オリジナルTシャツを自作してネット販売したい!
楽しそうでしょ?
楽しいんですよ!(^o^)。
シルクプリントもオンデマンド型(インクジェット)のドロップシッピングも、どちらも、やってきましたが楽しいです。(メイン事業じゃないレベルで。)
「Tシャツ販売って、どうやってやるの?」という疑問に、知っている範囲でまじめに答えます。
2021年現在、オリジナルTシャツを製作する方法は7つほどあります。(当サイト調べ)
お金のかからない方法からお金のかかる方法まで・・・
0円で始められる方法から初期投資100万~500万円くらいで始める方法までいろいろです。
あなたにとって最適の方法が見つかることを祈ります。
オンラインサービス(副業派はマスト!)
「在庫なんて抱えたくない。ノーリスクでなきゃヤダ。」
「やりたい気持ちはあるけど資金面も行動面もちょっと消極的。」
そんな方にピッタリのオンデマンド(注文後印刷)、ドロップシッピング方式(お客さんに直接送ってくれる)
デザイン(写真やイラスト)をウェブ上で入稿(アップロード)して、ネットショップに合成画像のTシャツ・デザインを並べて販売することができます。
・printful(中級者向け)
・base(ベイス)(+Up-T)★一番おすすめ
・T-Shirts Trinity
・Up-T
・Suzuri
・PixivFACTORY
などなど。
あまりにお手軽すぎてやっている人は腐るほどいます。
よほど「光るもの」がないと、完全に埋もれてなかなか売れません。
私は10年以上前に、Tシャツトリニティーを使はじめて過去3年間で2枚も!?売れました。
一切宣伝しなくて2枚ですから、1万アイテムくらい作るともっと売れるでしょう。
最近は、Up-TやPrintfulでオリジナルTシャツを作っています。
ちなみに、無料ネットショップサービスのBASE株式会社はおなじみですが、このサービスを使えば、ClubTブランドではなく、自分オリジナルブランドとしてTシャツを販売することができます。
ClubTそのものは、めちゃくちゃ使いにくいのでおすすめしないです。
base(ベイス)からのほうがやりやすいです。
ただし、baseを使うと高額な手数料(6.6%+40円)がかかるので、赤字にならないよう注意しましょう。
売価を安く設定しすぎると利益は薄くなります。
ドロップシッピングのメリット・デメリット
オンデマンド&ドロップシッピングのTシャツプリントサービスのメリットは、なんと言っても画像入稿だけで済むという点。
プリントも発送もやってくれるので販売者はデザインを作るだけで済みます。
まさに副業向けですね。
デメリットはなんと言っても利益率が低いということ。
baseのTシャツ原価が高すぎにも書きましたが、普通にやっちゃうと1枚売れて数百円というレベルになってしまいます。
以前、シルクプリントでオリジナルTシャツを販売したときは、300枚くらい一気に業者に頼んだのですが原価は900円くらい。
そして売価が4,000円だったので1枚あたりの利益は3200円です。全部売り切って約100万円の利益になりました。
本業がネット通販なので社内に在庫をして売れたTシャツは梱包して発送しました。
シルクスクリーン印刷業者(原価を安くしたい場合)
昔ながらの方法です。イラストレーターなどでデザインだけ用意して、シルクスクリーン印刷専門の業者に持ち込んで作ります。
例えば、このような業者を利用します。http://originalprint.jp/tshirts/。
ベースの無地Tシャツを選んでプリント位置を決めます。
その後、データを入稿して完成を待つ。
メリットは機材を揃える必要がない点とクオリティーの高いシルクスクリーン印刷であること。
また、1枚から依頼することができるので小さく始めたい方には低いハードルなので良いでしょう。
印刷業者利用のメリット・デメリット
シルク印刷業者を利用するメリットは、 クオリティーの高い仕上がり。
また、数量を頼めば1枚あたりの原価をどんどん安くできる点。
例えば、IMシルクスクリーンで生地GILDANのホワイトを選んで胸に1色プリント。
1枚だけだと、2,500円ですが、10枚作れば1枚あたり730円になります。
