過去の人気記事をリニューアルしました。
コロナ渦で、ただでさえ伸びている業界のネット通販が、さらにブレークしたのはご存知のこと。
「当店もバク伸びぃ~\(^o^)/」と言いたいところですが、、、
当店の場合は、じゃっかんコロナ消費からはずれていたようで、爆発的な売上にはなりませんでした。
結果右の人。ちょびっと増えたくらい。
が、しかしです、ネット通販業も22年を超えました(1998年創業)。
EC業20年以上の経営者として、ネットショップ開業(EC開業)のメリット・デメリットについて考えてみたんですが、逆立ちしてもデメリットはないんです。
それについて、考えながら記録しておきます。
これらはデメリットか?
実は、過去に書いた記事では次の5つのことをデメリットとして上げました。
- 競争が激しく変化も早い
- 必死にならない・なれない
- 世間的に認知度の低いビジネス
- 社会との断絶を感じることがある
- 体力や視力の低下や腰痛のリスク
自分で見返してもツッコミどころ満載で、全然デメリットでも何でもない。
自分自身であげたデメリットについて反論してみたいと思います。
競争が激しく変化も早い
競争が激しいのは激しくない業界と比較しての話。
どんな業界でも競争が激しいこともあればゆるいこともある。
そんなものは資本主義社会では当たり前のことで、デメリットでも何でもなく普通に存在するリスク。
道路を歩けば車にヒットするリスクもあるし、アマゾン川で泳げばピラニアに食われるリスクもある。
その普通のリスクをデメリットだと考えるなら、参入しなければ失敗はないから、そっちを選びましょう。
変化が激しいのも事実。
たしかに、利権にしゃぶりつき、ビジネス活動をすることなく、ぼーっとしてるだけで、じゃぶじゃぶお金が入ってくることに慣れている人には、ビジネス環境が変化するのは、デメリットというより不都合でしょうね。
誰しも楽したいですから、面倒なことはメリットと感じるかもしれないですね。
必死にらない・ならない
ネットショップ開業は、中小企業の本格的な参入を除けば、お金がかかりませんから、だれでも始められます。
お金がかからないということは、積極的に取り組まなくても困らないし損をしない。
だから、必死にならないし、なれない。
というのをデメリットであげていました。
ん~どうでしょう。
がんばる人はがんばるし、一生懸命売らなくても困らないから頑張らない人はがんばらない。
人によりけりです。
世間的に知名度の低いビジネス
まわりでネットショップやってるって人、増えてきたとは思いますが、「営業やってます。」に比べると少ないと思います。
かといって、知名度が低いから何か不都合なこと、つまりデメリットがあるか?というと、どこを探しても見つからない。
知名度の低い職業ではありますが、それには何のデメリットもない。
以上!
社会との断絶を感じることがある
これは、デメリットでも何でもなく完全に個人の体験談ですね(笑)
ネットショップはオフィスなどなしで開業できます。
しかも、1人である程度の規模まではいけます。
私の場合は1人で年商1億くらいまでは行きましたが、かなりしんどくなってきたので、やはりスタッフを雇うことになりました。
ただ、1人でやっているときは職場はパソコン前。
朝から晩まで画面とお付き合いです。
人とのお付き合いが激減して、たまに人とあうと「これって対人恐怖症?」と思うことが増えてきました。
今でこそ、人とリアルで合うことの重要性を認識していますが、当時はひたすら引きこもり、画面を見ながらキーボードとマウス操作。
適度に人間活動をすれば、何のデメリットにもならないですね。
体力や視力の低下や腰痛のリスク
人間動かなければ、そりゃ体力も低下しますよ。
それを予防するよう、体力維持や疲れた目を癒やすケアを普段からしていれば、何の不都合もない。
怠けるから、ブクブク太り腰痛にもなるわけです。(どっちも経験。3日ベッド生活・・・)
視力に関してもケアしていれば、そんなに悪くなることもありません。
体力の低下など、どんなオフィスワークにも共通する「気をつけましょう。」程度の話です。
ネットショップを始めてはいけない理由にはなりませんね。
バカみたいな記事をかいたもんです。
メリット
さて次はメリットについて。
ほんと、「なんでみんなやらないの!?(怒)」というくらいメリットしかないネットショップ開業。
もちろん、「簡単に始められてすぐに収入が得られるよ!」みたいな、甘い話ではないです。
もっと深い話です。
成長産業に乗っかるのはキホン
金銭的に余裕をもちたければ成長産業に参入するのはキホンのキホンです。
タピオカ屋が流行ったとき、雨後の筍のようにタピオカ屋が増えましたよね。
ノってる業界にノっかるのが楽に儲けるための鉄則です。
