公告のキャッチコピーを考える際、物販の場合は、「たらいが50%OFF」とか「2016年流行のたわし」「春夏新作まな板登場」といった、安いとか新しいとか流行だとかいった表面的なことが訴求点になるわけですが、書籍を始め無形のものに関しては、どちらかというと中身に関する内容が多いようです。
例えば、起業したい人にセミナー申し込みページへ誘導する公告キャッチの場合、「起業希望者向けセミナー」「失敗しない起業方法のメルマガ無料」「自己資金30万円からの開業」という感じですね。至って普通のキャッチコピーなのでおそらくクリック率(CTR/Click Through Rate)も普通かと。
そこで、認知的不協和のテクニックを使うともっとクリック率はあがります。認知的不況和とは、簡単に言うと「その人が信じている常識を否定するようなことを見せられたときに『え!?』と、一瞬、心理的に混乱すること。」と言えば良いでしょうか。
この認知的不協和を起こさせるには、常識を否定すれば良いわけです。「女性にモテたければ清潔感が大事。」と言われても、それは常識なので、「そんなことわかってるからクリックしない。」で終了。でも、ここで「モテる男は不潔でチョークサイ」とやってやると、「え?どういうこと?」と心理的な不快感を感じるわけですね。これが認知的不協和。
そこからランディングページに導くわけですが、キャッチコピーでつかみはOK。でも、キャッチの内容とランディングページは整合性がないといけないので、不潔でクサイことがなぜモテるのか納得する説明がないといけない。クリックだけさせておいて、「男は香水だ。商品ラインアップは、レモン、ラベンダー、キンモクセイ、ピーチから。(厠の芳香剤の定番ですね。)」とやってしまうと離脱率が高く、コンバージョン率(CVR/Conversion Rate) も激落ちくん。
ランディングページを作り込んだ後は、申し込みフォームの作りこみ。「入力が面倒くさい」「その説明の意味がわからない。」「支払い方法後払いないの?」など、ユーザーがフォームに入力している間に離脱してしまうような原因を極力排してフォームを作るのがEFO(Entry Form Optimization)。
ちなみに、ショップサーブは、商品ページの自動作成機能以外に自作ページの公開が可能です。「FTPを使ってホームページを作る」あの方法ができます。しかもCGIも使えます(ここ大事)。だから、「この商品は、「認知的不協和のキャッチで売れそうだ。」と思った時は、自作ページを使ってランディングページから申し込みフォームまで装備可能。そしてAdowardsのコンバージョンタグも挿入できるので、CVRの測定もバッチリ。ショップサーブの隠されたメリットです。