野口悠紀雄氏が「ビットコインは社会革命だ」とまでおっしゃっているので調べてみることに。
「ビットコインは電子マネー」と言ってしまうと、EdyとかSuica、WAON、PASMOを思い浮かべて、それと同じような仕組みと考えてしまいそうですが、どうやらまったく違うようです。
いわゆる、今の電子マネーは、どこかの企業が元になって運用されているけど、ビットコインはそういうたぐいのものではなく、むしろドルやユーロなどのリアルな通貨に近い感じ。世界共通の通貨で、相場があって常に変動している。ドルは紙幣が存在するけど、ビットコインは電子のみという違い。
「(例)ビット国の中央銀行が発行するビットコイン。」なら、わかりやすいけど、発行元の銀行などが存在しないのも、ビットコインの特徴のようです。
「現行の電子マネーのチャージ分から200円相当をロシアの友人に送りたい。」と思っても不可能。外国への送金は銀行通じて、何千円もの手数料を払ってようやく実現するけど、ビットコインは、例えば、メールに添付して送れる感じ。(←実際は違うけど、そんな感じに理解。)。
だから、200円程度の少額の取引でも、銀行を通じてやる必要なくて、各々が直接やりとりできる。手数料も限りなくゼロ。世界中どこでも、タダ同然の手数料で送金できる。
電子データは簡単にコピーできてしまう点が問題だったけど、ビットコインは、複製できいない仕組みが確立されているとか。例えば、「今、100ビットコインがあるけど、とりあえずコピペで200に増やしておこう。」ということができないらしい。また、その電子コインが本物かどうかという証明も、技術的に可能になっているらしく、偽造なども不可能だとか。
日本では今のところ、ビットコインの話題は鎮静化してるけど、楽天の米子会社のRakuten Super Logisticsが、ビットコイン決済の取り扱いを開始(発表2014/8)、ペイパルやデルなども採用するなど、IT系トップ企業はかなり注目している模様です。