そういう意味でEC業界は、これまでも、これからも伸びて行く業界ですから選び方としては正解と言えます。
逆に、新聞や雑誌、音楽業界などは市場規模が縮小している斜陽業界(落ち目の業界)です。
「私は一流の新聞記者になるんだ!」
「オレはロックバンドで一発当てる!」
とか。
夢を持つのは良いことですが、副業にしろ本業にしろ転職にしろ、逆流の業界に入れば、少なくとも楽はできないですよね。
私も、カネもコネも実力ないただのフリーターでしたが、「EC業界を選んだ。」というその運だけで楽に儲けさせていただきました。
今は、かなり売上は下がっていますが・・・
やはり開業資金が限りなく0円
ネットショップそのものは0円で開店できるのはご存知の通りです。
base(ベイス)やヤフーショッピングは、この2021年も無料ですからね。
仕入れして在庫したくなけりゃ、ドロップシッピングが顧客に直送してくれるメーカーだけと取引すればいいわけですし。
「新商品を開発してECサイトで販売する。」という場合でなければ、今でも、ほとんど開業資金はかかりません。
もちろん、企業が「ネット通販をメイン事業のひとつにしたい。」というような場合は、コストをかけてITに強い人材を連れてきたり、コンサルに手伝ってもらったり、ある程度のコストはかかります。
でも、個人事業や副業レベルならただ同然で始められます。
アイデア次第でいくらにでもバケます。
金がかからないのは確実なメリットです。
自由なワークスタイル
体力的にも楽ですし場所も選ばない。
働く時間も休む時間も自由自在。
残業という考えそのものが存在しない。
面倒な人間関係も一切なし。
1人でネットショップを運営していたなら、このような超絶に自由なワークライフが実現可能です。
ただ、スタッフを雇ってしまうと、そこには責任が発生してしまうので完全な自由にはなりませんが。
ま、それでも、運営はスタッフにまかせて自分の時間は100%自由にすることは可能です。
一国一城の主はそういうものなので、おおいにメリットと言えるでしょう。
生活コストの大幅削減
自分でビジネスを始めることで、いままでかかっていた生活コストが減り、自由になるお金が増えます。
具体的には、税金や保険の額が自分でコントロールできるようになる。
また、いろいろな仕入先をもつことで、小売価格ではなく卸価格で買えるようになる。
食費や電気代を節約していたのがバカらしくなるくらい、生活コストをごっそり節約できます。
逆に食費なんかは、たっぷり使えるようになりますね。
もちろん、プライベートのモノを卸価格で買うのは税務上はアウトですが、そんな細かいことをツッコまれることはありません。(税務署さんに見られると怒られますが・・・)
実際、よく知る社長は年収1000万円くらいですが、税金や年金、保険料は、雇っているアルバイトの子(年収200万円くらい)より少ないですから。
まぁ、「不公平な世の中!」と言ってしまえばそれまでですが、世の中の仕組みを知ることで上手に自分の経済環境を進めて行きやすいのが、ネットショップに限らず、「自分のビジネスを持つ」ということでしょう。
間違いなくメリット!
望むだけの収入が得られる可能性
時給や月給で働くと限界は決まっています。
ある程度の金額以上増える可能性はゼロ。
でも、自分のビジネスを持てば年収などは理屈上、青天井(制限なし)です。
実力や運、スキルにもよりますが、望むだけの収入を得られる可能性はあります。
そういったことを実現しているのが有名どころでは楽天の社長だったりソフトバンクの社長だったり。
無名でもたくさんいますよ。
制限がないってのは、ゼロやマイナスになるリスクもありますが、夢もあるので、「お勤めのライフスタイルには死んでもに戻れない。」って周りの社長も言います。
そもそもの前提をお忘れなく
先日、31歳の女性の起業相談がありました。
彼女はダンスのインストラクターとして独立する予定で人生プランを進めています。
でも、もし、彼女が「ネットショップが儲かるらしいの、そっちで起業したいです。」とか言ったら止めますよね。
「得意で好きなジャンルですか?」って聞きますね。
つまり、企業は別にして、EC業界に参入する前に「ECに興味がある」「ECが好きだ。」ってのは絶対条件です。
よく「パソコンとかIT系が苦手だ。」って人が「ネットショップを始めたい。」って相談があるんです。
気持ちはわかりますが、「やめておきましょう。100%続きませんから。」と答えます。
ネットを通じてビジネスをすることに興味がある人、ネットを通じたコミュニケーションが好きな人。
そんな人にEC、ネットショップ開業はメリットしかないのでオススメしたいですね。
もちろん、結果は運や実力、努力次第ですが。
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