かつてはショッピングカートのメインスクリプトとして圧倒的な存在感があったCGI(プログラム言語はperl)。
現在は、ショッピングカートCGIはショップサーブやShopifyなどのASP、つまり、クラウドサービスに置き換わってしまいました。
なので、今どき、ショッピングカートCGIを使っている人や企業は皆無。
いや、探せば見つかるかも。
地味に活躍するCGI
ショッピングカートCGIは、もはや過去の長物ですが、それ以外のものに関しては、今でも地味に活躍しているものもあります。
当店で使っているステップメールなどは、2009年からショップサーブのサーバーに放り込んで、故障することもなくメンテナンスフリーで稼働し続けています。
「ステップメール」とかで検索すると有料サービスばかりでてきますからね。
ステップメールCGIなんて無料が当たり前だったのに、今探している人は「有料が当たり前」って思っちゃうんでしょうね。
残念!
「CGIを使えば、ほぼタダなのに!もったない!」と言いたいけど。
CGIが使えると実はお得
実は、ショップサーブに入れているステップメールCGIは買取のプログラム。
確か3万円。
結果、12年使っているわけだから、1年あたり2,500円。
1ヶ月換算では208円。
こんなお得な話ないですよね。
というわけで、現在、予約システムCGIの相見積を取っています。
ちなみに「CGIが使える」とは、「サーバーにアップロードして設定ができる。」という実に簡単なスキル。
プログラミングの知識は一切不要。
CGIの取り扱いは長いですが、プログラム部分はいつみてもチンプンカンプンです。
みんなサブスク狙い
先日、システム開発をしているエンジニアさんとお話する機会があってビジネスモデルを聞きました。
開発言語はC#。
マイクロソフトが開発したプログラミング言語。
C#でウェブ系のシステムを作ってもらうことができるんですが、初期の開発費用で30万円~。
ここまではCGIによるシステム開発と同じ。
でも、プログラマーの狙いは「保守費用」。
その方はサーバー代込で月額3万円~ということでした。
同じ費用で開発してもCGIなら一回ポッキリの買取りで済むのに、それを知らないと毎月高額なサブスクとなってしまいます。
そこに乗せられてたまるかって話です。
もちろん、CGI(perl)ではできず、C#やPhython、PHPではできるって機能がたくさんあるので、システムによりけりですが。
「CGIでiPhone用のアプリを作って欲しい。」などは100%不可能ですね。
以前、「シングル・サインオン(既存のIDとPASSで他のサービスにもログインできる。)」のシステムをCGIで作って欲しいという問い合わせがあったのですが、開発会社に聞いたら「CGIではできない。」と回答をもらいました。
独自開発システムのメリットとデメリット
システムをゼロから作り上げることをスクラッチ開発とかフルスクラッチなどと言いますが、そこにはメリットとデメリットがあります。
メリットは自社オリジナルのシステムなので、かゆいところに手が届く。
CGIで作れば、初期コストこそかかるけど、運用費用は、ほぼ0円(サーバー代だけ)。
デメリットは、カスタマイズしたいときにいちいちお金がかかる。
変な個人エンジニアを使うと、急にいなくなっていたりすることがあって困る。
以前、開発をお願いして納品までされたけど、エラーが出たので「直して欲しい。」と連絡したところ、音沙汰なし・・・
なのである程度の規模のところにお願いするのがマストですね。
あと、独自の仕様なので、困ったときのQ&Aがネット上どこを探しても出てこない。
ID、パスワードを忘れた(メモ)
今回、ステップメールCGIにアクセスしようと思ったらIDとパスワードを完全に失念していました。
このステップメールは一応市販品なんですが、使っている人がかなり少ないようで情報は皆無。
何百というファイルを開いてIDとパスワードが書かれているものを探して、やっと見つけました。
data/log/admin.cgi
ここにIDと暗号化されたパスワードがあったので初期化。(暗号化されたパスではログインできないため。)
初期化の方法は、admin.cgiをローカルに落として空欄にして、サーバーにアップ。
これで初期IDと初期パスワードでログインすることができます。
その後、新しいIDとパスに変更。