デメリットは、やはり在庫をもつということと、発送業務が発生するということ。
もちろん、アマゾンに在庫を預けてしまえばドロップシッピング化ができますが、販売方法としては通販の上級レベルです。
シルクスクリーン印刷機材を導入
これは個人で小さくスタートするには、あまりにコストがかかりすぎる方法です。
でも、「オリジナルTシャツはドカンと行きたい!」なんて場合は、自前でシルクスクリーン印刷ができる機器を導入する方法があります。
シルクプリントの機材の基本セットは以下の通り。
(A)手動機
(B)プレス機
(C)製版機
(D)インク
安い場合は150万円~。
320万、500万というコースもあります。
150万円のパッケージなら設置スペースは12平米くらいからです。12平米(畳8畳弱)です。
例えば、株式会社トーヨーコーポレーション(http://www.toyoc.co.jp/)が、そういったシルク印刷の機材をパッケージにして販売しています。
同社のホームページを見ると、とても個人で取引できそうにないイメージですが、個人でも「機材を導入してビジネスを始めたい。」という方は問い合わせて見てください。喜んで話を聞いてくれます。
ガーメントプリンターを導入
ガーメントプリンター(http://www.brother.co.jp/product/garment/)は、イラストレーターで作ったデザインをそのままインクジェットプリンターで印刷してしまうことができるプリンターです。
はっきり言ってでかいです。
一人では運べません。
メリットは、シルクスクリーン印刷のようにねっとりインクじゃなく、カートリッジのインクを使うので精密な印刷が可能(め、メリットと言えるか・・・)
デメリットとしては、印刷クオリティーがシルクプリントや熱転写の質には及びません。
例えば、黒Tに白の印刷を比べるとよくわかります。
シルクの場合は「白」はハッキリ出ますが、インクジェットの場合、ちょっと背景の黒がじゃっかん出てしまって「白!」と言うには、じゃっかん不安がある感じです。
精密な機械なので保守でもコストがかかります。
また、プリンター本体の価格も150万前後と、決してお手軽ではないので、じっくり検討さると良いですね。
※エプソン製のガーメントプリンターもあります。
そして、2020年2月の東京インターナショナルギフトショーでは、コンパクトなガーメントプリンターも登場してましたね。
チェックし忘れてしまいましたが、おそらくリコーのやつかと思います。
https://www.ricoh.co.jp/garment/ri-100/
熱転写機材を導入
アイロンで白Tシャツに熱転写する用紙が売られているので使ったことがあかもしれませんね。
アイロンの業務バージョンです。
ステップ1.デザインデータを専用のA3カラーレーザープリンターで印刷。
ステップ2.印刷面をカッティングマシンで切り出します。
ステップ3.高圧熱プレス機にTシャツとカットされて熱転写用紙を入れてプシューッとプレスします。
シルク印刷よりもスピーディーにハイクオリティーなプリントTシャツができます。
しかも、印刷面はしっかり生地に馴染むので、何回洗濯しても劣化することがありません。
綿、ポリ、ナイロン、そして木にまでプリントできるのでTシャツ以外の商品開発も可能です。
こんなデザインは好みではないですが・・・。
でも、イラストで作ったデザインがそのまま転写できるというのがポイントです。
はっきりくっきりしたデザインもバッチリ貼り付けられますし、古びたビンテージ風のイラストも、そのまま表現できます。
機材は(A)高圧熱プレス機(B)A3カラーレーザー(C)カッティングマシンの3点セットで約76万円です。内訳は、(A)プレス機29.5万円(B)レーザープリンタ19.8万円(C)カッティングマシン27万円です。
同社(パイオテック社)では実演会を開催しているようなのでお近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
自作シルクスクリーン(楽しい!)
Tシャツと言えば「シルクスクリーン」。
これまでは設備を整えている業者だけの技術でしたが、なんと今では、家庭でもできるようになりました!
