「個人事業をやってるのだがゲームをけっこう買う。これを何とか経費にできないものか。もし、できるなら相当な節税になる。誰か教えてくれ。」
ゲームだろうがマンガだろうが「経費になる!」と言うよりは、「経費になりうる」、「経費にできる」と言ったほうが良いですね。
そもそも、経費とは、事業を行う上で避けて通れない出費のこと。その商いをやっているための費用。その支出があってこその売上という場合です。
パーフェクトな経費だぜ
例えば、美容室。
ゲームやマンガを、店内でお客様が時間をつぶすためのサービスとして提供していたらなら立派な経費です。
ユーチューバーとしてゲーム実況動画を挙げている。収益もある。
そんな場合は、ゲーム代は、正真正銘経費の中の経費です。
ただ、ゲームバーが以前問題になったことがありました。
ゲームができるバーということでお客を集めていたんですね。
ゲームは、実は、映画や音楽と同じく「著作物」です。
だから、無許可で放映するのは違法になっちゃいます。
だから、ゲームバーは摘発されたわけです。
無理やりは厳しいぞ
でも、例えば、雑貨を販売するネットショップ運営者がゲームを買って、「それは経費です。と。
雑貨販売とゲームの関連性は何?
しっかり根拠を示せれば問題ありませんが、事業と直接関連していることを証明しなければ厳しい、つまり、それはプライベートな出費。
そして経費としてあげることはできない。
ポイントは事業に直接関連するか
どんな経費でも共通するのは、「その経費はビジネスのためなのか?」ということです。
ゲームが商売の手段、ツールになっているか?という点を気にしましょう。
それがあってこその売り上げなのかどうか。
また、関連していたらいくらでも経費になるかというと、それは微妙で、月商10万しかないのにゲーム代が20万。
というと、「それは本当に10万円の売上のために20万も出費したのか?」と言う疑問が生じるわけですね。
なので、経費として算入できる割合は考えましょう。
目安は7割!
一般的に、ですが、個人事業主などの経費の割合は7割くらいです。
私自身も個人事業主をやっていますが、例えば、年商1000万円の場合、けいひは700万円くらいかかります。
これは年度によって前後しますが、だいたい7割前後になります。
一応、まじめに確定申告はしています。
20年近くになると思いますが、だいたい毎回同じ感じです。
でも、ある年だけ、「経費が2000万円かかった。」なんて確定申告を出してしまうと、目をつけられてしまう可能性があります。
要するに、不自然な割合、不自然な操作があると、目に留まりやすいってことです。
おもしろキーワードから
実は、今回の記事は、かつて使っていたアクセス解析システムから取得したキーワードが元になっています。
個人法人含め20年以上ビジネスをやっていますが、アドバイスするなら、繰り返しになりますが、
「どんな出費も経費になりうるし、なりえる。」です。
いかにビジネスにこじつけるかが節税テクニック。
お酒が好きなので、飲み会はかならず仕事に絡めます。
もちろん、どうにもこうにもビジネスに絡められないようなケースは、プライベート出費として、プライベート用のクレジットカードで支払います。
仕事の場合は、全部ビジネスカードで切っています。
賢い節税家はこれをする
何が経費で、何が経費でないか。
簿記の勉強なんかしちゃだめですよ。
税理士や会計士めざすならそれでもいいですけど、副業であって事業を行う身であるなら、無駄金を払わない方法の勉強が必須です。
ほんと、お金については勉強しないとね、、、どんどん持っていかれるんですよ。国に。
国を動かしている人間は頭が悪くお金の計算ができないんで、いつも「足りない足りない」って国民に負担を強いるんです。
その犠牲にならないためにもお金の勉強はコツコツでも良いので、取り組みましょう。
ひとつ良書を紹介しておきます。