「アマゾンにやらてちゃって・・・」といったネットショップオーナーの嘆きを聞くことも増えてきました。ひどい場合は、「うちが仕入れてるメーカーさんがさ、うちに卸す価格以下で販売を始めちゃったんだよね。逆立ちしても勝てないよ。オワコンだ・・・(泣)」
小売店としてメーカーと、10年20年とお付き合いし信頼関係を築いて来たはずですが、メーカーも、小売店が戦力にならないとなると、さすがに、背に腹は代えられないのでしょう。
小売店を潰すために直売を始めたのではなくて、やむを得ないから直売に乗り出しているケースが大半ではないかと思います。
もはや、「メーカーから仕入れてネット販売、というビジネスモデルは行き詰まったのか!?」とも思いますが、これが「新商品」となると、そうでもないような気がします。
有名メーカーが新商品を出せばマーケティング力もあるので、販売には苦労しないと思いますが、「無名メーカーの新商品」あるは、「世間にまったく認知されていない商品」の場合は、「アマゾンに載せたからすぐに売れる」とは行かないのではないでしょうか。商品自体が世間に認知されていない場合は、検索もされないからアマゾンに出品したところで売れるワケもなく。
そこは、ショップサーブなどで販売サイト(本店サイト)を立ち上げて、SNSやリスティング広告など、地道な?宣伝活動して初めて売れるってもんじゃないでしょうか。そうじゃなきゃ、ASPの存在意義がないですもんね。
実際、あるメーカーさんが、とっても良い商品を開発してすぐにアマゾンで販売を始めたのですが(自社販売サイトなし)、、、売れてる様子がないな。。と思っていた矢先、該当商品は消える・・・(←おそらく売れなさすぎて製造中止パターン)。
この商品は、そのメーカーさんにっとっては、ちょっと畑違いの商品です。本業では実績がありますが、違うマーケットにローンチする商品ですから、「アマゾンに出すだけ」では無理なのも当然と言えば当然かも知れません。
かと言って、社内に一からマーケティングできるような人もいるわけでもなく、外部からマーケッターを招集する発想もなければ製造中止も仕方ないのかも。ちょっと残念ですが。
そんなわけで、迷言。
「何でもかんでもアマゾンに出せば売れるわけではない。認知されていない新商品は自社でマーケティングせよ。本店サイトから。」
こんな感じでどうしょうか。