ネット通販の興盛期、2000年頃からメーカーや問屋がネットショップを始めるパターンはそれなりにありました。
今で言う「D2C(ディー・トゥー・シー)」です。
でも、ほとんどが失敗したんじゃないでしょうかね。
当時、何社かのウェブ制作(だけ)をしたことがありましたが、もはや影も形もないです(*o*)。
逆に今でも成功しているところは、そもそもITがめちゃくちゃ得意な社長だったり、得意な社員(創業メンバー)がいたり、そんな会社ですね。
讃岐うどんで有名な会社、名前忘れましたが、パソコン通信の時代(1992年あたり?)から通販をやってますが、今でもトップランナーですね。
あ、最近仕入先が販売サイトを作りましたが100%失敗の典型例(数百万かけて作っただけ・・・・)。相談されましたが「忙しい」を理由に断りましたw。
人材を雇っても無駄
メーカーや問屋がECに参入する場合、追加で1~2人の専任スタッフが必要。
昔はそれ「だけ」良かった。
ちょっとネットができる人が、ネットショップを作りさえすれば、それなりの結果が出ていたんですよね。
ところが、今は、そのレベルの人材を1人や2人投入しても無理・・・
なぜなら、 今は素人でもネットショップを作れるから。
昔は難しかったけど、今は、無料のBASE株式会社とか、借りれば、誰でもすぐに通販ができるんです。ご周知のことですが・・・
「通販サイトなんてサルでも作れる!」といっても過言ではない。
「作る」ところは、ハードルが下がって、いや、ハードルがなくなった。
コレができる人材がいないと話にならない
通販サイトは犬でもサルでも作れる。
作れることに何の優位性も差別化ないので、作ったところで売れることはない。
そこで必要なのが「戦略を考えられる人」
これです。
短期的な、中長期的な戦略を練ってディレクション(監督)できる人材です。
「御社の○○をフロントエンドとして広告やSNSで告知して販売。お客さんを集める。集まったお客さんに対し、次の商品をオススメして次の売上を作っていく。」
「その後、定期的にメルマガやSNSを通じて、お客さんとコミュニケーションを取りながら関係性を築き、長期的にファン(リピーターを作り売り上げて行く)になってもらう。」
プランと言うか設計というか、そういうことを立案して、そのために具体的に何をスべきかを指示できる。
こんな人材がいればバッチリです。
EC業界のことをよく理解していて、ウェブはもちろん、マーケティングやセールス、経営に関する知識や経験も豊富。
探してもいないのでどうするか?
残念ながら、そういった人材は求人広告を出したところで見つかるわけもなく。
探すだけ無駄です。
いません。
じゃ、どうするか。
通販で、お客さんにモノを送る場合、運送会社を使いますよね。
外注です。
なので、「通販参入する」と言う場合、それも「外注する」というのが正解です。
企業を経営してきた中で通販をやったことがなければ、それは完全に別分野です。
税務のことは税理士。
法務のことは 司法書士、行政書士、弁護士 。
専門家に頼りましょう。
この時代に、それを独学で始めることほどマヌケなことはありません。
ただ、通販の場合、完全丸投げだと社内にノウハウが蓄積されないので、全体の中でも、外注すべきところとそうでないところを切り分けて考えたほうが良いですね。
いろいろな通販システム・サービスはありますが、その中でも、ショップサーブはコンサルができる数少ない企業なので、一度相談してみても良いと思います。
あとは、通販システムのレンタルはやっていなくて、コンサルを中心にやっているitsumoとかも良いかも知れません。
成功のセオリー全て公開されている
D2Cに限らず、ネットショップを成功に導くセオリー(やり方)って、ほとんど「すべて」と言っていいくらい公開されているんですよね。
ネットにもありますし書籍でも出ている。
正しい情報や知識を知っているか知らないか。
そして、それを、できるかできないか。
それだけの差です。
と、書いてしまうとシンプルに思えますが、数ある施策をやるとなると、それなりの時間と労力がかかります。(個人的には、「今さら絶対やりたくない!」それくらい大変!)
それをやる覚悟があるかないか。
実際やるのかやらないのか。
おすすめ4冊
コロナ騒ぎ以降、第三次か第四次か、新たなEC化ブームになっていますが、本気でEC参入を検討している企業さんは、ネット検索もそこそこに、ちゃんと書籍読んだほうが良いですね。
とりあえず、おすすめ4冊をあげておきます。
ちなみに、これらの書籍、読んで理解が難しいと感じる場合、「EC業界の知識が皆無」ということを意味します。
プロに相談したほうが早いですね・・・
相談受けません
個人が副業レベルからネットショップを始めるって、コストもかからないし、わりとやりやすいし、撤退もしやすい。
でも、企業レベルでD2Cに参入する場合、コストも時間も、人も巻き込んでかなりのプロジェクトになります。
スタートするには相当な「覚悟」がいるんです。
そんな面倒なことには関わりたくないし趣味で忙しいので、「D2C」のお問い合わせはご遠慮ください。
繰り返しになりますが、ショップサーブなどの、がっつり対応できる企業まで直接お問い合わせください。
ブログ主に相談されても1行くらいしか返事かけません。
「対応できないです・・・」と。