ネットショッピングをしたことがない人はいないと思いますが、その時に出てくる「送料無料」あるいは「送料1000円」等。
「送料無料だよ」がCIF
「送料負担してね」がFOB
ですね。簡単に説明すると。
貿易の勉強用におぼえるならCIFを「コスト(C)は私側(I)が含み(F)ます。」で、FOB「船代(F)はオマエ(O)の番(B)だ。」としておけばよろしいかと思います。
コストはアイ(I)が負担(CIF)
船代はオマエの番(FOB)
テキトーな語呂合わせなのでご注意ください。
混同しがちな用語は、まずは、無理やりこじつけると覚えやすいと思います。
ちなみに、CIFは正確には「cost, insurance(保険) and freight」、FOBは「free on board」の略です。
国内の輸送も、実は「保険(insurance)」がかかっています。でも、ネット販売の国内輸送において、「運送中のトラックがダイブして荷物が破壊されてしまった。」とか、そういったトラブルが起きることはめったにないですから保険を気にすることがないですからね。
ちなみに、個人輸入の場合はCIFだのC&FだのFOBはあまり出てこないです。海外サイトからポチッとすれば、国内のネットショピングと同じ感覚で購入することができます。
ただし、関税がかかる場合もあるので注意が必要です。例えば、「海外サイトで革靴が安く売っていたので購入してみた。」といった場合です。
革靴は30%の関税です。総額10万円買って喜んだのもつかの間。3万円の税金がかかって商売にならなかった・・・という感じです。
海外と国内との価格差を狙ったビジネスもありますが、普通に見つけられる価格差は商売にならないですね。
誰も手をつけていないのは、「関税を考慮すると商売にならないから?」ということも疑ってみましょう。