ショップサーブ失敗事例!?退店事例5選

失敗事例

通販システムのショップサーブ。無料パンフレットには成功店が紹介されていますし、昨日も、現在出店中の成功ショップ(と言っても有名店ばかり)を紹介しました。

「失敗例というか、退店しちゃった例もいっぱいあるんじゃね?それを教えてくれや~。」という声が聞こえてきたとか聞こえてこなかったとか。

今回は、ショップサーブを退店してしまったお店の事例を、「その後」や原因も考えながら紹介してみたいと思います。

もちろん、退店ショップ名誉のために実名は伏せます。読んだ店主の方は「おれのことじゃね?」なんて思うかもしれませんが・・・できるだけ事実に基づきつつフェイクで行きます。

健康系グッズ販売のお店

健康グッズショップ

まず、本人の例から。現在ショップサーブは1店舗だけで契約していますが、過去には複数で契約していました。

そのうちの1店。健康系グッズを販売するネットショップなんですが、おそらく1年ほどで退店しました。

理由は、単価が安すぎて月額利用料が全部吹き飛ぶレベルだった。

商品全部1000円以下です。当時(2013年稼働2014年退店)、メール便を使って利益の出る販売方法を取っていたものの、固定費をカバーできるほどの売り上げも作れず、赤字を垂れ流して退店することになりました。

商品がメディアで取り上げられた瞬間は、多少売れましたが、競合商品も大量に出回っていて、埋もれるわ底に沈むわで、にっちもさっちもいかなくなりました。

止血のために退店、売れない商品は「失敗商品」として販売も中止した次第です。売れないものを頑張ってもムダですね。

雑貨ショップ

雑貨ショップ

実は、本日現在も稼働している友人のお店。2009年からショップサーブを利用しています。当時は各商品で検索ランキング上位を占めていたので好調でした。

でも、今はというと、売り上げ0円を毎月のように記録しています。それでも、なぜ稼働しているかというと副業だから

本業が別にあるので多少の赤字は本業分でカバーできるわけです(今はないライトコース的なプランで月額5000円くらい)。

それにしても、もはや存在自体無駄と思ったので近々退店させる予定です。

なぜ、売れなくなったか理由ははっきりしています。サイトメンテナンスに手間をかけていないから。

新しい商品があればそれを掲載し古い商品は削除。

これだけしかやってきてないんですよね。ブログを書くわけでもなく、まして、スマホにも対応していない(申し込んだ当時はスマホいらないという判断だった)状態です。

本業が、あくまで中心なので、「ネットに時間がとれないのと、あまり得意ではない。」という理由です。

移転先は決まってませんが、 独自ドメインも無料で対応しているので ベイスが一番無難かなと思っています。無料最強。。。

アパレルショップ

洋服ショップ

さて、ここからは直接関係のないお店の話。ある地方で実店舗を持つアパレル・ショップさんです。本日現在実店舗は稼働中。

2015年に開店したものの、いつまにか退店しています。現在は、ブログのみで情報を更新中。ウェブサイトもかろうじて持っていますね。

実店舗あるあるなんですが、ネットを使う時間が取れないため、まともな通販ショップにまで至らない。というやつだと思います。

なぜなら、実店舗運営ってかなり体と時間がとられますからね。お客さんが来れば接客するし、それ以外でも商品の入荷や棚卸に始まり、掃除もありますから。

そんな中で、 ショップサーブを使って本格的な通販サイトをつくって、広告をだしてやっていく。」というのは、時間的に100%無理でしょう。

アルバイトに店舗を任せられる時間がある場合は、それなりに時間は取れると思いますが、おそらくこのお店さんは一人でやられているのでしょう。

実店店舗のネットショップは無料出店のBASEが基本ですね。そこそこデザインも良いので放置していても放置感があまりないですから。

サプリ、健康食品ショップ

サプリ健康食品ショップ

2016年の出店で退店不明。現在は、アマゾンやau Wowmaで販売中のようです。

これは明らか、集客をプラットフォームに頼った感じですね。ショップサーブだと自前で広告を出していかないといけないけど、アマゾンやモールなどに出せば、宣伝はしなくてもお客さんが集まりますから。

もちろん、どんなお店もお客が集まるとは限りませんが、独自ショップで放置するよりは全然良いですからね。

自社内で広告運用をする人材がいないとか、するつもりも時間もない、そんなパターンでしょうか。

このお店さん、サプリや健康食品のほか家電も扱っています。それも東芝やパナソニック、象印など。素人が仕入れようと思っても難しいメーカーですね。おそらく、しっかりした仕入れルートがあるのでしょう。

ショップサーブが失敗と言うより、出店する場所をミスってしまった、と言う感じでしょうか。

家具・インテリアショップ

家具ショップ

こちらも2016年オープンの家具屋さん。と言っても、調べてみると、自宅マンション開業というか、おそらく副業のネットショップですね。

(最近は、一般の人も商品を購入するとき、企業の所在地を調べることが増えて来たみたいですね。「これ、ふつーのアパートだけで大丈夫?」みたいな。)

現在同店は、ショップサーブを退店して出店無料のヤフーショッピングで稼働中のようです。

商品ラインナップは、ほぼ100%ドロップシッピング。トップセラー(topseller)を中心に、ソファーやテーブル、ベッドなど倉庫から直送してくれるサービスを利用しているようです。(家具系はネットよく売れますよね!街の家具屋さんピンチ!)

ドロップシッピングでショップサーブを使っても間違いじゃないですが、ヤフーのほうがより正解に近いですね。

退店理由は、単純に売り上げに対する固定費(コスト)がかかりすぎ、でしょう。

でも、ドロップシッピングで5年以上もショップ運営しているわけですから、そこそこ収入があるのかもしれませんね。

生き残る店、消える店

2015年~2016年にショップサーブに出店したお店を見ていました。

一番目のお店などは、完全に失敗で影も形もなくなりました。

でも、5年以上経った今でも、そのままショップサーブで運営しているお店もたくさんあるし、売る場所を変えて生き延びているお店もたくさんあります。

そこで2つ気づいたことがあります。

1つ目は商品数。商品数が100以下のお店は生き残っている確率が実に低い印象です。

でも、オンリーワン的な商品を販売するお店は、生き残り率50%という感じでしょうか。オンリーワンをうまくプロディースできたお店は生き残り、うまくマーケティングできなかったお店は、良い商品にもかかわらず消える、そんな感じですね。

2つ目は、店名です。

過去のデータをお店を探すのですが、サブタイトル((例)「おしゃれなシューズのお店」)や、ショップ名がありふれているまったく見つけられない、ということです。

サイトが消えている場合は当然出てこないのですが、ショップ名の付け方って大事だなって思いました。

お客さんの印象にしっかり刻印できるようなサブタイトルやショップ名を付けたいですね。

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。