うん十年に渡っていろいろなビジネスをやってきました。
EC歴が最も長いですがリアルでもビジネスを展開しています。
これまで最大の失敗は約2000万円のドボン(T。T)。
100万円、200万円と小さくドボンしたこともあります。
もちろん、○億円というヒットもあります。
ユニクロ柳井さんの著書一勝九負じゃないですが、負けの数のほうが多いですね。
さて、起業家の誰もが言っているような陳腐な話もありますが、副業を自分で作る上で参考になるであろうことをまとめてみました。
うん。
運ですね。
どんな起業アイデアも運の作用が大きいです。
だから、日頃「ついてない」と思うことが多い人は、起業はもちろん、副業をやってもあまりうまく行かないでしょうね。
「自分の人生ついているほうだ。」と言えるなら、何をやってもうまくいくはずです。
時流に乗る
楽に儲けるための鉄則の1つです。
エスカレーターを逆行するのは、ときには楽しいですが、逆流のなかで商売するのは、しんどいです。
例えるなら、
タピオカがブームが加熱しているときにタピオカ屋を始める。
ブームが冷めたら撤退。
このやり方が、一番失敗のないやり方です。
これからもEC業界、そして、広い意味でのデジタル系のビジネスは、追い風です。
才能
言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書) は読みましたか?
要約するなら「蛙の子は蛙」です。
医者の子が医者になるということです。
才能は遺伝ということです。
否定されているレビューも見かけますが、そういった傾向はあるんじゃないかな?って体験的に思います。
自分自身も商売人の子ですし、周りを見ると、やはり親が商売をしている人は、自分でなにかをやっているケースが多いです。
その割合が100%なら、才能は遺伝と言い切れるでしょうが、そうではないので、その傾向があるという感じです。
サラリーマン家庭に育ったら、遺伝の影響もあると思いますが、生きてきた環境でサラリーマン脳になるのかもしれませんね。
ただ、才能があるかどうかは自分では、なかなかわかりにくいと思います。
周りの人のほうが、わりと的確に才能を言い当てることがあるので、家族や友人知人に聞いてみると良いですね。
100%失敗しない方法
起業でも副業でも、絶対に失敗しない方法があります。
それは、顕在需要に供給するという方法です。
英語でいうとマーケットイン。
ランチタイムにビジネスマンがうろつくエリアに定食屋を出す。
マクドナルドやスタバ、各種チェーン店は、そのエリアで需要があることを確認してから出店しています。
つまり、完璧にマーケットインの考えを実行しているわけです。
まあ、コロピョン騒ぎでマクドナルド以外の飲食には、瞬間的に恐ろしい逆風が吹きましたが。
これが個人で飲食店を始める人は、「これをやりたい。」だけで始めるわけです。
需要があるのかないのかも確認しないまま。
だから、失敗率が高まるわけです。
「これをやりたい。」は、ビジネス用語でプロダクトアウトと言います。
「自分が売りたいものを売る!以上!」
「自分がやりたいことをやる!以上!」
みたいな。
「いやいや、それ、需要ありますか?」という話ですね。
ちなみに、あまり知られていない事例ですが、アパレル企業の(株)が運営する「スリーコインズ」は徹底したマーケットインのやり方で、コロナ禍でもぐんぐん業績を伸ばしてきています。
スリーコインズでの需要の把握方法は「現場」。
つまり、来店するお客さんの声を集め、それを製品開発に活かして行くという手法です。
余談ですが、同社の経営方法は完全に成果主義。
社員だろうが役員だろうが、成果を出した人には、どかーんとボーナスが出るそうです。
社員さんでも個人インスタでフォロワー9万人と言ったインフルエンサーもいるみたいで、しっかりインセンティブがついているそうです。
スリーコインズの事業部長さんが「金額は言えませんが、、、」と前置きをしたうえで、「お札が縦に立つくらい。」と言っていたので、人によっては200万円、300万円とボーナスが出ているのかもしれませんね。
うらやましい( ^ω^ )
