起業のために勉強すべきではない4大勘違いジャンル

無駄な勉強はするな

起業のために勉強しておくことって何ですか?」って質問あるじゃないですか。

この質問って難しいですよね。

「販売業したんですが何売ればいいですか?」みたいな質問に近い・・・

でも、確実に言えるのは「起業をしたい人」が事前に勉強してはいけないこと、しても無意味なことの4大ジャンルがあります。

その1 税金の勉強は無駄!

起業する前から税金の勉強をすることほど意味のないことはないです。

もちろん、会計士になって会計事務所の起業をするのが目的なら話は別ですよ。

それ以外のビジネスの起業をする前に税金の勉強などは無駄ナンバーワン。

節税は儲かってからするもの。

払うべき税金が見えている段階で、「それをいかに減らすか?」というところで勉強し始めるものです。

サラリーマンなら、税金を取り戻すためには何をするべきかってのを考えたほうが良いですね。

消費税も売り上げ1000万円から関係してくることなので、起業前に考えることは1ミリもありません。

その2 経理や税務の勉強は無駄!

起業したい。

「経理や税務の勉強が必要?」と思うのは、「自動車のガソリンがなくなったので代わりにポンジュース入れといていいですか?」と同レベル。

税理士、会計士など簿記を駆使してお金を扱う専門職で起業する場合は、経理、つまり簿記は必須ですよ。

1級目指して勉強しましょう。

でも、それ以外の職種で起業する人に簿記の勉強は不要です。

ビジネスをやっていく上で帳簿は付ける必要がありますが、そこで必要なのは「足し算」「引き算」「掛け算」「割り算」。

お小遣い帳が付けられるレベルで十分です。

ただし、儲かってきたら、上記の節税のために簿記の基礎的なことは知らないと大損をこいてしまいます。

特に、物販業を含め「仕入れはいくらしても節税にならない。」とか「商品券を買っても経費としては認められない。」などです。

儲かってくれば否応なく勉強することになります。

儲かって儲かって、こりゃヤバイぞ!

税金の勉強は、それくらいのタイミングでするとグイグイ吸収できますよ(^^)

無駄な税金払いたくないですからね。

その3 資格の勉強は無駄!

起業するために何か資格を取ろう。

そんな人も多いと思います。

確かに、お医者さんや看護師、弁護士や会計士などを目指す場合は、「その資格がないと仕事ができない。」ので取らないと始まりません。

独占業務資格って言いますね。

でも、独占業務資格以外、仕事をするのに資格はいらないです。

経営コンサルタントになるのにも資格は不要で名乗るだけで即起業です。

私も、資格は自動車免許しか持っていませんが起業家や経営コンサルタントを名乗ってます。(名乗った者勝ち!)

