企業です。そんな企業が、イメージ広告を打てる大企業と同じ阿漕なことをした場合、平均的なユーザーの逆鱗に触れる危険性は高い、と感じたニュースでした。

ちなみに、今日のニュースで、DeNAのキュレーションサイトに関する問題が話題になっていました。

簡単に言えば、東証一部上場企業が「他のサイトの記事をパクってサイトを作ることを推奨していた!?」ということらしいです。ただ、違法性はないけど、倫理的に問題のあるやり方をしていた、というのが炎上の原因だったとか。

記事をパクられたことがある人はわかると思いますが、パクッた側は、それをまるで自分が書いたかのように演出していますから笑えます。見ているほうが恥ずかしくなるやつですね。そういう神経がわかりません。

ネットショップでも写真データから説明文、スペック情報の書き方まで、まるまるコピーしているようなお店もありました。あまりにひどかったの警告を出したらやめてくれましたが、やれやれです。2chの創設者が「リテラシーの低い人はネットを使うな。」と言っていましたが、それも一理ありますね。




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ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。