ネット系副業の落とし穴
ネット系の副業もいろいろ紹介されていますが、すべて需要があるかないかで成否がきまります。
アフィリエイトにユーチューブ、オンラインサロンやネット販売。
どれも0円で始めることはできますが、そもそも需要がなければ、何をやっても0円です。
めちゃくちゃ当たり前のことなのに、気づく人は少ないですよね。
美容師で独立する人は、しっかりお客さんを掴んでから独立するのが常識です。
これもある意味、完璧なマーケットインです。
お客さんがいるから、需要があるから、そこにカットやシャンプーのサービスを供給するわけです。
話はそれましたが、ネット系の副業はどれも低コストで始められます。
どの副業もほぼ0円で「スタートは」できます。
でも、マーケットインの考えもなく、ただプロダクトアウトではじめても、金銭面は損をすることはありませんが、結果的に時間を無駄にします。
時間に無頓着な人も多いですが、事業をやっている人は特にお金より時間を大切にします。
だから、事業経験者から見ると、「今からアフィリエイトサイトを始める」なんて聞くと、「ああ、、時間がもったいない。」なんて思っちゃいます。
ユーチューバー(タレント系)になれるかなれないかは才能。
ネット販売は、競合が少ななく需要があるものしか売れない。
アフィリエイトは稼げるジャンルがほぼ満席で、SEOや広告運用などの高いレベルのスキルと膨大な時間をかけなければ、まともな収入にならない。
など、ECサイトやアフィリエイトサイトなどを通じ、この業界を見てきたうえでの感想です。
自慢じゃないですが、一時はスーパーアフィリエーターと呼ばれていました(^^)。10年以上前。
暇つぶし程度に、適当な記事を書くだけで月100万以上普通に入ってきていました。
法人の収入に入れていたので税金がけっこう大変でした。
ただ、これは実力でもなんでもなく、たまたま運良く時流に乗っていただけです。
敵は自分でした。
人間の体には恒常性維持機能(こうじょうせいいじきのう)があると言われています。
暑いと体温を維持するために汗をかく。
「ホメオスタシス」
聞いたことがあるかもしれません。
元の状態に戻ろうとする作用です。
ダイエットが続かないのも、これが原因です。
ネガティブな人がポジティブに考えようと努力しても、気づいたらネガティブになっていた・・・
副業を始める場合も、やはり、この「元の状態に戻ろう」とする自分に打ち勝たないといけないんですよね。
これが大変。
みんな苦労するところです。
「習慣化」すればクリアできることなんですが、この習慣化が結構難しい。
「時間割にする。」とか「誰かと一緒にやる。」とか、いろんなアイデアがあるんですが、合う合わないもあります。
習慣化は、経験上「時間」ですね。
男性なら、「気合と根性でとにかく続ける。」
このひとこと!
女性は、ごめんなさい、気合や根性は要求できませんので、特に言うことございません。
一人勝ちできるジャンル
副業といえばネット系全盛です。
そのおかげで、リアルのビジネスに勝機がゴロゴロ転がっています。
ネットは全国、全世界にライバルがいるわけですが、リアルの場合はその地域だけです。
だから、ライバルのいない地域で需要を見つけて供給すれば、一人勝ちです。
もちろん、ライバルが現れない保証はないので、常に軽快する必要はあります。
フランチャイズビジネスでも良いとは思いますが、小さなビジネスのほうが、撤退のときの損失も小さいのでオススメです。
店舗を借りて飲食店やサロンをやったり、無店舗で何でも屋的なことをやったり。
実際、美容室なんかでもサラリーマンがオーナーを務めているケースもあります。
お金を出して店舗を作って美容師を雇って収益を上げる。
リアルのビジネスは、ネットとは比べ物にならないほど時間と労力がかかります。
でも、一度ビジネスを作ってしまえば、チャリンチャリンビジネスになります。
大変なのは立ち上げから安定するまでの数ヶ月程度です。
ぜひリアルのほうに目を向けて、安全なバンジージャンプだと思って、 なにか副業を作ってみてください。
恐怖もありますが楽しいと思いますよ。