中小企業診断士って資格もあるんですが、別にこれがなくなって経営コンサルタントを名乗っても違法でもなんでもないです。

経営コンサル系の資格といえば中小企業診断士。

これ、受かるのは、めちゃくちゃ難しいです。

勉強している間は金にならないわけだし、「中小企業診断士の資格を持ってます。」と言っても、「は?なにそれ。」で終わります。

「弁護士です。」とか「会計士です。」といった資格のような重みはゼロです。

一生懸命勉強して診断士の資格を取っても、仕事を取るのは100%自分の営業力にかかっています。

いくらご立派な資格持っていても、営業力0なら収入も0です。

診断士の資格は絵に描いた餅です。

会社設立の勉強など無駄率100%

アマゾンで調べれば「自分で会社を設立する方法」的な本もありますが、起業するのに自分で会社設立手続きをする人は、よっぽどの変わり者です。

まず、いないと思いますが、念のため。

会社設立は、テーマや方針などを決めるだけで、設立は司法書士など専門家に丸投げするのが基本です。

いくら設立の勉強をしても1円にもなりませんから。

起業する人は、ビジネス・アイデアを売上に変換するのが仕事です。

今なら、株式会社よりもLCC(合同会社)が良いかもしれません。

株式会社を設立(30万くらい/資本金は1円から)するよりも、はるかに安く(LLCなら10万くらい)できて法人口座ももてますから。

本気で副業するサラリーマンならLLCの設立者を奥さんや身内にすれば、100%バレませんしね。

勉強しておいて損はない3大ジャンル

起業するために絶対に必要なこと。

マーケティング

起業を夢見ているとか起業予定の人が勉強すべきの1つ目は、なんと言ってもマーケティング

マーケティングとは、「商品やサービスを世の中に売っていく活動全般」のことを言います。

どんなビジネスでも、これが理解できて使えるかにかかってます。

いくら良い商品を持っていても、いくらいい技術を持っていても、マーケティングができないとゼロです。

例えば、「アトピーが一発で治る入浴剤を開発した。」という場合。

世の中には、アトピーで困っている人はたくさんいるので絶対売れでしょう。

じゃ、その商品を「どのようにPRしてお客さんお金を回収しますか?」という部分の設計をして稼働させるのがマーケティングです。

モノでなくてもサービスも同じ。

税理士や社労士の資格を取って、看板下げてぼーっと待っていてもお客さんは得られません。

営業活動が必ず必要になります。

営業はマーケティングの一部です。

セールス

2つ目は、セールス

お客さんをうまく集められても「買ってもらえない。」とゼロです。

例えば、一等地に飲食店を開業するとします。

一等地なのでお客さんはどんどん入ってきます。

でも、料理がまずかったり接客が悪かったりすると、お客さんはどんどん離れて行きますよね。

「集める」+「売る」

それぞれに奥深いテクニックがあるので、それを勉強すべきです。

セールステクニックの基本は心理学でしょう。

ということは、マーケティング+心理学って話になります。ここまでは。

事例のインプット

起業前ですから、いろいろな起業の成功例や失敗例などの事例を、ネットはもちろん書籍から大量に入手するのが良いでしょうね。

その時に、意識するのが「ビジネスモデル」。

この会社や人は、「どんなビジネスモデルで稼いでるんだろう。」という視点です。

一見、すごそうな起業家も多いですが、たまたま有名になって、稼いでいるのはコンテンツだけって場合もあります。

そんな人の、実業に対する意見はあまり役に立ちません。(コンテンツビジネスは虚業であるため)。

起業したいなら、この勉強は絶対だ!

完全に個人的な意見で、まったく根拠もない話です。

いわゆるポジショントークですかね。

起業するために絶対やっておく勉強は・・・

社会勉強

この一言に尽きますね。

言い換えると「遊び」。

社会勉強(遊び)は、すべてのアイデアの根源になり会社経営にも活きてきます。

自ら直接経験する一次情報ほど有益なものはありませんから。

本を読むのも人の話を聞くのも含め、特に若い人は、いろいろな経験をすることです。

日本の政治家見てくださいよ。

勉強ばっかりして一流大学出て、やってることと言えば、主婦もびっくりするような税金の無駄遣いや国民を混乱に陥【おとしい】れるような愚策ばかりでしょ?

「コロナ感染対策として飲食店は酒を提供するな。」

なんて、8割の国民が失笑しました。

「熱中症対策として国民は裸で行動せよ。」レベル。

学校の勉強はできたかもしれないけど、社会経験が未熟だからトンチンカンなことばかりやらかすわけです。

起業家も同じです。

起業するなら好奇心旺盛になって、いろいろな社会勉強(遊び)をすること。

その勉強が遠いようで近道じゃないでしょうか。

遊んでない社長は人間的にも面白くないな。

勉強以外に必要な2つのこと

起業するには、座学と言いますか、頭に知識を入れたりいろいろ経験することも大事ですが、その他にも大事なことってあると思います。

1つ目は人脈。

人脈というとちょっと堅苦しいですが、知り合いを増やすことですね。

広く浅く。

でも、注意したいのは、人脈は無理やり作るものではなくて自然にできるものってことですね。

「類は友を呼ぶ」というように、あなたのレベルに合った人しか類になれません。

例えば、「大学新卒の人がベンチャー企業の社長ばかりと人脈を作る。」なんて普通に考えて無理ですよね。(100%無理というわけではないけど。)

社長側からすると新卒君とつながるメリットなんてありませんから基本相手にしてもらえない。という感じ。

スポーツに例えるなら、ゴルフ歴20年の人に対して初心者ゴルファーが「いっしょに回ってください。」とか言われても迷惑でしかないわけです。

ある程度同じレベルの人同士でないと楽しめないのは、他のスポーツでも同じです。

だから、勉強はもちろん、見聞を深めて人間のレベルを上げないと人脈づくりもなかなかうまくいかないと思います。

2つ目は体力。

起業しても、「仕事ができるのはあなたの体力の範囲内」ということです。

「体力がないから起業ができない。」という意味ではないです。

「自分の体力の範囲内でしか動けない。」ということです。

当たり前の話ですけど。

例えば、「週に2日は絶対休みたい。」という人は週5日しか働けません。

「1日8時間働いたら疲れる。」という人も1日8時間が限界。

起業してバリバリやっている人の話を検索で調べたら出てくるかもしれませんが、「起きてから寝るまで働いていても、ほとんど疲れない。休みも別にいらない。」って人が多いはずです。

「一度目標を定めると達成するまで止まらない。」って感じです。

「止まったら落ちていく。」みたいなリスクを背負っているので、ある意味、それが原動力になるわけです。

お勤めの場合は、体調が悪かろうがやる気がなかろうが、とりあえず出社すれば給料がでるわけですが、起業の場合はそういうわけにはいきませんからね。

起業の勉強には、とりあえずこの1冊!

マーケティングとか、販売とか、心理学とか、良い本はたくさんあるんですが、今思いつくのはこれくらい・・・

読みやすく、起業で必要な全体像が把握できる1冊です。

この本が「難しい」という人は、まだその段階ではないかもしれないので、もっとイージーなところからスタートすると良いでしょう。

怪しくなければ、東京や大阪を中心に開催されている起業勉強会とかも、たまには良いと思います。

また、ネット通販なら無料で受けられるセミナー(怪しくないやつ)なんかも参考になると思います。インプット用ですね。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。