ネットショップの運営方法は「簡単」と言うと語弊がありますが、特別難しいことって、ほとんどないんですよね。
施策やテクニックなど出て尽くしているからそれを実施するだけ。
「やるかやらないか。」だけの話です。
1冊10万円する本にしか書かれていない、魔法のような売上アップテクニックなんて存在しないんですよね。
それにも関わらず、「ネットショップの運営方法がわからない。」とか「永遠に注文が入らない。」「売上が一向に上がらない。」と言う場合は、適切なことをやっていないだけ、かもしれません。
ターゲットを変えただけ
ECコンサルから見ると、そもそもお店を作る段階で、ターゲットを間違っているケースもあります。
「ターゲットを誰にするか。」というのも、運営方法の基本ですからね。
そこを間違うと、その後何をしようといい結果はでない。
下記の図は、ショップサーブに2015年に出店したお店の例。
出店後2年くらい底辺を這う状態が続いていたけど、ECコンサルが入って(赤丸)からぐんぐん売り上げを伸ばしています。
何をやったかというとターゲットを変えただけ。
わかりやすく言うと、例えば、このお店さん、「スタート時は男性をターゲットにしていたけど、実は、女性のほうが需要が多かった。」といった感じ。
販売者視点では、「ターゲットは男性」というのが正しいと思い込んでいたんですね。
でも、第三者の目から見ると「女性のほうがいいよね。」なんて、簡単にわかっちゃうんですね。
商品数を減らしただけ
「選択肢が多すぎて、選べなくなる・・・」なんて経験ありますよね。
特に優柔不断な人は。
これを「決定回避の法則」と言いますが、ネットショップでは、明らかに決定回避の法則が働いています。
同じよう商品が何十種類もあるお店は要注意です。
売りたい気持ちは良くわかるんですが、お客さんが、簡単に選べるよう商品数、あるいはカテゴリー数などを絞ることで「売れ出す。」ということもよくあります。
実店舗なら迷うお客さんの姿は見えますが、ECでは、お客さん心理状態は見えもしない、わかりもしないですからね。
ABテストをしただけ
SNSを見ていてもたくさん広告が出てきます。
「広告」とわかるだけでスルーすることが多いですよね。
クリックしたくもない。
でも、広告でもクリックしたくなるやつもある。
「この違いは何か。」ということです。
販売者目線だけで広告やバナーを作ると、消費者に響かないことが多々あります。
クリックしてもらいたい広告やバナーを作るときは消費者の思考に切り替えて作るのが原則です。
そして、それが実際どんな反応になるかをテストします。
A案かB案か、あるいはC案かD案か。
いろいろ案を出して試してみて、一番反応の良いやつを採用するだけ。
後は、ほったらかし。
これも、ショップサーブの販売店での事例です。
ドライヤーひとつ販売するのに、「製品だけ」見せても売れにくいけどBページのように「イメージ写真」と「キャッチコピー」を入れるだけで、売り上げが跳ね上がった例です。
こんな感じで、売り上げって簡単に上がったりします。
商品数を増やしただけ
場合によっては、商品数を増やすだけで売り上げが上がることも。
ケース・バイ・ケース。
当店のショッピングモール支店も、1000点を超したあたりから売れ始めました。
ショッピングモールって、お客さんは「モールで買ってる」って意識ですから、別に専門店でなくても良いんです。
ちょっと関連する商品の幅を広げるだけで、お客さんが流入する窓口が増えますから。
楽したい場合は、トップセラー(topseller)なんかを使うといいかも知れません。
ただし、その場合は商品名や説明の部分には工夫が必要ですね。
仕入れサイトのNETSEA(ネッシー)もありですかね。
ネッシーの場合は、自分で探さないといけないのでちょっと時間かかりますが。