モノを販売する物販ながら、一般の人の目に触れることのないネットショップ。実業なのか虚業なのかよくわからない微妙なポジションですが、実は、あるサイトを見ると、その内容を垣間見ることができます。
そのサイト、とは「サイトキャッチャー」
いろいろなウェブサイトの売買ができる「マッチングサイト」というジャンルのサイトです。
例えば、個人事業で始めたネットショップですが、「諸事情で運営することができなくなった。」そこで、閉店する選択もありますが、「売却」するという選択もあるわけです。
具体的には、「マニアックな下着ショップを運営していたが、急に旦那様の長期の海外転勤が決まり、ショップを運営するのは難しくなった。」というようなケースです。
例えば、今見た「ランジェリーショップ」などは、月間の維持費用は3400円ほどで、売上げは35万~85万円です。サイト運営業務内容と時間は、「新入荷商品の掲載 20時間」とかです。
繰り返しますが、月額3500円ほどで、月に20時間働くだけで35~85万円の売上げなんです。利益(手取り)は、おそらく10~30万円はあると思います。そんなサイトが200万円で販売されているわけです。
ま、売却価格の話は置いておいて、「月20時間で10万~30万円のお給料。」
これが多くのネットショップの実情です。もちろん、違う場合もあります。300時間働いて5万円ということもあるでしょう。でも、ネット販売は、基本的に効率が非常に良いのは事実です。
ネット販売をやる醍醐味はここにあります。1000万円儲かるとか1億円儲かるとか、そういう話ではないんですね。「アルバイトやパートで、汗水たらして丸一日働いて、ヘトヘトになってやっと稼げるような金額が1分くらいで稼げてしまう。」そんなことは、別に騒ぐようなことでもない、そんな業界です。