売上アップの施策は、数えきれないほどあります。
ただ、どの施策がお店に合っているかは、選択時の問題でもあり、やってみないとわからないという問題もあり。
ネット販売の場合、確実に売り上げが上がるおぜん立てはサイトの改善。
改善だけで、目に見えて売り上げが上がらない場合でも、滞在率や熟読率などの数字が改善されます。
数字の改善は長期的には売り上げアップにつながります。
ヒートマップ
ページ内の「どこがよく読まれているか。」「どこがよくクリックされているか。」
ヒートマップツールを使うことで、直感的に把握することができます。
そして、なんといっても、意外な事実が次々の明るみになるのがヒートマップじゃないでしょうか。
下記の画像は「どこがクリックされているか。」を示すヒートマップです。
当店でも、ヒートマップ分析の導入はわりと最近ですが、もう、想定外のデータだらけで、びっくり( ゚Д゚)しまくりです。
あるページのある箇所が、なぜかめちゃくちゃクリックされているんです。
でも、そこは、リンクでもなんでもない。
テキストだったり、ただの画像だったり。
にもかかわらず、ユーザーは「リンク箇所」だと思ってクリックしていた。」と言うことが判明したことがありました。
ユーザー流れに身を任す設計へ
ユーザーはリンクと思っているけど、お店はそのつもりはない。
つまり、誤クリック。
このミスマッチは、ユーザーの離脱を促すようなものです。
いけませんな。
と言うことで、本来リンクではないけどクリックが多発する誤クリックエリアにリンクを作り、その先に新たにコンテンツを作ることで、ユーザーの滞在率を上げる改善を行いました。
まあ、これだけで売り上げがボカンと上がれば苦労しませんけどね。
でも、このような改善を積み重ねることで中長期的にCV(コンバージョン)を上げていくことができます。
SEOで順位が上がる
ヒートマップを分析すると、ページ中ほどの色が濃い。
つまり、中ほどがよく読まれている。
逆を言うと、上のほうは読まれていない。
読まれない(ユーザーの興味をそそらない)コンテンツが上のほうにあるってことは、その時点で離脱するユーザーもいるってことです。
そこで、ページ中ほどの熟読エリアを上部に持ってくる施策を行ったところ、熟読率や滞在率が上がったのはもちろん、検索順位が20位から9位にアップ。
そんなうれしい誤算事例もあるようです。
無料で使えるヒートマップ
今回利用させてもらったのは、 https://mieru-ca.com/ です。
無料プランでは1URLだけしか登録できないので、一番改善したいページを登録すると良いですね。
ミニマムプラン9800円/月で20URLです。
有料プランでも1年限定とか、期間を決めてトコトン改善に努めて、「 改善しきってしまったら解約」てのもアリですね。
こちらは、ありがたく月間30万PVまで無料です。
これはブログの1記事ですが熟読エリア視覚的によくわかりますね。
ブログには目次がついているんで、GAのイベントトラッキングを使えば、どの項目が読まれているかわかります。
でも、数字なんですよね。
ヒートマップだとよくわかって良いです。
ショップサーブ店舗に取り入れてみたところ
ショップサーブ にも取り入れています。
が、しかし、解析するには<head>内にタグを設置しないといけないんです。
「HTMLのカスタマイズ」→「HEADタグの追記」で、PC用のHEAD内に貼り付けると「smartyの文法にエラーがあります。」とよくわからないエラーで貼り付けができません(><)
スマホサイトは大丈夫です。
まあ、最近PCユーザーは減ってるからスマホの解析だけで十分ですけどね。