家電を買のは量販店かカカクコムなどを使ったネットショッピング。
そんな家電の買い方が定着しつつあるご時世ですが、コスモスベリーズの登場で、その辺の事情にちょっと変化が出てくるのかも?と思いました。
コスモスベリーズは、ヤマダ電機が100%出資するボランタリー・チェーンです。
簡単に言えば、フランチャイズ(FC)に似てるシステムだけど、FCのデメリットや嫌な点をほとんカットしてしまったシステムです。
例えば、FCオーナーになろうと思えば、初期投資が数百万から数千万円、そして加盟金やロイヤリティーは当たり前です。
契約上の縛りもたくさんあります。例えば、「価格は勝手に変えてはいけない。」など。
でも、コスモスベリーズは、加盟金10万円、月額会費1万円。ロイヤリティーは0円、保証金は30万円~(脱退後へんきんたいしょう)です。
結果、年間コストわずか22万円(税別)で、家電量販店並の仕入れができることになります。
ソニー、パナソニック、シャープ、東芝、日立、三菱など、家電のトップブランドが仕入れられるわけです。
さらに、仕入れノルマや販売ノルマ、その他の縛りもなし。
店舗も倉庫も不要です。修理とか保証、配達とかもヤマダ電機のインフラを使えるわけです。(仕入れた在庫を置くスペースは必要)
ですから、とりあえず客を見つけて販売することだけに集中できます。
あまりにもハードルが低くて「怪しい。」と思うかもしれませんね。
同社の前身は、1971年に創業した豊栄電機(名古屋)で、その後、家電事業を切り離してヤマダ電機と共同でコスモスベリーズを立ち上げて、現在はヤマダ出資100%になったという感じです。
同社のミッションのひとつに『「小売における「公平な競争環境」を提供』というのがあるように、「自社の利益を最大にするのがミッション」という一般的な企業とは、かなり違うと思います。
リアルでビジネスチャンスあるんじゃないですか?
(ネット販売は難しいと思いますけどね。せどりとかも。)
今のところ、コスモスベリーズに加盟するのは、街の電気店やガソリンスタンド、電気工事店や工務店が多いようです。
業種の縛りもないので、駄菓子屋でも、クリーニング屋でも、弁当屋でも何でもありです。
例えば、普通に考えると、近くに家電量販店のない地方の高齢者なんかは良いターゲットになるんじゃないでしょうか。
「地方の高齢者が価格コムで値段を調べて安い店で買う。」なんてのは、今のところ、ありえないですからね。ま、すでにやっている企業はあると思いますが。