base売上げランキング底辺を行く

base売上げランキング

老舗通販サイトのショップサーブで通販を10年以上(ネット通販は25年)やっています。

月額費用はかかるものの、カード手数料は3%台だし、銀行振込や代引き利用での手数料は0円と、非常にコストは安く、高機能です。

そんなプロフェッショナルなシステムを使っているので、「base(ベイス)みたいなバカ高い手数料で少ない機能の通販システムなんて、とてもじゃないけど使えないわ。」とバカにしていました。

でも、そろそろ、その思い込みも変わってくるのかな?と思い始めています。

サンプルショップに見るbaseの機能

当サイトでも、古くからbase(ベイス)は紹介しています。

「もし、無料ネットショップが良いならbaseだよね~。」と。(今は、個人的にはShopifyオシですけどね。)

そこで、サンプルショップを作って「こんな感じだよ。」と紹介しています。

久々に管理画面を見ると、かなり充実していますね。

おもしろいのが、base利用ユーザーのランキング。

売上げランキングですかね。↓

サンプルショップは売上0を記録し続け20万位。

どれくらいの売上で何位になるのか、ちょっと調べて見たところ、副業でハンドメイド商品を売っている人が1500位~3000位あたりだそうです。

baseのアカウントは160万だそうですので、小遣いレベル以上に売上を作れているのは上位の3,000店くらい、ということで、それ以外は小遣いにもならんくらいのしょぼい売上であることが伺えます。

その率約0.002%。

100%のお店が成功している例

一方、ショップサーブフューチャーショップなどは月額数万円かかりますが、出店している、ほぼ100%の店がしっかり売上を作っています。

というのも、売上げを作れないお店は固定費だけかかるので退店するから。

つまり、契約中の2万店なり3万店は全店舗が、ある意味成功していると言っても良いでしょう。

おそらく、これらの有料サービスはSEOに強いので、検索ユーザーを多数取り込めているのが理由のひとつでしょう。

月額費用の内訳はシステム利用料もありますが、ユーザーは検索結果への親和性にも支払いをしていると言えますね。

ただ、「検索で必ず上位に来る。」とは保証できないので、そこはアピールしていませんが。

普段、プライベートでショッピングする中でショップサーブの店舗のヒット率って本当に高いですからね。

逆にbaseショップは、申し訳ないですが、検索で出てきたことがないですね。

「たまたま知り合った人がbaseを使っていたので注文する。」とか、そんなレベルです。

検索でお客さんを集めたいと思っていてbase(ベイス)を使う人は悲惨なことになるかも知れません。

侮れないアプリダウンロード数700万

しかしながら、検索には弱いであろうbase(ベイス)ですが、アプリのダウンロード数が700万なんですよね。

現在はPay ID – ショッピングと名前が変わっています。

Pay IDとは、アプリにあらかじめ個人情報やクレジットカードを登録しておけば、baseの店舗ならどこでもメアドとパスワードだけでショッピンができる仕組みです。

もし、今後「ショッピングするならbaseだよね~」というユーザーが増えてきたら、WEB検索などは関係なくなるかもしれません。

似た話で、アメリカだと思いますが30歳以上は「Google検索してアマゾンで買う。」率が高いけど、30代以下は、そもそも『「アマゾンでしか検索しない」というデータがある』という話を聞いたことがあります。

実際、日本アマゾンでも、ほんと何でも売っていますからね。

自分のアカウントで注文履歴を見たら、過去30日で44件の注文していましたね・・・(浪費癖)

なので、スーパーやホームセンター、ロフトやショッピングモールなども行く必要がなくなってきました。

ただ、baseのアプリが700万ダウンロードと言っても、ネットショップで利用しているユーザーのほんど(160万)がダウンロードしていると考えると、一般消費者のダウンロード数は500万強、という感じでしょうか。

「そうだ、ショッピングしよう。」とbaseのアプリを開くような人は一人も知らないですけどね。

baseに乗り換える日は来るのか?

今、利用しているショップサーブからbase(ベイス)に乗り換えたとしたら手数料でかなり損します。

また、base(ベイス)は顧客管理機能が弱いので、めちゃくちゃ困ると思います。

ショップサーブの顧客管理システムは完璧ですからね。

「かゆいところに手が届く」とは、まさにこのこと。

ショップサーブのCRM

でも、base(ベイス)を使う消費者が増え、手数料も下がってCRM機能も充実したら、何の迷いもなく乗り換えるかも知れないですね。

逆に、現在売上上位の100店舗ぐらいは、おそらく年商3000万とか5000万あたりは、ふつうにありそです。

そういったお店がショップサーブに乗り換えると、かなりコストを削減できると思うんですけどね。

例えば、年商3,000万円としたら:

base手数料:1980,000
ショップサーブ手数料:1,102,500
(※すべてカード決済として)

約90万円も削減できることになりますね。

90万はでかいでしょう。

年商3,000万円あるのに90万円の無駄を無視するって、そのコスト意識ちょっと信じられないですけどね。

準備中のTシャツショップ

個人的にbase(ベイス)で気に入っているのはTシャツが簡単に販売できる点です。

Club-TやUp-Tなどと連携していて、それらのサイトでデザインしたTシャツをbaseのネットショップで販売できるんです。

これは楽しいですよね。

昔なら、

(1)シルクプリントでTシャツを作って仕入れる。

(2)ネットショップを作る。

(3)写真を取ってネットショップに掲載していく。

の3ステップでしたが、baseを使ったなら1ストップで、できちゃうんです。

そんなわけでTシャツショップを開店したい!」と3年、いや、もっと前から構想だけを持って、未だに開店できていません。

ショップサーブで出している通販サイトは全然ヒマなので、できるはずなんですが、ヒマをすることに忙しすぎてなかなか進んでいません。

2022年の夏こそはオリジナルTシャツのネットショップをオープンしたいと思います。(無理じゃね?)

ABOUTこの記事をかいた人

ゆるい起業家。ECや飲食、コンサル、投資*などをいろいろやってます。座右の銘は「のらりくらり」。*マルチやネットワークではない。まっとうな投資。