この時期、4月からの人材採用を検討しているお店さんも多いかもしれませんね。
例えば、こんな話。
ネット通販専門の当社に、アルバイト応募でやってきた25歳のA君。
「ネットショップ作れるの?」と聞くとA君は「はい!作れます!」と言う。
「じゃ。」ということで、即採用。
ところが、詳しく聞くと「A君は、以前に1度だけ、無料ネットショップを使ってお店をやっていた経験があるだけ。」ということが判明。
採用側は「作れる」=「HTMLやCSSなど一通りのスキルをマスターしている」と早合点。
結果、使えないA君にはクビ。ただ、A君の答えにウソはなく、採用側が過大評価してしまったかいかぶり失敗例です。(つうはん話はフェイクです。実際は、そんな質問だけでは採用しませんけどね。)
共同経営で失敗
共同経営(ビジネスパートナー)で失敗。
相手と話が盛り上がって、「じゃ一緒にやろうじゃないか!」と意気投合(そのときは)。
数回の打ち合わせもスムーズに進み、企画が数回実行され始めたたあたりから、どうも雲行きが怪しくなる。
相手さん、打ち合わせで「できる」と言っていたことが全然できない・・・ワロタ状態。
当初は本人も「できる」と思ったらしいけど、そもそも経験がなく、実際プロジェクトが始まると、どうすればよいかわからない模様・・・右往左往。見ていてこっちが情けない・・・
結局、2か月ほどでクビ。
ビジネスパートナー選びは、間違っても、自分より思考レベルが低い人や経験やスキルの低い人を選んではいけない、ということを痛感した出来事でした。人格も大事ですね。
自分より思考レベルが低い人を「使う側」として選ぶ場合はアリです。でも、共同経営者やパートナーとしてはレベルがずれると、現実でも必ずズレが生じ、遅かれ早かれ破綻します。
先生と仕事して失敗
センセイと言われる業種の人とのお仕事でも勘違いすることがあります。
そこそこの大学を出て、それなりの系の資格をもって数年営業している場合、つい「ちゃんと仕事ができる人」と安心してしまいます。
「会計士の資格をもっているから大丈夫。」って思います。
でも、フタを開けると仕事が全然できない人・・・会計の知識はあるけどコミュニケーション力が貧弱。。。なんてことだ・・・
幸い、顧問契約までは至らなかったので傷は浅くて済んだというお話もあります。
公認会計士の資格を持っているということと、「仕事ができる」とか「人格が優れている」とは何の関係もないですよね。
そのご立派な資格につられて、まるで他のポイントも優れているかのうように思い込んでしまうわけですね。典型的なハロー効果です。
ランサーズで地雷
「ものはためしよう。」と思って、ランサーズ(Lancers:仕事募集応募サイト)
でライティングの仕事を取って地雷を踏んでしまったケース。発注主(クライアント)は明らかに素人(たぶんサラリーマン)。期限通り納品したにもかかわらず、納期後1ヶ月近くに渡ってケチを付けて修正を依頼してくる。
なんと言っても、そのレスポンスの悪さは絶望的です。メールは2週間に1回とか・・・
お勤めの時間が忙しいのかもしれませんが、これでは仕事とは言えないですね。
本来は「修正は2回まで」とか書くのが当たり前ですが、このクライアント君にはビジネスの常識がなかったようです。
素人相手にBtoBの感覚では失敗する確率が高いです。ま、クラウドソーシングのプラットフォームではあるあるですが。
トラベロコで失敗
海外で販売されているある商品を入手する必要があったのですが、あいにく、通販もなし。困った・・・
トラベロコで現地買い付けを依頼してみました。
「〇〇と言うお店に行って、□□を1カートン買って日本に送ってください。」
めちゃくちゃ簡単なことじゃないですか。でも、依頼した相手が悪かった・・・
若い・・・学生さん?
既読スルー。
おそらく、その一文ではどうやったら良いのかわからなかったのでしょう。おそらく、お返事の方法もわからない。
その後、ベテランの在住者に依頼すると、ちゃんと見積も出て、「じゃ、お願いします。」と。
トラベロコに登録している海外の日本人は、基本素人です。しかも、9割以上が学生とか主婦とかの副業です。
ビジネスのビもわかっていない場合あります。それを、こちら側「わかってるもの」と思ってメールしてしまったのが間違いでした。
言い方悪いですが「素人さん」には素人さんが動けるような指示的な内容を、しっかり作りこんで依頼すべきだったと反省しております。
失敗はすべて自分の実力
「あいつと仕事をして大損をこいた。」と言うと、まるで相手が悪いかのように思えます。つい、相手の責任にしたがりますよね。
そう思って済ませたい・・・
でも、実際ババを引いたのは自分自身。
ババが見抜けなかったのが、そもそも実力不足ってことですよね。世の中、人間もピンキリですから、ビジネスパートナー選びもスキルアップしなければいけませんね。