「昔録画したビデオテープを捨てられずに保管している。」
そんな人多いですよね。捨てるに捨てられない。
かといって、自分でmp3やmp4に変換、あるいはDVDやブルーレイに焼くといったデジタル化をするのはかなり面倒・・・
ビデオテープを送るだけでデジタル化してくれるサービスっ起業アイデアとしていけるんじゃね?
そんなことを思い付いて調べてみたら、しっかりありました。
ブルーオーシャン
ただ、検索するとわりと豊富に出てきたのですが、ダビングサービスなんかも一緒になっていてわかりにくいし、注文がしにくい。
これってブルーオーシャン寄りなマーケットな感じがします。
どこのサービスもサイトの設計がイマイチ・・・
また、自宅にある小さなビデオテープってなんて言うかわかりませんから、検索しようがないです。
さらに、「ほこりをかぶっているビデオテープをデジタル化したい。」なんて、大掃除の時ぐらいにしか思いつかないレベルです。
だから、検索広告はだしておいても意味はありますが、このジャンルは攻めの広告でしょう。
フェイスブック広告でボカンと
インスタ世代に「ミニDVのデジタル化はこちら。」と広告を打っても意味がわかりませんから検討違いですね。
そこはフェイスブックでしょう。年齢層高いですよね。ビデオテープ世代がわんさかいます。
広告が出ていたら迷わず申し込みますね。
でも、広告が出ているのを見たことがない・・・
客の声とか意味なし
まったくの主観なんですが、すでに営業しているデジタル化サービスのサイトを見ると、ご丁寧に、定番のお客様の声を載せています。
正直、このジャンルに客の声って意味ないような気がします。
なぜなら、ビデオテープをデジタル化したい人は、「ただデジタル化して、アナログテープを捨てたい。」だけなので。
それが1本5万円なんて場合は業者選びからスタートですが、カセットテープ1本mp3に変換して数百円です。
「レビューを見て買う」というタイプのサービスではないでしょうね。
「思い出」とか「感動」とか言われても全く響きません。
デジタル化してくれたらそれでOK。余計な売り文句はうざいだけです。
サービス提供方法
いくつかのサービスを見てみましたが、画面がごちゃごちゃしていて目もチカチカ。
サービスの申し込みへとスムーズに誘導しているサイトは見当たりませんでした。
「アナログテープの変換」専門という切り口でやるのがよさそうです。
機材があればダビングもできますから、「ダビングサービス」も売りたい気持ちはわかりますが、そこは欲張らずに我慢。
具体的には、トップページに「このテープをデータ化したい。」という項目を載せます。
こんな感じです。わかりやすいでしょう?(「ビデオテープ」の文字は入れ忘れ)
でも、ほとんどのサイトは、欲張りすぎて複雑すぎ。そこをシンプルにすることで、少ないライバルに差をつけることができます。
使うのは通販システム
調べていて最初にたどり着いたデジタル化サービスでは、注文方法はメールフォームです。
金額もないし、注文した後にどーなるのかもわからない。
これは確実に注文しない理由ですね。
物販ショップでも同じことが言えるのですが、頭を使わず目をつむってでも注文ができるしくみが最強です。
それを実現しているのがアマゾンですね。
消費者はとにかく頭も使いたくないし時間も使いたくない。
超絶にわがままな状態ですから、その要望通りたっぷり甘やかして注文して頂くのが基本でしょう。
で、使うのは、ショッピングユーザーが慣れ親しんでいる通販システムです。
老舗のショップサーブなんかいいですよね。決済方法もすべてそろっているし、そういったサービスにもばっちり使えちゃいます。
1サービスを1つの商品として登録していきます。お客さんは、アマゾンで本を買う要領で注文する、といった流れです。
コンビニ発送
ただ、お客さんの手元にあるアナログテープは、お客さんに「送る作業」をしてもらわないと進まないので、そこはできるだけ簡単に送ってもらえるような方法を考えたいですね。
「ポストに投函」も一見、簡単そうですが、今どきポストを探すのに苦労しますからコンビニ発送がベターでしょう。
送料は無料。というか、サービス代金に送料を含めておきます。
テープ1本なら楽ですが、人によっては何本もあったり、大きさの違うテープをまとめて送りたい人もいると思うので、あらかじめ数パターンの料金設計をしておくと良いでしょう。
お客さんはコンビニから発送で、お客さんのすべきことは完了。(サービス系はいかにお客さんに楽をしてもらうかを突き詰めるのが大事ですね。)
お店はデジタル化したDVDやmp3(USB)をレターパックで郵便受けに投函する方法やダウンロードなどにする方法もありそうです。
ダウンロードの場合は送料がかからないので割安の設定にできそうです。
必要な機材
実務の話ですが、取り扱うアナログテープに対応した機器とデジタル変換のための方法を調べないといけないですね。
そこは、得意じゃないんでカットします。
オーディオ系が得意な人はすぐにわかると思うので、そういったオッサン系に最適な副業ビジネスだと思います。あわよくば本業になるかもね!
ミニDVなんか一時大流行りで、特に子供の成長記録をしている人たちはたくさんいると思いますよ。
でも、見ようにも再生機器がないし捨てるワケにもいかず、「それを何とかしたい。」と心に引っかかっている中年以降のオッサンは多いと思いますけどね。
繰り返しますが、普段そんなことを考えている人はまずいないので、リスティング広告を出して待っていても収穫は知れているでしょう。
フェイスブック広告はもちろん、新聞の折り込みチラシなどは、かなりの反応率が取れるんじゃないでしょうか。
「プッシュ(攻め)」+「通販スタイル」がポイントですね。