ABテストとは?
わかりやすく言うと、Aパターン、Bパターンの商品ページを用意して、どちらがお客さんの支持を得られるか?をテストすることです。
Aパターン:クマ
Bパターン:サル
この2つのパターンを用意して、閲覧したお客さんは「はたしてどちらに多く反応(注文)したのか?」をテストします。
結果的に「サル」のほうが注文率が高いとわかったら「クマ・パターン」は却下して「サルパターン」で販売していくことを選択します。
なぜ、こんなテストをするかというと、ネット販売においては、往々にして販売者視点と購入者視点のズレがあるからです。販売者は「これが良い!」と思ってアピールしますが購入者にとってはさほど魅力的に感じないというズレがあるからです。
屋号の話(参考:失敗しない屋号の決め方)と同じです。
自分は、これが「かっこいい!」」とか「おしゃれ!」「売れる!」とか思ってネーミングするのですが、買う側のお客様は、そんなことを「求めていない」「響かない」ことがほとんどです。
ABテストは、ターゲットがどんなキャッチコピーやアイキャッチ画像に良い反応するかをテストするためのツールです。
ABテストツールを提供している企業はいろいろありますが、ECサイトにおいてはショップサーブが、とっても使いやすいです。
サービス名は「Eストアーコンペア」(なんで、こんなわかりにくいネーミングにするのでしょうか!?「ショップサーブABテストツール」で良いじゃないですか。「コンペア」って。英語が分かる人にはわかりますが、わからない人にはちんぷんかんぷんですよ。どのレベルのお客さんを見ているのでしょうか?)
さて、このショップサーブのABテストツールですが、初期費用10,000円、月額20,000円、さらにセッション数に応じて課金というシステムになっています。
正直、使いやすいとは言え、いきなり、そんな料金を取るのはどうかと思いますね。
というのもABテストに相性のよい商材、お店、ジャンルってのがあります。それを確かめるためのトライアル期間(無料おためし)があっても良いと思います。いや、あって当然でしょう。
いきなり取るのは、販売者視点しかありません!
つまりユーザー視点無視。
今の時代、そんな一方的なサービスの提供方法は無理があると思います。
「提供企業側だけが得をする。」というのは企業側の歪貯金です。Win-Winという陳腐な言葉がありますが、何を提供するにしても、最低限、ウィンウィンを中心に考えないと、結局ツケを払うことになると思いますが、どうでしょうか。