平凡なアイデアを圧倒的技術力でビジネスにしてしまった例

freee

ウェブサイトでは紹介済みの、ネット上で決算までできてしまうオンライン経理サービス「freee」。

これは、ネット上で日々の経理から決算までもが完結してしまうサービスです。月額980円~という低料金は、個人事業主にとってはありがたいです。無料コースもありますが、期間限定です。経理は年間を通じて使うので、無料コースは試用コースと言えます。

個人的には、数年前から「なんでオンライン経理システムがないのだろう。そういったサービスを始めれば儲かるのに。」と思ってました。

ただ、そういうアイデアは誰でも思いつくけど、必要な知識と技術力がなかったから実現できなかったわけです。でも、freeeはやってしまった。しかも、Google出身者が作ってしまったので、鬼に金棒、最強です。

freeより前に、オンライン会計システムというのはありましたが、普及しないそれなりの理由があったわけです。例えば、SEO。「オンライン会計」と検索すれば、結果は楽勝の1位。集客の第一条件は楽々クリア。

そして、ユーザーが使いやすいしくみ。専門用語ではUI(ユーザー・インターフェイス)と言いますが、簡単に申し込みができて、経理が苦手な人でも使いこなせる工夫が至る所に散りばめられています。

もうひとつは、クラウドワークス。これも、ネットの古い時代から昔からあった「仕事ください」「仕事あります」の掲示板の現代版。圧倒的な技術力やマーケティング力で一気に広まりました。2011年に創業して2014年にはマザーズに上場です。(追記:同様のサービスのランサーズ(Lancers)のほうがサービス開始は先だった。)

今も、昔ながらの掲示板はありますが、こちらは、プラットフォーム(情報やりとりの場)は無料で提供して広告収入を得るというビジネスモデルですが、クラウドソーシングは仕事依頼主(クライアント)から手数料(5%~20%)を徴収するビジネスモデル。掲示方法で「目立たせる」といったオプション料金などもあります。

ネットビジネスのアイデアはすでにかなり出尽くしているので、その加工次第では化けさせることも夢ではない、という感じですね。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。