「委託販売可能で、販売価格5000円以上。粗利50%以上の商材を探しています。」と言った感じの書き込みを見ました。言い換えると、「在庫は持つけどノーリスク(仕入れ代金不要)で、1点売れると2500円以上の現金が私に落ちる商材を教えてくれ。」というこになります。
ん~自分の経験してきた業界で、そんな事をいう人がいたらwものですが、世の中には知らない業界や知らない商品がたくさんありますから、もしかすると、そんな夢のようなオイシイ商材があるかもしれません。
以前、委託販売していたころの商材(輸入品)は上代15000円の商品を9800円で販売。仕入れは6掛けでした。つまり9800円の商品を販売した場合5880円が仕入れ価格になる計算です。
商品在庫を社内に置いて、毎月月末にエクセルで販売済み商品の品番や売価を載せたリストを作成して仕入先にFAX送信。取引先はそのリストを元に請求書を作成して、こちらにFAX。その仕入れ代金を翌月末に振り込むといった流れです。
幸いなことに、めちゃくちゃ売れる商品でしたので、回転も早く、毎週のようにメーカーから委託の商品が送られてきました。メーカー側も、そのようなペースで売れるとは思っていなかったのでしょう、喜んでどんどん商品を紹介してくれました。
ただ、この商材はネットで探したのではなく、かなり遠方のメーカーまで何度か足を運んで交渉しました。販売実績のない人間に、よくもまあこんなに売れる商品を紹介してくれたものだ、と今は思いますが、実は、仕入れ時の交渉が効いてます。ある意味コツです。
それは、はったり。はったりとは、実力以上のことを言うこと。販売したこともない商品を「売りますよ。」とさらっと断言。一応、「売れるだろう」という予測はありましたが、どれくらい売れるかは、始めてみないとワカラナイ。もし、売れなかったら、「穴があったら入りたい」という状況に陥るし信用も失墜。
フィクションによくある「幸せは長くは続かなかった・・・」。そんなオイシイ商材も、売れすぎから派生する諸問題により販売中止へと至りました。そして、委託販売の売り上げ金は、次の仕入れ代(別メーカー)にまわり、売れない商材を買い取り、大量の不良在庫を抱えるというストーリー展開を見せるのでした。業績山あり谷あり。
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