100均で買った材料で無地のTシャツにプリントする方法を解説してくれているサイトもあります。
100均以外でも「シルクスクリーン印刷キット」のようなものも販売されています。
こんなの↓DIY感覚で楽しめそう。
また、東京や大阪にしかありませんが、印刷屋さんの工房に出向いて必要な材料を買ったり機材を借りたりして、無地のTシャツにオリジナルプリントができるところもあります。
印刷屋さんの工房では、インクはもちろん、無地のTシャツやトートバッグなど、印刷できる無地のグッズも販売されています。持ち込みも可。
広い作業テーブルやインクを洗うための水道付きシンク、乾燥のためのドライヤーやアイロンプレス機なども無料で使えます。(トイレもあります。)
大阪と東京豊島区にあります。
いろいろ料金はかかるのですが、時間制限がないので(今のところ)、慣れてきたら大量に印刷してコストを下げることもできます。
「自分の手で印刷したい!」って人にはとても向いていると思いますよ。
手作業のシルクプリント印刷は「失敗した!」とかもありますし、ベース生地の色によって、カラーの乗りぐあいも違ってきます。
よって、きれいに印刷できるようコツをつかむまで10枚くらいは練習したほうが良いと思います。
力の入れ加減とか結構難しい部分があるんですよね。コツをつかめば楽しくなると思いますよ。
ちなみに、この印刷屋さんは、本格的なシルクスクリーンが家庭でできるキットも販売しています。
7000円と高額ですが、ガチのシルクスクリーンプリントができます。
繰り返しておきますが、きれいにプリントできるようになるまで練習が必要です。
非常識な自作オリジナルTシャツ
Tシャツにプリントする方法は、シルクプリントや熱転写、インクジェットプリンターで印刷など、いろいろあります。
しかし、「もっと簡単な方法はないか?」と考えてみると意外な方法もあるものです。
それは、ペンキ。
ホームセンターなどで販売されているDIY用のペンキでイラストなどを描くという方法。
ペンキは一度服について乾くと洗ってもこすっても取れません。
それを逆手にとってTシャツにペイントするという方法です。
現在のところ、あまりポピュラーじゃないようですが、アーティスト系の人ならこのやり方もアリでしょう。
なんと言っても安い。
ペンキメーカーも、まさかオリジナルTシャツ用に使われているとは夢にも思わないでしょう。
なお、ペンキは刷毛で塗る方法以外、スポンジを使って薄く生地に乗せる方法などもあるので、版を作らないといけないシルクプリントよりも短時間で仕上がる可能性がありますね。
スプレーを使うなんて方法もあるかもしれないですね。
ユニクロがオリジナルT作成アプリ
多くの人は「Tシャツを販売したい。」と思ったとき、在庫や発送などの面倒くささを避けて、オンラインのデマンドサービスを使うでしょう。
TシャツトリニティーやClubTなんかですね。デザインをアップするだけでTシャツ屋ができるわけですから。(売れるかどうかは、また別の話ですけどね!)
それは、ユニクロのオンデマンドTシャツ販売アプリです。
自分自身のオリジナルTシャツを作って買えるし、販売もすることができます。
UTmeというサービスです。
なんと!アプリだけで入稿が完結してしまいます。
ただ、それは、別に技術的な問題なので、他社でも真似できます。
本当にヤバイのは、ユニクロが世界的な企業ということです。
だから、あなたのデザインしたTシャツが世界規模で見られる可能性、あるいは、世界的にヒットする可能性も秘めているワケです。
ただ、1点あたりの報酬は300円としょぼいので、それなりにヒットしないと良い報酬にはならなさそうですが。
でも、中国(人口13億)で、たかが100万人(3億円)が買った!なんてことになると、、、、夢は膨らみますね!
※現在のところ、パソコンからの入稿はできない。スマホだけなので、水平や垂直を意識するデザインがやりにくいね・・・
オリジナルTシャツ販売時の注意点
アマゾンで何か注文すると、早ければ当日(最近はないか)や翌日に届くじゃないですか。
とにかく注文から受け取りが短期間。
でも、上記のTシャツ・トリニティーやClub-Tとかは「オンデマンド」だから、注文を受けてから製造に入るわけです。
だから、翌日にお届けとか100%無理。
今年は、プライベート用に1枚注文したけど、夏前だけあって届くまでに2週間もかかっちゃいましたよ。
絶望的な遅さだわな・・・
夏も終わりに、、ってときに注文したら、「届く頃にはこたつに入ってるぜ。」みたいな。
オンデマンドは納期が予想以上に遅いって点をお忘れなく。
あと、他人の著作権を侵害しないってのもしっかり意識したい点です。
とくに、パロディーTシャツなどはおもしろいですが、本家に怒られる場合もあるので、あまり大々的にやらないほうが良いでしょう。
いきなりステーキさん、コロナ騒ぎでガチ不振です。社長の逆鱗に触れないことを祈ります。(-人-)
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