大企業になると「撮影を専門にする人(外注含む)」「写真編集を専門にする人」「コーディングをするひと」など分業化されています。
しかし、少人数体制のECサイト運営では、ECサイト運営者自らが写真や画像の編集を兼任することが多くなります。
アドビのフォトショップやイラストレーターが使えるなら、それに越したことはありませんが、操作を覚えるのも一苦労ですからね。
どんな商品写真がいいか
ECサイトで求められる写真は、写真そのものの美しさなど、どうても良いです。
見ている消費者に対して、
- 情報を正しく伝えられているか?
- 欲しいと思ってもらえるか?
- 自分が使っているところがイメージできるか?
それを踏まえたうえで画像編集ができるスキルが求められます。
フォトショップを使えば、モデルさんのニキビの後を消したりおデブちゃんを細身に加工することができますが、ECサイト運営では、そんな技術はいらないです。
無料でオンラインで使えるcanvaなどを一通り操作できたら十分だと思います。
canvaにもいろいろ機能はありあすが、そのうち10個くらいしか使いません。
基本的に、商品写真の場合は、「素材写真の上に文字やイラストを載せる」というのが最も多いです。
写真の切り抜き
長方形の写真を正方形に切り抜くのはよくやります。
今はスマホや一眼レフなどのカメラにも、あらかじめ正方形で撮影する機能があるので、元の写真が正方形の場合は切り抜きはしません。
テキスト(文字)を載せる
写真の上にテキスト(文字情報)を載せる機能も多用します。
キャッチコピーであったり価格であったり、商品のスペックやサイズなどです。
この例のようにイスだけが載っている写真のうえに、文字情報を載せていく編集方法です。
ショッピングサイトでよく見る画像はこのようにして作ります。
素材を載せる
テキスト(文字情報)は、キーボードを打つことで入力できますが、楕円形や矢印など図形はあらかじめ用意されている素材を使います。
ほとんの商品写真は、「元の写真」+「素材」+「テキスト」が基本になります。
フォトショップを使わなくても、これだけできれば販売用の商品写真として十分使えるものが出来あがります。
透明度を操作する
文字や写真を薄く透明にする操作もわりと使います。
上記のように、他人に写真を無断使用されないように著作権をうすく載せます。
ウォーターマークと言いますが、当店の場合もパクられなくない写真には、この透かしを載せます。
フィルター(明るさを変える)
撮った写真が「ちょっと暗い!」なんてときにフィルターで明るく加工します。
もっとも、iPhoneX以降で取ればピンぼけしたり暗くなることも、ほとんどないのでフィルター加工は、あまり使わないです。
余計な編集を避けるためにも、「カメラを」最新のものに変えておくのもコツではないでしょうか。