一行でわかるインボイス制度(個人事業主)

ネット通販(Shopify)などの事業を行っていますが、今年に入ってインボイス制度登録しました。

もともと消費税はずっと払ってきているんで、この制度ができたからと言ってカンケーないんです。

さて、法人とは別で個人事業主もやっているんでインボイス制度を、できるだけわかりやすく説明したいと思います。

なんか、他のサイトは説明が難しくないですかね・・・

サルでもわかるように一行で。

インボイス制度は、一般消費者は関係ないですよ。

事業をやっている人や企業に関係ある話です。

インボイス制度を一行で説明すると次の通り。

インボイス制度は相手から消費税を正々堂々と取れる。

ということです。

これ以上簡単な説明ないと思うのは私だけでしょうか。

逆の表現をしてみましょう。

これまでは消費税をこっそり取っていたやつがいた。

「こっそり」というのがポイントです。

どういうことかというと、「相手から預かった消費税を払う予定がないのに不当に取っていた。」ということです。

消費税とは

消費税とは「税」と名がついているように国に納める税金です。

だから、コンビニはコーヒーを販売して110円をもらったら、そのうち10円は国に収めて100円がコンビニの取り分になります。(簡単に説明すると)

また、フリーランスなど個人事業主が仕事を請け負って、先方に11万円(税込み)で請求した場合、その1万円は、本来は国に納める必要があります。

でも、個人事業主の多くは免税業者(消費税納めなくてよい)。

消費税を収めなくてもいいのに取っていた。」というのが「こっそり」なんですね。

今までは、それでも不問とされていましたが、そろそろ「ダメなんじゃね?」ということになったんです。

あの野郎ムカつくぜ

消費税の支払義務がないのに消費税を請求されて「ムカ」っとしたことが2回ありました。

駆け出しの司法書士やウェブデザイナー。

何かの仕事を依頼してその料金は、いずれも10万円。

しかし、請求書には消費税1万円が加算されていました。

「おいおい、あんた免税業者なのに、なんで10万円の約束の仕事に1万円プラスして勝手に値上げしてんだよ。」と心の中で思ったものです。

ま、それが当たり前でしたから、納得はいかなかったですが支払ったのを覚えています。

とは言うものの、自分も個人事業主としても登録しているので、こっそり同じことをやりますが!(爆)

要するに、インボイス制度で、免税事業者の場合、相手から消費税は取れなくなるということです。

これまでが「10%バブル」だっただけの話

10万円の仕事を請け負って税込み11万円で請求して1万円多く儲けちゃっていたのが、できなくなるわけです。

ある意味、免税事業者の「10%バブルが終焉を迎える」ということ。

個人的には、フリーランス的な個人事業主じゃないんで、どこかに税込みで請求書を出すことは、ほとんどなかったです。

でも、ザ・フリーランス100%のような個人事業主は消費税10%バブルが終われば、単純に売り上げが10%減るということになります。

だから、これまで税込みで余分に(「益税」と言う)もらっていた人で、それを頼りに食っていた人は、そもそもの価格や料金を、税込みレベルにしないとしんどくなるわけですね。

今まで :110,000円(税込)
これから:110,000円(税なし)

これで通れば、インボイス制度は一切関係なくなります。

ただ、先方から「それって値上げだよね?」なんて言われるとキツい。

ということが騒ぎの中心となっているわけです。

個人事業主はオイシイ

10年以上も前から、「個人事業主はオイシイぜ。今のうちにはじめておかないと、だんだん旨味なくなるぜ。」みたいなことを書いてきました。

残念ながら、益税のことは盲点で一切触れていなかったのですが、まだまだオイシさ満点の個人事業主。

なぜオイシイかは、簡単にいうと、生活コストが安くなるってことですね。

具体的には、経費をバンバン上げることで所得税を減らし、そしてそれが住民税を減らすことになる。

ひいては、年金や健康保険料まで安くしてしまえるわけです。

豊かな生活とは、収入を増やすことも大事ですが、出費を抑えるのも肝心ですね。

人間食べないといきていけないので「食費」は避けられませんが、税金や保険料などは払わなくてもいきて行けますからね。

特に今の若い人は、「年金?そんな先のことなんてわかんねーわ。今が楽しけりゃそれでいいんだよ!(だから年金なんて払わねー)。」という人も増えてますからね。

個人事業主よりオイシイ最強の生き方

実は個人事業主よりオイシイ最強のライフスタイルってあるんです。

それは、無申告。

それに加えて生活保護。

ちゃっかり稼ぐけど、「それはなかったこと。」にして、生活保護を受けてしまうというやつ。

個人的にもそこを目指したいところですが、条件を見ていると今のところ不可能でした。

具体的には、「生活保護を受けるためには財産をもっていてはいけない。」という条件があります。

不動産とか自動車とかなら財産扱いされても、まあわかりますよ。

でも、パソコンとか洗濯機なんかも財産扱いにされるような話が出てました。

パソコンがないとちょっと厳しい。

でも、それも「所有していないこと」にすれば、「役所くらい簡単に騙せるでしょう(笑)。」なんて、思っちゃいますけどね。

ちなみに、稼いでいるけど無申告は、究極まで生活コストを抑えることができますが、「バレたときにごっそりいかれる。」というリスクをはらんでいます。

面倒が嫌なら申告派。

リスクを気にしないビクビクしないと余裕なら無申告派。

いずれも、自己責任でご選択を。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。