Amazonとスーパー「ライフ」が協業。メリットやデメリットは

協業するメリット・デメリット

Amazonとスーパー売り上げNO.1の「ライフ」が協業することが決まったとのニュースがありました。

個人的にも、ライフのネットスーパー、つまり、商品デリバリーに登録してみたのですが、注文してすぐに届くことはないんですよね。

1便から9便あたりまで「都度配送」ではなく、定期配送をしていて、それぞれの便に締め切りがあります。

例えば、「翌日の11時~14時に届けてもらいたい。」と思ったなら、当日の9時までに注文を完了しなければいけない。

別にどってことない決まりです。時間制限があるだけなら、ある程度計算できるのですが、実つは、「状況×」というステータスが出ることがあります。「状況x」とは、その便は満席です。ということです。

つまり、翌日11時~14時で届けてもらおうと商品を選んで、いざ申し込みをしようと思ったら、その便は「締め切り」みたいなことがあるわけです。

これ、めちゃくちゃ不便です。

時間をかけて商品を選んで、「よし!これで!届けて!」と思ったら希望の時間帯は満員御礼。「置き配」はなくで直接受け取らないといけないので再度受け取れる時間帯(便)を探して再注文しないといけない。

なんて面倒な!

それなら車で買いに行くわ!

おそらく、このような面倒くさい仕組みが障害になって会員になったものの、注文をすることなく放置しているユーザーもたくさんいるのでしょう。

ライフも鼻息荒くネットスーパー事情を伸ばそうと思ったものの、当初の予定の25%にも満たない達成率で、「どうしたものか!?」と悩んだ結果、もう「他社に頼ろう」という感じでアマゾンと協業する流れになったのでしょう。

そろそろサービスが開始されると思いますが、「アマゾンからライフの商品を注文したなら2時間ほどで届けられる。」的な内容だったと思います。2時間なら、1便2便とかワケのわからない仕組みよりも、はるかに計画は立てやすいかもしれませんね。

そうなると、「もはやスーパーに行かなくなるのでは?」なんて声が出ることもありそうです。

でも、「ショッピングの楽しさ」という観点で見ると、ネットとリアルでは、リアルのほうが断然楽しいと思いませんか?ネットショッピングって何のワクワク感もないんですけど。

自分でネット通販をやっていて言うのもナンですが、ネットショッピングって「楽しい要素」が「ほとんどない」と思うんですよね。

もちろん、通販は通販でも「通常ではないないモノ」や「あっち系のモノ」を買うときはワクワクドキドキしますよ。でも、日常品なり必要な商品を買うときってワクワク度0%です。洗剤買ってワクワク。と、間違ってもないですよね。

だから、「スーパーに買い物に行く楽しさ」を知っている人が、ネット注文100%になることはナイと思いますね(その楽しさを感じない人はネットオンリーになるかもしれませんが。)

余談ですが、個人的には、AmazonよりUber(ウーバー)と協業したほうがもっと利便性あがるのではないか?って思ったんですが・・・

Uber Eatsを使っている人も多いと思いますが、近くのレストランに料理を注文して早ければ15分くらいで届きますからね。出前館で取れるチェーン店系のピザとか寿司とか、待ち時間30分40分が色あせて見えるほどです。

スーパーのデリバリーで、さすがに、「20点の注文を15分で届ける。」のはUberと言え無理でしょうが、1時間は切れるのではないか、と想像します。

「スーパーに注文を出す。」→「最寄りのUber配達員が注文を取る」→「スーパーに行き注文品をピックアップ」→「注文者にお届け。」(自転車や原付で。)

「豆腐、白菜、シイタケ、エノキ、魚介類、水菜・・・」鍋用具材一式くらいなら30分程度で届きそうですよね。

鍋の季節だ。

PS
ライフとアマゾンの協業って、構図は「ネット通販vsネットスーパー」です。一見、敵対関係にあるように見えます。でも、あえて協業することで、停滞した状況(予想した売り上げに達しない状況)を打開しようという試みは良いアイデアだと思いました。

ライフにとっては、アマゾンにシステムを依存してし顧客を取られたり、とかデメリットもそれなりにあるけど、メリットのほうが大きいと考えたらしい?と言われています。



ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。