Movable Typeをご存知でしょうか。
ブログをやるためのwordpressと同じCMSです。
2000年代前半はMTを使う人も多く自分も使っていました。
今はwordpressが主流になってMTの話などまったく聞かなくなりました。
で、その昔MTで書いていたしょぼい記事を整理しているところなんですが、中には「このネタは今でもアリだな。」と思うもがあったのでまとめました。
ECサイト運営には役立つのではないでしょうか。
いやいや、何の役にもたちませんから。
新規事業のアイデアはお客さんが教えてくれる
2009年5月の記事から。
電話注文を積極的に受けていて、受注以外に他愛もない話をしていたろだと思います。
北は北海道から南は沖縄まで、老若男女関係なくしゃべりまくっていました。(楽しかった)
方言がきつく理解できないことがあったり、おばさまの世間話に1時間くらい付き合ったこともあったりしました。
そんな中、お客さんからお問い合わせを頂いて、「御社の商品を使わなくなった。捨てるのはもったいないけど、なんとかならないか?」という声がありました。
そこで思いついたのが不要になった自社が販売した商品を買い取って中古として売り出すという方法。(この場合は古物商は不要)
これがそこそこヒットして多少は売上のたしになりました。
電話をやめてからエンドユーザーを話す機会がなくなったので、改めて顧客と直接話すことの重要性を思い出したつぶやきでした。
実店舗もやっていますが、さすがに直接お客さんと話すので、実店舗の場合はいろいろなアイデアの着想が得られます。
「お電話でのお問い合わせは行っておりません。」というEC事業者も多いですが、期間を限定して、ネタさがしのために「今すぐ何でもお電話を!」なんてやっても良いかもしれませんね。
2009/05/post_509.html
節税効果狙いJwordに200万円垂れ流し事件
JwordとはGMOグループが提供する、検索エンジンやポータルサイトの検索結果に、固定で広告を出せるサービス。
例えば、社名。
確か30万円とか40万円で「ホゲホゲ・カンパニー」というキーワードを買うことで1年間、ヤフー・ジャパンの検索結果(別レイアウト)に表示してくれるサービス。
でした。
当時はビッグキーワードなども買えたはずです。
例えば「腰痛」というキーワードを買えば、検索結果やリスティング広告枠ではない、右下あたりにJwordのロゴとともにリンクは貼られていました。
当時、節税対策に一生懸命だったのもあり、一気に利益が圧縮できると思ったので4つか5つほどのキーワードを購入しました。
節税対策なので効果測定はしなかったのですが、多少の効果はあったと思います。
ただ、1個のキーワードが高額だったので費用対効果は残念なことになっていたと思います。
jword.jpはまだあるようですが、「ヤフーと提携終了」とか「プラグイン提供終了」など、サービス自体はエンディングに向かっている印象です。
ま、「固定のキーワードを買う。」というのは、今のECの流れには逆行する感じですね。
2007/12/jword.html
CDショップのポップ
音楽は好きで昔はよくCDを買っていましたが、もはや5年に1枚買うかどうかレベルです。
にも関わらず、HMVやタワーレコードなど実店舗はまだ残っていますね。
2008年ころたまたま入ったHMVで、店員さん手書きのポップが非常に参考になったので記事にしたようです。
「売れています!」という悲痛な叫びとも取れるポップも多かったようですが、光るキャッチコピーも見つけたような感じ。
ただ、それを文字で書いたり写真にのこしたり、まめなことをしていなかったので、自分で見返しても無意味な記事でした。
ビレッジバンガードもポップは手作りなので、たまには一次情報入手のため、お勉強のために行ってみるのもいいかもしれませんね。
2008/08/cd.html
大学生のネットショップ起業
「大学在学中に起業したい。」というやつら達に対して老婆心的に説教をたれた記事。
結論は「親のスネをかじるくらいレベルで遊びなさい。」ということ。
これは今も考えは変わっていないですね。
周りに若い子もいますが、知識だけはご立派に身に着けていますが、それを動かす動力が到底たりていません。
「起業したい。」と思っている人は、とにかく色々体験して経験して遊ぶのが最短距離になるでしょうね。
遊ばない人は、そもそも人間的に魅力がないですから。
2008/08/post_329.html
リソースをマネジメントするのが経営者の仕事
2008年に、「経営は人モノ金だ。」とつぶやいた記事。
当たり前の話を書いてどうする?ということですが、リソースを采配するのが経営者の仕事であることは変わりないですね。
中でも一番むずかしいのが「人」。
モノにもカネにも、情報にも時間にも知的財産にも「人格」はありませんからね。
人を扱うのが本当に難しいと感じる今日このごろです。
だいたいアルバイトで働く人たちは、すべてが不安定です。
性格が不安定な人もいますが、入社前の面接で約束したことも平気で破りますからね(自覚もも悪気もない。)
そういったリソースの性質を心得たうえで人をマネジメントしないといけないので大変っちゃ大変ですが、おもしろい部分でもあります。
08/post_320.html
アルバイトは社会保険はお断り
元ネタは2010年のものを、わりと最近リライトした記事。
要するに、「アルバイトが社会保険に入りたいか。ふざけんな。」的な内容でした。
まぁ、中小企業の社長のホンネですね。
移ろいやすく、いつやめるかもわからないアルバイトに対して社会保険の面倒を見る必要はないでしょう。
アルバイトはしょせんアルバイト。
バカにしているわけじゃないですよ。
バイトなら、バイトというステージに相応の処遇になるのは当然のことです。
社会保険に入りたければ社員になるとか、アルバイトで社員並の貢献度を約束するとか (法的には問題あり) 、「特別感」を出さないと社会保険加入は難しいでしょう。
もっとも、従業員が500人以上で資金力のある企業はアルバイトでもパートでも所定の条件を満たせば自動的に加入できます。
そういった余裕のある企業を創りたいものです。
「アルバイトの社会保険加入はありえない。」は中小企業限定のお話。
09/post_344.html
抱き合わせ販売の違法性
「抱合せ販売」をテーマに書いた記事。
抱き合わせるのでセット販売と同じじゃね?」と思いますが、独占禁止法上、「抱合せ販売」には明確な定義があります。
わかりやすく言うと、「売れ残りを人気商品とセットにして買わせる」行為です。
不良在庫を処分したいがために売れている商品とセットで販売する。
消費者はヒット商品はほしいけどオマケはいらない。
これをやりすぎると、公正取引委員会からお叱りを受けるわけです。
ECサイト運営者が知るべき5つの法律には載せていませんが、抱き合わせ販売の違法性については気にしておくと良いレベルくらいですね。
ただ、今の消費者は法律に詳しい場合も多いのでスケベ心で抱き合わせ販売をしていると公正取引委員会ではなくお客さんにツッコミを食らうかもしれません。
触らぬ神に祟りなし。
2008/03/post_197.html