「ネットショップ、あるいは、ブログやアフィリサイトなど、収益を生むサイトを作ってそれを売却する」というビジネスも、なかなかおもしろそうです。そういった売買ができるポータルサイトを見ていると、各案件の撤退理由には「本業が忙しくなったから」とか「別で始めた事業に集中するため」とか言った理由が書かれていることが多いです。
確かに、例えば、月商500万のネットショップができたとき、同時進行で運営している月商2万、3万のお店は、必然的に、おざなりになってしまいます。人間、現金なもんで、つい、優等生をかわいがってしまうわけです。そこで、そういったメインに比べて重要度の低いサービスは、他人や会社に売り飛ばしてしまうという案も浮上します。
でも、これらは「結果的に、そうなってしまうケース」ですが、逆転の発送で、売却目的にサイトを立ち上げるというもの全然アリということになります。そうなると夢は広がります。
当然、赤字のネットショップやECサイトは売れるワケがありませんが、ある程度の集客力があったり、会員も持っていたり、PV(ページビュー)があれば、それなりの値段がつきます。もしかすると、2年3年と運営していれば、現状より大きな収益を生むかもしれませんが、そこに執着せず、すぐに手放すというもの悪くないと思います。
必要なのは、(1)アイデア、(2)技術力、(3)そして売買に関する知識
(1)アイデア・・・これがなければ何も生まれないので、とにかく見聞を広げて、だれもまだ手をつけていないアイデアを見つけることですね。
(2)技術力・・・サイトを立ち上げて、SEO施してPVや売上の実績を作る。売上に関しては1円以上であれば、「ポテンシャルあり」ということで、評価される可能性は高いでしょう。サイトのシステムは、ショップサーブなどを使って、仕組みを作っておけば、技術的な引き継ぎはいらないので、そこはASPを使っておきたいですね。
(3)売買・・・売った買ったが基本ですが、ドメインやサーバーの名義変更などが必要になるので、あらかじめ、そういったことに対応できるサービスをあらかじめ選んでおく必要があります。ムームードメイン(mumu domain)もショップサーブも簡単にできます。
後は引き継ぎ系です。小さいとは言え、事業そのものを譲渡するわけですから、運営方法を完全にシステム化、マニュアル化しておく必要があります。勘に頼る部分とか、暗黙知の部分はなるべくないほうが良さそうです。HTMLがわからないような人でも運営できる仕組みを作っておけば、より高く売却できるでしょう。おそらく。。。
ちなみに、yahoo! shoppingで作ったネットショップを譲渡することは今のところ無理です。X店をA社からB社に譲渡する場合、B社はX店のデータを譲り受けても、X店をそのまま運営することはできません。B社が新たにYと計約して新店を開設した上で、X店のデータをインポートしなければいけないようです。
http://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/a_id/101387/p/519