ネットショップを開店して1~2年は毎日のようにアクセス解析を見てました。何人の訪問があったのか、どのようなキーワードで訪問されたのか、など。
10年以上経って、Googleアナリティクスを始め、アクセス解析はかなり高度化したわけですが、それを使うほうは、いまいち進化してないんですよね。
本当は、アクセス数などの基本的なところはマスターしたうえで、LPOだのEFOだのを行いながら、A/Bテストも行い、コンバージョン率を高めていくのが本業のはずが、どうも脳が拒否反応を起こしてしまいます。
だからと言って、基本的なところだけでダメかというと、それで全然やっていけてるわけなんで、LPOだのEFOなど、高度なことはいらないだろう、という結論に至りました。
そこで、ネットショップ運営者が押さえるべきアクセス解析のポイントを、基本的な専門用語も入れながら、おさらいです。
(1)アクセス数
何人の訪問数だったのか。今は、セッション数と呼ばれることも。ページビュー(何ページ閲覧されたか)というのと、ユニーク・ビジター(ユーザー)(何人の人が来たか)という2つの内容に分けられています。セッションとは、あるお客さんが訪問してから退出するまでの一連の行動のこと。
(2)リンク元
「どの検索エンジンからやってきたか。」「どこのサイトからやってきたか。」といった、訪問してきたお客さんが直前にどこにいたかわかります。検索エンジンなら検索してきたということがわかりますが、中には知恵袋で紹介されていたりmixiなどで話題にされいたり。
(3)キーワード
主に検索エンジンからご来店の場合は、どのようなキーワードで検索されたかがわかります。思い通りの見込み客が集められているかというチェックにもなりますし、関係ないキーワードで訪問したのに、購入に至っているお客さんがいたり。
(4)ランディングページ
日本語で言うなら入り口ページ。ネットショップにはトップページがありますが、お客さんは必ずしもトップページから入ってくるとは限らず、商品ページから入ってきたり、ブログから入ってきたり。中には特定商取引法のページから入ってくることも。
(5)離脱(出口)ページ
お客さんが入ってきベージに対して出て行ったページのこと。これが、「ご注文ありがとうございました。」のページならありがたいのですが、離脱ページで課題になるのは、購入に至らず途中で出て行ったお客さん・・・なぜ帰ったの?
(6)直帰率
1ページだけ見て帰ってしまう率。当サイトでは、「年商とは?月商とは?年収とは?」の直帰率が92%もあります。100人が訪問しても92人はこのページだけ見てどこかへ行ってしまうと言うことです。見込み客をこの割合で逃していると、おそらく改善すべき箇所が満載のはずです。
(7)コンバージョン率
成約率のこと。100人の訪問(100のセッション数)があって1件注文が入った場合、コンバージョン率は1%。1000セッションで1件なら0.1%。正確なコンバージョン率を測るためには、注文完了ページにも解析タグ(トラッキングコード)を仕込んでおく必要があります。
(8)行動フロー
トレースという言葉を使うこともありますが、訪問者がどこのページから入ってきて、どのようにページを移動して、それぞれのページにはどれくらい滞在したのかがわかります。ユーザーの行動が手に取るようにわかるので、こちらのシナリオ通り行動してくれているかチェックするなどに活用できます。
これくらいの基礎だけ知っていれば十分じゃないでしょうかね。