今後儲かるビジネスや稼げる仕事を見つけるための基本思考法

今後儲かる職業を予測したい

1990年代、日本にインターネットが入ってきたとき、「今後、インターネットビジネスが来る!」と予測した人たち。

有名なところでは、楽天創業者の三木谷氏やライブドア元社長のホリエモン。また、メディアには殆ど出ませんが、GMOの熊谷氏なども知っている人がいるかも知れません。

でも、実際は、無名だけど、「ネットビジネスが来る!」とわかって個人で起業して大企業になっているケースもたくさんあります。

知らないだけですが、90年代に先見の明があった人は確実に当てているわけです。

なぜ、そんな予測ができるのでしょうか考えてみましょう。

スマホ

iPhoneが上陸したとき、まだ国民の大半がガラケーを使っていた時代に、「スマホの時代が来る!」とわかった人もたくさんいました。

私自身は当時、「そんなわけねーだろう。」と否定派だったのですが、スマホの普及に関しては先見の明がなかったと言えます。

だから、スマホで一儲けはできませんでしたが(TT)

スマホ普及を予測した人は、スマホを実際に使った人です。

こちらは、新しいガラケーへの乗り換えを考えている段階で、スマホなどは触ったこともなかったのです。

でも、使った人には、おそらく、ビビっと来る何かがあったのでしょう。

いかに業界の事実を押さえているか

医療業界に携わっているわけでもないのに、医療業界の将来は予測できません。

ネットやメディアに流れている情報は二次情報です。つまり、鮮度が落ちた刺し身のようなものです。

各業界の現場にいると、最新の情報が入ってきます。

とれとれぴっちぴっち一次情報です。

そういった情報を多方面に渡ってインプットすることで、その業界の将来を、ある程度の精度で予測することができるようになります。

嫌な予測が的中

手前味噌で申し訳ないのですが、15年以上前に、今のEC業界の状況を予測していた男がいました。

私です(爆)

どのような予測かと言うと、当時、寝る暇もないくらい売れに売れまくっていたネット販売店。

「この状態は長くは続かない。花火のフィナーレのように、すぅ~っと消えてしまうだろう。」

このように予測したのです。

15年経ってそのとおりになりました(号泣)

月商1000万や2000万が当たり前だったのが、今や店舗(複数店舗運営)によっては「月商4万円」など、風前の灯火、ジリ貧です。

波に乗って売れまくっていたときは、業界ではカリスマのように崇めらたのが、今や空気のような存在になってしまいました(^^;)

ま、半分ジョークなノリですけど、悪い予感は大当たりしてしまったのです。

バカでもできる予測

実は、この予測は、バカでもできます。

というのも、ビジネスの現場では、日々新商品が現れ、新興企業が現れ、常に変動しています。

人間の皮膚が古いものから新しい皮膚に生まれ変わるように、経済界も新陳代謝のようなサイクルがあるのです。

だから、爆発的に売れているモノであっても、必ずエンディングが来るのです。

もちろん、ごくごく少数の例外はあります。

でも、8割くらいの商品には製品寿命があります。

耐久性という意味ではなく、世の中の変化によって寿命が尽きてということです。

ガラケーも消え失せました。ネット販売への以降で、バーゲンシーズンに紙袋を持った女性も消えました。たまごっちしかり、ルービックキューブしかり。

「幸せは長くは続かなかった。」なんて、ドラマなどでよく聞きますが、「それ」です。

今後を予測するには論理思考

予測するための基本は、なんと言っても論理思考です。

「風が吹けば桶屋が儲かる。」という言葉にあるように、論理的に考えることで将来をある程度の制度で予測することができるようになります。

桶屋の例で見てみましょう。

1.風が吹く
2.土ボコリで盲人が増える
3.盲人は三味線作りが職業
4.三味線職人が増えると猫の皮の需要が増える
5.猫が減るとネズミが増える
6.ネズミが桶を今まで以上にかじる
7.桶需要が増える

もちろん、これは事実ではなく比喩でしょう。

近年では、「バタフライ効果」という言葉は、「風が吹けば桶屋が儲かる」というのと同じことですね。

新型コロナでも的中

マスクが店頭から消え去り、転売が横行し、逮捕者まで出るという茶番があったコロナブーム。

マスクが騒がれるはるか前に、「マスクがなくなる。」と予測した知り合いの主婦がいました。

彼女は、「感染症が流行るかも。」という情報から瞬時に「マスクが不足する」と予測して、騒がれる前に必要な数だけ買い込みました。

転売等はしていません。自分や家族が必要な数だけ買ったのでした。

もちろん、転売ヤーで儲けた人たちもいました。

彼らは、普段から「転売」「儲かる」そんなキーワードを頭の中に常に思い浮かべていて、入ってくる情報に対して感度を高くし、タイミング見計らってアクションに移ったのです。

予測に必要なのはこの3つ

以上から、今後を予測する上で大事なのは、少なくとも以下の3つは必要になりそうです。

1.できるだけ多くの一次情報と事実確認
2.特定のキーワードで常に情報をキャッチするくせ
3.論理的に考える習慣

「今後3年でこういうことが起きる、こういう変化が起きるでしょう。」

その根拠は?

と聞かれたときに、相手が納得するような説明ができれば、その予測の的中率は悪くないでしょう(^^)

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。